鼻水が青い原因は?風邪の延長だけではないので注意が必要!
鼻水にも、色々な種類、色の鼻水があります。
色は透明、黄色、青(緑色)そして、質感がサラサラとした水っぽいものから、粘り気のあるのも。
臭いのある鼻水もあり、どれも一度は経験したことがある状態ではないかと思います。
水っぽく透明の鼻水は、風邪の始まりや、花粉やホコリに反応した時に、くしゃみと一緒にでる場合があります。
臭いがあり粘り気のある鼻水は蓄膿症を疑い、心配になる事もあるかと思います。
この記事では、鼻水が青色(緑色)になる原因を書いていきます。
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青い鼻水が出る原因は?
青色の鼻水がでる時は、質感も粘り気があるのものだと思うのですが、いかがでしょうか??
サラサラした青色の鼻水が出た記憶はないと思います。
青色で粘り気のある鼻水の原因は、副鼻腔炎と考えられています。
副鼻腔炎とは鼻の周りにある副鼻腔と呼ばれる、左右4か所ずつある場所が炎症を起こす病気です。
副鼻腔が炎症を起こす原因
副鼻腔炎は、風邪やインフルエンザの症状が長引くことが主な原因で起こります。そして、細菌の含まれた鼻水が副鼻腔の中で溜まり続け、その菌が腐敗することにより炎症を起こし、副鼻腔で膿になってしまいます。
膿が混じった、鼻水だから青い鼻水(青っぱな)となるのです。
花粉などのアレルギー鼻炎も、鼻水が大量に出て、細菌の含まれた鼻水が副鼻腔の中で溜まり続ける事で 同じような青い鼻水が出ます。
この症状が3ヶ月以上続くと、慢性副鼻腔炎、いわゆる「蓄膿症」と診断されます。
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)を含め、副鼻腔炎には 大きく4種類の副鼻腔炎に分けられます。
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急性副鼻腔炎
主な症状は- 緑色、もしくは黄色が出る
- 鼻づまり
- 発熱
- 頭痛(前頭葉の痛み)
- 鼻が臭い、口臭
- 鼻水が喉に流れ落ちる事による喉の痛み
- 味覚感覚が鈍る
治療は、菌よる感染症ですので、抗生物質の服用で治療します。
同時に鼻水の吸引も行われ。一般的には1ヶ月ほどで症状が治まります。
関連記事:鼻水が黄色い原因と副鼻腔炎の種類を徹底解説!
慢性副鼻腔炎=蓄膿症
急性副鼻腔炎が3ヶ月以上続いた状態を、慢性副鼻腔炎と診断されます。
そして、急性副鼻腔炎の痛みや炎症は片側だけに生じやすいですが、慢性副鼻腔炎は両側に痛みや炎症が起きることが多いです。
主な症状は、急性副鼻腔炎の症状に加え
- 副鼻腔部分の痛み
- いびき
- 鼻血
- 鼻づまりによる不眠、紅潮、口の乾き などです。
治療法は、急性副鼻腔炎と同様、抗生物質を服用するのですが、長期使用になります。
膿を吸引し、副鼻腔をキレイに洗浄する治療も行わっることがあります。
抗生物質を長期服用や、副鼻腔の洗浄をしても効果が表れない場合は 手術を行わないと、ならないケースもあります。
手術は、内視鏡手術によるもので、1週間ほどの入院になる場合もあれば、程度の軽い人は日帰りで済むこともあります。
普段からの、鼻のうがいも効果的だと言われています。
関連記事:鼻水が緑色でネバネバしている!原因となる病気はなに?
好酸球性副鼻腔炎
鼻づまりがひどく、味覚感覚が鈍ります。鼻水が喉に流れ落ち、喉の痛みを感じます。
この副鼻腔炎の特徴は、鼻茸といって鼻の中にキノコ状のできものが出来ます。
治療には手術や、ステロイド剤の服用が用いられます。
好酸球性副鼻腔炎は手術しても、再発しやすく、ひどい場合はどんどん鼻茸が増える事もありますので注意が必要です。
治りにくい副鼻腔炎とも言われ、治るまでに根気がいる疾患です。
関連記事:鼻茸の症状や治療法は?それ以外の鼻づまりについても!
副鼻腔真菌症
カビによる炎症です。主な症状は、粘り気のある鼻水、膿が出て、鼻腔部分の痛み、そして鼻血などがあります。
これも、手術や膿を出して洗浄する治療法が用いられるそうです。
副鼻腔真菌症は、鼻からの出血が特徴的ですので、注意して鼻水の色を確認して下さい。
まとめ
風邪の初期症状や花粉症の鼻水は、透明でサラサラしています。そして、鼻水に粘り気が出てきて色も青や緑っぽくなってくると、風邪が治ってきたと思いがちです。
そこで、鼻水をかまずに放置したりしていると、副鼻腔に膿が溜まり炎症を起こして、副鼻腔炎になってしまう場合もあります。
鼻水の状態が変化しても、風邪が完治したわけではないので油断しないでください。
副鼻腔炎にならない為にも、鼻をこまめにかみ、鼻の中をキレイにするよう心掛けてましょう。
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