ほくろがかゆい原因は皮膚がん?気を付けたい病気と症状を解説!

ほくろがかゆい原因は皮膚がん?気を付けたい病気と症状を解説!

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体の至る場所にできるほくろ、目立つところにできてしまって消したい、と思う人もいればチャームポイントとして気に入っている人もいます。


いつの間にか気付けば数が増えていた、なんてこともありますが、そんなほくろについて掘り下げてみましょう。

例えば、ほくろがかゆくなったとき、それは一体どういう理由が考えられるのでしょうか。

皮膚がんやその他の病気の症状についても解説していきます。

ほくろにまつわる病気と見分け方

ほくろはそもそも「色素性母斑(しきそせいぼはん)」あるいは「母斑細胞母斑」とも呼ばれる良性腫瘍です。


誰もがもつ普通のほくろであれば問題ありませんが、稀に悪性のほくろができることもあります。

これからほくろにまつわる病気、そして良性との見分け方を解説していきます。

メラノーマ

別名、悪性黒色腫と言い、メラノサイトという皮膚の色素細胞ががん化して生じる皮膚がんです。


ほくろととてもよく似ていますが、色が黒く、かゆみを伴います

足の裏に出来ることが多く、放置してしまうと皮膚だけではなく、さらにその奥までがんが転移してしまう恐れがあります。

進行がとても速いため、早期発見早期治療が望まれます。


ほくろとの違いはかゆみを伴うこと、そして普通のほくろよりも大きく急激に成長します。


また、真ん中がへこんでいたり、いびつなかたちをしていたり、色がまだらであるものはメラノーマである可能性が高いため、急ぎ皮膚科で診てもらうようにしましょう。

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老人性血管腫

皮膚の中に毛細血管が増えることで発症する老人性血管腫というものがあります。

健康に影響はなく、症状は赤っぽいかゆみのあるほくろができるだけで、治療もレーザー治療によって取り除くことができます。

年を重ねるごとに発症しやすくなり、30代で発症することもあります。



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基底細胞がん

皮膚がんの一種ですが、皮膚がんの中でも一番発症数が多いとされています。

普通のほくろと比べて青黒いことと、蝋(ワックス)のような光沢が見られることが特徴です。


まぶたや唇、鼻など、顔に出来ることが多い分、見つけやすいので最近になって顔に青黒いほくろが現れたという人は気を付けてください。

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皮膚がんの原因

見た目は似ていても皮膚の色素細胞であるメラニンが原因と言われるほくろと違い、皮膚がんは一体何が原因で引き起こされてしまうのでしょうか。

身近に潜むその原因を調べました。

紫外線

日光を浴びることは健康に生活していく上で必要な事ですが、日光に含まれる紫外線を浴びすぎてしまうと皮膚がんになる可能性があります。

紫外線は遺伝子を傷付けてしまうことがあり、これによって皮膚がんの発症が促されてしまう恐れがあります。

紫外線の強い夏場や晴れの日には日焼け止めクリームや日傘、帽子などで対策をしておきましょう。

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メラニン不足

皮膚の色素細胞であるメラニンには紫外線から肌を守る能力があります。

生まれつき肌の白い人や白人の人はこのメラニンが少ないため紫外線を吸収しきれずに皮膚や遺伝子にダメージを残してしまいます。


日本人に多いとされる黄色人種の肌はある程度メラニンが携わっていますが、強すぎる紫外線や長時間紫外線に当たる場合は紫外線対策をするなど注意が必要です。



関連記事:ほくろが痛い!突起している場合は病気の可能性がある?

皮膚への刺激

足裏にできやすいとされているメラノーマもこれが原因となるものが多いです。

立ったり歩いたりするだけで圧迫や刺激を受ける足裏の皮膚はもちろん、下着などの衣類による締め付けが強い部分の皮膚にも注意が必要です。



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まとめ

見た目がほくろとそっくりである分、素人目にはわかりにくい皮膚の病気がたくさんあります。

もしかしてと、不安なときはすぐにでも皮膚科で診てもらうと良いでしょう。

また、入浴のときや着替えのときは普段見ないところもチェックして最近急に大きくなったほくろがないかどうか確認してみましょう。


かゆみを伴うほくろは病気のサインかもしれません。

あのときちゃんと病院で診てもらえば良かった、とならないように早めに対処するよう心がけましょう。



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