閃輝暗点とは?頭痛や吐き気の前兆のギザギザについて!
突然、目の前にイナズマのようなギザギザとした光が現れることがあります。
カメラのフラッシュや万華鏡の様で、形は三日月に似ています。この光の事を閃輝暗点(せんきあんてん)を言います。
偏頭痛の前兆として閃輝暗点を経験した人は約90%です。ですから偏頭痛を起こす可能性がかなり高い症状です。
この記事では、まさに、偏頭痛や吐き気の前兆として現れると言ってもよい、閃輝暗点に関してその原因や予防法などについて解説していきます。
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閃輝暗点(せんきあんてん)
突然イナズマのようなギザギザ、チカチカした光が目の前に現れ数分から数十分その状態が続きます。視界が歪んで見えるたり、目が見えにくくなりします。そして、その30分か一時間後(光の症状が治まったら)に高い確率で頭痛や吐き気が起こります。
したがって、階段の昇降や運転中の際は、しばらく休んでおいてください。
この、イナズマのような光の見え方は人によって異なりますが、形は星や三日月の様な形やノコギリ型、色は、虹色や銀色という人が多いいです。
ほとんどの場合、自然に治りますが、繰り返し起こることが多い(年一回、月に数回)ので厄介です。
関連記事:偏頭痛の前兆は?頭痛薬を飲むタイミングで症状を多少和らげて!
原因は?
目の病気ではなく、主に脳神経外科の病気です。大半が偏頭痛の前兆です。
まず気を付けたい食べ物や飲み物は
- チョコレート
- ワイン(特に赤ワイン)
- チーズ
これらに含まれているチラミンという物質が偏頭痛を誘発するとされています。
喫煙や寝不足、カルシウム不足、亜鉛華不足も良くありません。まずは、これらを日頃から気をつけておく必要があります。
若い方に多くみられますが、ストレスや更年期障害も原因の一つですし、遺伝の可能性もあります。
難しい話をすると、大脳皮脂にある神経細胞の興奮と抑制により、後頭葉の視覚野で「セロトニン」の影響で血管収縮が起こりますこの際に偏頭痛が起こります。
閃輝暗点や偏頭痛は、ほとんどの場合すぐに症状は消失しますし、後遺症も残さないです。
しかし、症状が頻繁に見られる場合は予防が必要です。
もしも、高い所に登っている時、運転中閃輝暗点症状が起こった場合は生命の危険もありますので軽視するのは危険です。
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対処法は?
イナズマ状の光が現れた時にすぐに頭痛薬を服用しましょう(ロキソニン、バファリン、イブなど)偏頭痛を回避できることもありますし、起きても症状が軽くすみます。頭痛が起こっってから服用したのでは効き目が悪い(タイミングが遅い)事が多いので、前兆である光が見えている最中に服用するのがポイントです。
保冷剤や氷で後頭部、目、こめかみを冷やすと、偏頭痛には効果がありますし頭痛を回避するこができるかもしれません。
肩こりや首のこりの場合は温めると効果的ですが、偏頭痛の場合は温めると逆効果です。冷やすようにしましょう。
意外かもしれませんが、カフェインも有効です血管を収縮させるため頭痛がひどい時は痛みが軽くなることもあります。
ただし、吐き気を伴うことが多いのでコーヒーよりも緑茶や紅茶が飲みやすいと思います。
予防法
偏頭痛予防薬の中に閃輝暗点予防薬もあります。「テラナス」「ミグシス」がこれに該当します。予防薬ですから毎日症状がなくても、必ず一日2回服用する必要があります。
3ヶ月位継続服薬して症状が軽減するようならば、減量など定期的な通院が必要です。
その他にも
- セロトニン効果を高める
- ストレスを溜めない
- 早寝早起き
- 腸内環境を整える
- 血行を良くしておく
- マッサージをする。
マッサージをする場所は、後頭部の髪の生え際から耳の方に向かって行ってください。
などがあります。
関連記事:香水の匂いで頭痛が起こる原因は?治し方もご紹介!
頭痛なしの場合は?
ここまでは片頭痛の前兆としての説明をしてきましたが、ギザギザ光るものが現れた後、頭痛がおきない場合はどうなのでしょうか?頭痛が無い場合は逆に重い病気の可能性があります。頭痛がおきないので良かったと安心するのは少々危険です。
なぜなら、それは「脳梗塞」や「脳腫瘍」「脳動脈奇形」「血栓」「動脈硬化」によるものかもしれません。
その他にも、「更年期」の可能性もあります。
症状が頻繁に起こるようなら一度、病院に行き検査を受けることを強くお勧めします。
関連記事:偏頭痛が右側だけに起こる?原因として考えられる5つのこと!
まとめ
閃輝暗点は偏頭痛だけの症状ではありません。血管の収縮と拡張、それに神経の伝達。これら全てがスムーズに体内で行われているから、正常な機能を維持できているのです。
動脈硬化、糖尿病、不整脈がある方は、血流がうまく流れるような血管を維持してください。
食事と生活リズムの改善、そしてストレスを溜めず、時には感動する映画でも見て思いっきり泣いてください。
泣くことも笑うこともホルモンのバランスが良くなります。
あた、目の疾患ではなくとも視神経や三叉神経との関係が深いので、目の使い過ぎは避けたいです。パソコンや携帯は休みながら使いましょう。
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