蓄膿症で顔が痛い!痛みを和らげる2個つの対処法を解説!
風邪を引いた後に鼻づまりが続きすっきりしないことがあります。
蓄膿症は風邪などが原因で起こる病気で、副鼻腔という部分が炎症をおこし膿がたまることで発症します。
膿がたまるだけではなく、発熱や痛み(頭痛や顔面痛)を伴うこともあります。
この記事では、蓄膿症がおこる原因と、痛みを和らげる方法について紹介していきます。
目次
痛みを和らげる方法とは?
蓄膿症で顔や頭が痛い場合には、副鼻腔に膿がたまることによって痛みが出ていることが多いので、膿が出やすくなるような工夫をしてみましょう。寝る姿勢は、顔を横向きにして寝ると、膿が流れやすくなります。
出てきた膿はそのままにせず、鼻をかんだり拭き取るなどして清潔にしましょう。
また、湯船につかると体が温まり膿が出やすくなります。浴室内は湿度が高いため粘度の高い膿もスムーズに出やすくなることが期待できます。
ホットタオルで鼻を温めるのも同様の効果が期待できるでしょう。
痛みが出たときには冷やすイメージがありますが、蓄膿症に関して言えば冷やすと症状が悪化してしまいますので、温める方が良いです。
ただし、蓄膿症以外の原因が関係している場合もありますので、冷やす方法を試してみるのも手段の一つですが、悪化の恐れがある事を頭に入れておいて下さい。
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蓄膿症が起こる原因
ここまで、蓄膿症の痛み対する対処法を解説してきました。ここからは原因や症状・治療法などを解説していきます。根本的なことを理解して、不快な症状に対処しましょう。
副鼻腔について
蓄膿症を起こした時に膿がたまる部分を「副鼻腔」といいます。鼻の周りの目の上、目の下、目の間の骨の間に空いた空洞のことで左右2対の計8つあり、副鼻腔と鼻の間は細い管でつながっています。
副鼻腔の中で最も大きいのは目の下、頬にある「上顎洞」といわれる部分で、副鼻腔炎を起こしやすい場所になっています。
なぜ蓄膿症が起こるのか?
風邪などのウイルス感染の後に続いて、細菌感染がおこったことによって「急性副鼻腔炎」が発症します。副鼻腔炎が長引き、3か月以上たっても改善しないものを「蓄膿症=慢性副鼻腔炎」といいます。
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症状と治療法について
急性副鼻腔炎
急性副鼻腔炎の主な症状を見てみましょう。鼻水は黄色から黄緑でねばねばとした「青っぱな」と言われるようなものが出ます。
鼻水に色が付くのは、副鼻腔にたまった膿と鼻水が混ざるためです。膿が増えてくると、鼻の中に臭いを感じたり口臭がひどくなったりします。
膿がたまった副鼻腔のあたりに痛みや頭痛を感じたり、時には発熱することもあります。
鼻水がたくさん出るため、鼻の後ろからのどに鼻水が流れてしまう「後鼻漏」の状態になることもあります。
ねばねばとした鼻水がのどに落ちてくることで、不快感や咳が出る等の症状も現れます。
急性副鼻腔炎の治療では、抗生剤や膿を出しやすくする薬を内服します。
また、膿を出す処置を行うこともあります。加えて鼻の通りをよくしたり膿を出しやすくするために、ネブライザーを行うこともあるでしょう。
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蓄膿症=慢性副鼻腔炎
急性副鼻腔炎の症状とほぼ同じですが、症状はいくらか和らいでいることが多くなっています。治療法も急性副鼻腔炎と同じなのですが、手術をして炎症を起こした部分と膿を取り除く場合もあります。
蓄膿症を予防するには?
副鼻腔の形は人によって様々ですが、中には膿がたまりやすい形をしている人がいます。
そのような人はなるべく、風邪をひかないようにすることが大切です。
うがいや手洗いをしっかりと行いましょう。鼻水はためずにこまめにかむようにすると良いでしょう。
小さな子どもはうまく鼻をかめないので、吸引器などを使って鼻を吸い取ってあげましょう。
また、疲れやストレスがたまると、免疫力が低下します。疲れをためないためには、バランスのとれた食事と十分な睡眠をとることが大切です。
肉や脂っこい食事を好む人に蓄膿症が多いというデータがあります。できるだけバランスの良い食事を心がけ、脂っこい食事は控えるようにしましょう。
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まとめ
副鼻腔炎を起こすと、痛みの他に臭いがするなどの不快な症状が現れます。まずは病気にならないように予防することが大切です。
もしなってしまった場合は早めに受診し、医師の診察を受けましょう。薬の内服により炎症が収まると膿も減っていきます。
加えて自分でできる対処法も併せて行うことで、症状が改善するでしょう。
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