耳垢がベタベタして湿っている!掃除のやり方に問題あり?
耳掃除をすると、耳垢が出てきますが耳垢にもカサカサした乾燥ぎみのものとベタベタしていて湿っているような感じの物があります。
ベタベタしていると言っても、ちょっと湿気ている程度であったり、粘着質な耳垢の場合もあります。
いずれにしても、耳垢がベタベタしていると、なんだかいい気分ではありません。
この記事では、そんな湿ったベタベタした耳垢についてお伝えしていきます。
目次
耳垢が湿っている原因は?
耳垢は、元々は乾燥しているイメージがあります。しかし、いざ耳垢を見てみるとベタベタしている場合には、原因がありそうです。
体質によるもの(遺伝)
耳垢が湿っているのは、生まれつきであるともいわれます。耳垢が湿ること自体が生まれつきというわけではなく、耳の穴の中にある汗腺の数が生まれた時に決まるために、耳垢が湿っている人は生まれつきのものだと言われるのです。
この汗腺は、遺伝的要素が強いために、両親や祖父母などの親族の誰かが、耳垢が湿っているような場合は、特に遺伝によるものだと考えられます。
人種的にも差があるようで、日本人は全人口の1割強の人たちが、遺伝的に耳垢が湿っているとされています。
ともすれば反対に、黒人や白人の人たちは9割以上の人が、耳垢が湿っていると言えます。
このように、耳垢が湿るのは汗腺から出る汗によるためだと考えることが出来ます。
関連記事:耳が脂っぽいのはなぜ?4つの原因と簡単な対処法を解説!
スポンサーリンク
食生活
食生活が脂分の多い食事だと、耳垢が湿ると言われます。この理由も、汗腺からでる汗が原因となっています。
例えば脂っこい食事ばかりしている人は、汗がベタベタします。
これは耳の中にある汗腺も同様にベタベタとした汗が出ます。
そのベタベタとした汗に、カサカサの耳垢がくっついて混ざることにより、耳垢自体がベタベタとしてしまうのです。
関連記事:耳から水っぽい汁が出て臭い!耳垂れの原因と対処法を解説!
耳が湿気ている(イヤホンや耳栓の使用)
耳垢が湿ってしまう原因として、耳の中に湿気がこもってしまっていることが挙げられます。長時間イヤホンなどを外さずにつけたままにしていたり、睡眠時に朝までずっと耳栓をつけていたりすると、外したとき耳の中がベタベタしているような感じがしませんか。
まさにイヤホンや耳栓を長時間使用すると、耳の中で汗や皮脂が流れ出ずにとどまり、耳の中が湿気てしまいます。
すると、耳垢は当然湿気て柔らかくなり、べたついてしまいます。
耳掃除のやりすぎで湿ってしまう
耳掃除をし過ぎることはよくないと聞いたことがありますか?本来、耳垢は自然と耳の外に出てくる仕組みとなっていますので、そんなに頻繁に耳掃除を行う必要はありません。
しかし、耳掃除は気持ちがいいので、ついつい毎日のように行ってしまいがちです。
そんな耳掃除ですが、頻繁に行っていると、耳の中を守るはずの皮脂が少なくなって、どんどん皮脂が分泌されたり、耳掃除の際に傷付いた耳の中の小さな傷を修復しようとして、皮脂をたくさん分泌します。
すると、いつもより多く皮脂が分泌されている状態ですので、耳の中はベタベタになりやすくなります。
そしてそこに耳垢が混ざり、湿った耳垢が出てくるのです。
関連記事:耳から出る黒い塊や汁の正体は?気を付けたいを3つ紹介!
スポンサーリンク
耳垢が湿っている場合の掃除方法ってあるの?
耳垢が湿っているときに、頑張って何度も耳掃除をすると逆効果になりそうです。適切な耳掃除を行うことで、耳垢が湿らなくなりそうです。
耳かきより綿棒を使用する
耳垢が湿っている場合は、耳かきよりも綿棒を使用しましょう。というのも、耳垢が乾燥している状態であれば、綿棒よりも耳かきで取り除く方が良いですが、湿っている耳垢は、ベタベタしていて耳かきでは綺麗に取り除くことができません。
そのため、綿棒を使って優しく湿っている耳垢を、耳の中の水分と一緒に取り除くことが最適です。
この際の注意点としては、綿棒は奥まで入れないことと、強く耳の中を刺激しないことです。
耳の中を綿棒や耳かきなどで触っていると、ついつい強く刺激してしまいます。
しかし、強く刺激すると耳の中はとても繊細であるために、簡単に傷付いてしまいます。
優しく手前の部分だけを掃除するよう心がけましょう。
どうしても耳の奥が気になるという人は、耳鼻咽喉科などで耳掃除をしてもらえたり、耳の中をチェックしてくれます。
関連記事:耳から変な音がする!ガサガサやゴソゴソする原因は?
スポンサーリンク
耳掃除の頻度に気を付ける
どうしても気を付けたいのが、耳掃除の頻度です。耳掃除は、毎日行う人や、一週間に一度程度で行う人、ついに一度程度行う人、様々です。
この中でベストな頻度は、月に一度のペースの耳掃除です。
耳垢は、前述したように自然と耳の外へと出てきます。
時には耳の奥底で固まってしまうこともあるかもしれませんが、ほとんどの場合は自然と外側へ出てくるような仕組みになっています。
そのため、月に一度程度、軽く耳掃除を行うだけで十分に耳の中は綺麗になっているのです。
頻繁に耳掃除を行うと、耳の中を傷付けてしまうリスクが高まったり、余計に耳垢が溜まりやすくなったりします。
そのため、耳掃除は月に一度ペースで軽く行うことが望ましいです。
関連記事:耳から臭い汁が出るのはなぜ?原因や対処法は?
まとめ
耳掃除は、一度すると気持ちよくて止められないものです。しかし耳垢が湿っている場合は、特に耳掃除の方法に気を付けたいですし、耳に異常が見つかれば耳が聞こえにくくなったり、病院で手術などを行う可能性も出てきます。
耳の病気になると、鼻もかめないなどの弊害がありますし、出来るだけ耳は常に健康にしていたいです。
スポンサーリンク