鼻の中が荒れると痛い?真っ赤に腫れている場合の原因と対処法は?

鼻の中が荒れると痛い?真っ赤に腫れている場合の原因と対処法は?

子供


鼻水は出ていないから風邪ではなさそうだけど、なんだか鼻の中が痛いという経験はありませんか。

よくよく見てみると鼻の中が腫れているようで、痛いし痒いし気になってしまい、この様な症状はとても困ります。


鼻の中が荒れて赤く腫れあがる原因はいくつかありますので、この記事では風邪とは少し違う鼻の炎症について<解説をしていきます。

鼻の中が赤く腫れる原因と対処法は?

鼻の中が荒れていて、腫れあがっていたり痛みがあると気になりますし、場合によっては眠ることすらできない事もあります。


更には、周囲からは症状が分かりにくいため、なかなかつらさを理解してもらいにくいということもあります。

この記事ではそんな鼻の症状でも風邪意外で、鼻の中が荒れててしまう原因をお伝えしていきます。

アレルギー性鼻炎

原因
アレルギー性鼻炎とは、その名の通り、鼻から吸い込んだ物や鼻の粘膜に触れたものが、アレルギー反応を引き起こし様々な症状が出ることを言います。

主に鼻水の症状がありますが、痒みがあったり時には鼻の中が赤く腫れあがることもあります。


鼻水が出るため、風邪だと勘違いしやすいですが、アレルギーによるものが原因であるため、風邪薬などは効かず、また鼻炎薬などもあまり効果は期待できません。


花粉アレルギーやハウスダスト、動物のアレルギーなど様々で、それぞれアレルギーの元となるものは異なります。

どんなものであっても、鼻から吸い込んだことにより鼻の中でアレルギー反応を起こして症状が出るため、アレルギー性鼻炎と言われています。


よくあるのが「花粉症」「動物アレルギー」であったり「ハウスダスト」などです。

これらは、全てそれぞれの物質によりアレルギー反応を起こしますが、症状としては鼻水が止まらない、鼻の中が痛い、鼻の中が赤く腫れている、などの症状が共通しています。
 
対処法
アレルギーの元となるものを排除することが症状緩和の手段ですが、困難な場合や症状が強く出ている場合は、抗アレルギー薬を処方されたり、レーザー治療により、鼻の中の粘膜を焼いてしまう方法も一般的です。



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慢性肥厚性鼻炎(まんせいひこうせいびえん)

原因
これは、聞き慣れないですが、アレルギー性鼻炎や鼻風邪が長期間続くことにより起こる症状を言います。

主な症状は鼻づまりですが、酷くなると身体を横にしたときなどに鼻の奥から口の方へと鼻水が垂れてしまいます。

対処法
正直とてもつらいので、あまりにも症状が酷い場合は手術を行うこともあります。

元々どのような症状が長引いていたのかを明確にする必要があるため、アレルギーの有無や風邪の有無などをメモしておきましょう。


元々の長引いていた症状の治療を行うことで、かなりの改善効果が期待できます。

例えば、アレルギー性鼻炎を長引かせていて慢性肥厚性鼻炎になった場合は、アレルギー性鼻炎の治療として抗アレルギー薬の処方などがなされます。

アレルギー性鼻炎の治療により症状改善が期待できるからです。

慢性肥厚性鼻炎は、それ単体での発症はあまり見られません。



関連記事:鼻の中が痛い!腫れて我慢できない原因と対処法を徹底解説!

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慢性副鼻腔炎(まんせいふくびくうえん)

原因
これは、鼻の中が腫れてしまい、鼻の中の通路が塞がってしまうことを言います。

主に鼻と鼻の奥にある副鼻腔(ふくびくう)と言われる場所の間に通路があるのですが、その通路が細菌やウイルスにより炎症を起こします。


炎症を起こした通路は、炎症が原因の腫れによって塞がってしまいます。

細菌やウイルスなどが残っているわけですから、当然炎症が酷くなると患部は膿が出てきます。


しかし、通路は塞がってしまっているために膿は外へ排出されません。

すると、溜まっている膿がまた炎症を悪化させるという悪循環に陥ってしまい、慢性的な鼻詰まりが起こってしまいます。

対処法
慢性副鼻腔炎は、元々は急性の副鼻腔炎が治らないまま慢性化してしまった状態を言いますので、急性副鼻腔炎になった時点ですぐに病院へ行き完全に治るまでしっかり治療を行うことが大切です。


そうでないと、慢性化してしまうと、ずっと取れない鼻づまり、膿が溜まりすぎると痛みを生じさせたりします。

顔に近い部分であるため、あまりにも症状が酷くなりすぎると顔にも痛みが出てくることもあります。



関連記事:蓄膿症で顔が痛い!痛みを和らげる2個つの対処法を解説!

粉瘤

女性

原因
これは、鼻の中に違和感を覚える事が症状の第一歩です。鼻の中に違和感を感じてから、初めて鼻の中に粉瘤が出来ていたと知ることがほとんどです。


粉瘤自体は危険なものではありません。

粉瘤は、皮膚からでた角質や皮脂汚れなどが皮膚の中で溜まってしまい、腫瘍のようなものが出来ることが特徴的です。


鼻の中も皮膚があるため当然、粉瘤ができる可能性は大いにあります。

皮膚の中で溜まっているときには、違和感程度しかありませんが、皮脂汚れや角質はずっと出るので、粉瘤はどんどん大きくなります。

大きくなったものは、次第に皮膚の中に納まらないようになって、皮膚から出てしまいます。

そうなると皮膚を破って出てくるために、強烈な痛みが生じます。

そして、いわば排出されるための皮脂汚れなどが溜まっていたわけですから、とにかく臭いも酷いです。

対処法
治療法は、粉瘤を丸ごと摘出してしまう方法が一般的です。

粉瘤は、決して自然に治るものではないため、放置していてもどんどん症状が悪化するだけです。

病院へ行くようにしましょう。

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乾燥性鼻炎

原因
鼻の中が乾燥してしまうことをドライノーズと言います。

単に鼻の中が乾燥しているだけですが、これがかなりつらかったりします。

単なる乾燥だと思いますが、鼻の中が乾燥すると鼻の中は違和感があります。

なにか、鼻の中が気持ち悪い感じがします。鼻の穴がムズムズするというような感覚です。


鼻の中が気持ち悪いために鼻をかんだりしますが、鼻の中は乾燥しているため当然鼻水などは出ません。

空気が乾燥しがちな寒い季節に多く症状がみられる場合があり、鼻に直接入れるタイプの薬(点鼻薬)などを高頻度で長期間使用している人などは、季節に関係なく発症することがあります。


ドライノーズになると、様々な病気や症状を併発しやすくなります。

乾燥していると菌やウイルスなどが侵入しやすいと言われている通り、鼻の中が乾燥していると風邪菌やウイルスなどの感染率が高くなります。

対処法
厄介なことに、ドライノーズの治療法は現在見付かっておりません。

そのため、マスクをして保湿したり、常に加湿器を使用するなどして、空気乾燥を防ぐ方法が良いです。

ドライノーズ用の点鼻薬も薬局などで販売していますので、試す価値は大いにありそうです。



関連記事:鼻の中の乾燥と痛い症状の治し方7選!注意したい病気もチェック!

まとめ

鼻の中は、自分では見ることもできないし、周囲からもわかりにくいため症状のつらさに気付いてもらいにくいつらいものです。


鼻声だと風邪だと勘違いされることもありそうで、すぐに病院で検査を受けて、出来るものはしっかり治療を行うことが非常に大切です。


大切な事は、絶対に途中で治療を止めたり、出された薬を自己判断でとめないようにしましょう。

再発のリスクが高い場合が多いため、処方された薬は最後まで飲み切るなど、必ず医師の指示を守るように心掛けましょう。



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