夜になると鼻血がでる子供は病気?原因について徹底解説!
子供が、なぜか夜になると鼻血がでるといったことを耳にしたり、朝起きたら子供の鼻の周りに黒い塊が付いていたなど経験ありませんか?
この記事では、鼻血がでる原因や病気、そして対処法を解説していきます。夜になると鼻血が出てしまう子供の症状にお役立てください。
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目次
鼻血が出る原因は?
鼻血は鼻からの出血であり、鼻出血とも呼ばれ、局所的誘因と全身的誘因の場合ではその原因が違ってきます。局所の原因
鼻いじりや気圧の変化による鼻の外傷、動植物、無生物、鼻石などの異物、細菌性やウイルス性の急性・慢性鼻炎や副鼻腔炎などの炎症、良性や悪性の腫瘍鼻、副鼻腔、鼻咽頭、アデノイド、副鼻腔や上咽頭の手術の影響などがあります。全身性の原因
高血圧、動脈硬化、慢性腎炎妊娠、興奮などによる動脈圧の上昇、静脈圧の上昇心臓疾患肺疾患(百日咳や肺炎を含む)血液や血管疾患(白血病、血友病、紫斑病、貧血など)ビタミンCやビタミンK欠乏、重症肝疾患 内分泌疾患、代償性月経などがあります。しかし、これら以外にも原因がまったくわからない、特発性出血であることも少なくありません。
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子供が夜に鼻血を出す原因
では、タイトルにもある、夜になると子どもが鼻血を出すの原因について考えていきたいと思います。まず、子供は大人と比べて鼻の粘膜が弱いです。
そのため、直接鼻をいじったりしなくても、ちょっとした刺激で血管が傷つき、鼻血が出ます。
鼻の中側の血管が密集している粘膜をキーゼルバッハ部位といい、鼻血は左右の鼻の穴を分けている部分にあるキーゼルバッハ部位から出ます。
キーゼルバッハ部位は毛細血管が集中しているだけでなく、表面の粘膜も薄くなっているので些細な衝撃でも出血してしまうデリケートな部分です。
風邪やアレルギーがあると鼻の粘膜が弱くなり、ちょっとした外力で出血します。
一般的に子どもの鼻血が出る原因で多いのは鼻いじり、のぼせ、泣く、驚く、などが多い原因だと考えられます。
しかし、体質によるものも考えられ、のぼせや泣く、驚くなどの原因が必ずとも限りません。
一度、鼻血を出した部分は完全に治るまでに何かの刺激で繰り返し頻繁に鼻血を出します。
他にも考えられるのはアレルギー性鼻炎があります。
上記にも一般的な鼻血が出やすい原因を表記しましたが、鼻炎持ちの人が鼻血を出す特徴は、就寝中に鼻血を出すことが多いです。
また、就寝中は体温が上がり血管が膨張しやすくなります。
鼻炎で鼻に負担が掛かると、寝返りなどの些細な刺激で出血してしまうのです。
他にも、30分以上大量の鼻血が止まらなくなったり、嘔吐や血便の症状がある場合は要注意です。
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鼻血が出たときの対処法
実際に、鼻血が出てしまった場合の対処法も確認していきましょう。間違えた対処法の代表的ともいえる対処法があります。それは、仰向けに寝かせたり、上を向く方法です。
確かに、上を向いたり仰向けの姿勢は重力に逆らう形となりますので、鼻から血は出なくなります。
しかし、血が喉を通り気管に入る危険性があるのです。上を向いて首の後ろをトントンするのは間違った対処法ですのでやめましょう。
正しい対処法としては
座らせる
背もたれのいすに座って体を休める体勢にし、下向きか頭を少し横に傾けるるようにします。寝て横になるのも良いです!この場合は枕を使って頭の位置を高くしてあげましょう。
※出血している部分を心臓より高くすることで出血が止まりやすいです。
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鼻をつまむ
キーゼルバッハ部位(外から触って骨が無く柔らかい小鼻の部分)を親指と人差し指でつまんで、15分位圧迫止血する。冷やす
額から鼻にかけての部分や首筋を冷たいタオルで冷やす。以上の3つが鼻血を出たときの対処法です。
上記の対処法で血が止まらない場合、血液の病気の可能性の恐れがありアザができやすくなります。
スネ部分にアザや赤い点状の出血斑がないかを見てみましょう。
その他、歯磨き中に歯肉から血が出ている、キズの血が止まらない、顔色が悪い、だるいといった症状がないかを確認することも必要です。
白血病などは、早期発見だと治る確率の高い病気です。
もしかしたら?と思ったら、放置せずにすぐに病院に行くことをおすすめします。
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鼻血を出さないための予防方法
基本的には鼻の粘膜を傷つけないようにすることが一番必要だといえます。鼻ほじりをする癖がある子どもは、この癖を治すことも重要でもあり、鼻血が出やすい人は普段の食生活に鼻血に効果的な食べ物を取り入れ体質改善が必要です。
鼻血は鼻の中の粘膜が薄く傷つきやすく、たくさんの毛細血管があり鼻炎やアレルギーで鼻の粘膜が炎症を起こしたり、外的刺激に傷付いて出血しやすくなっていますので、炎症や外的刺激に傷付きにくくなるよう鼻の中の皮膚や粘膜を強くすることです。
食事療法も効果的でおすすめです。
毛細血管の強化のための栄養
ビタミンB2、ビタミンK、たんぱく質、フラボノイド、タンニンなどの栄養素を心掛けて摂取する。ビタミンB2
皮膚や粘膜のビタミンであり、粘膜の健康を保って皮膚の働きを正常にしてくれる作用があり、ビタミンB2が不足してしまうと口内炎などが出来ます。強い粘膜を作る働きがあるレバー、うなぎ、卵、納豆、ししゃも、チーズ、さばなどはビタミンB2が豊富です。
ビタミンK
出血時に血を止める血液凝固因子のコントロールをするビタミンKは納豆やパセリ、アシタバ・コマツナ・抹茶などの緑黄色野菜に多く含まれています。ヨーグルトに含まれたビフィズス菌は体内でビタミンKの合成を助ける働きがあり、合わせ採ると効果的です。
たんぱく質
たんぱく質は血管を強くする働きがあり、動物性たんぱく質である卵や牛肉、そして植物性たんぱく質の大豆などがたんぱく質を多く含んでいます。フラボノイド
毛細血管を強くする働きがあります。フラボノイドはレモン、温州みかん、オレンジ、あんず、蕎麦などにフラボノイドが多く含まれており、特に緑葉や白色野菜、柑橘類の皮の中に含まれる色素成分の総称で強い抗酸化作用があり毛細血管を拡張してくれます。
タンニン
タンニンには止血作用があり、鼻血の予防に効果的です。レンコンやクリなどタンニンが多く含まれ、その他にも緑茶、紅茶、ウーロン茶、コーヒーなどにもタンニンが含まれます。
しかし、タンニンは鉄分の吸収率を下げてしまいますので鉄分が入った食べ物と一緒に摂らないようにしましょう。
これらの栄養素は血管を強くして、血液の凝固を助け血管組織を収縮させることで止血を早める効果もあります。
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まとめ
ここまで、鼻血の原因と対処法について徹底解説しました。鼻血はよく起こることですし、それ程心配する必要が無い場合が多いです。
しかし、鼻血といえども、何らかの体のサインである場合があります。症状が続く場合や気になる場合は自己判断をしないで、一度病院に行くようにしましょう。
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