香水の匂いで頭痛が起こる原因は?治し方もご紹介!
人とすれ違った時にフワッと香る香水の匂い、「いい香りだな」とうっとりすることもあればきつい香りを不快に感じて頭が痛くなってしまった経験もあるのではないでしょうか?
匂いをかいだときに頭痛が起こるのはどうしてなのか?
頭痛の原因とその対処法についてご紹介します。
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目次
香水の匂いによる頭痛の原因
頭痛を引き起こす匂いは香水やタバコ、廃棄ガス、柔軟剤など人それぞれです。というのも、人それぞれ感じ方や好みが違うため不快に感じる匂いや身体が受け付けない匂いも異なるからです。
では、匂いを嗅ぐだけで起こる頭痛の正体とは一体なんなのでしょうか、いくつか例を挙げるので見てみましょう。
臭過敏による片頭痛
慢性的な頭痛に悩まされている人で多いのが臭過敏です。「片頭痛」や「緊張型頭痛」の人に症状が見られやすく、普段は平気な匂いでも頭痛が始まったときにある匂いを嗅ぐことで脳に刺激が与えられ、頭痛がひどくなってしまいます。
また、匂いで片頭痛を誘発してしまうということは脳全体が刺激を受けて興奮状態である可能性があり、片頭痛がかなり進行している可能性があります。
匂いを感じる前頭葉では感情を司る役割も担っており、匂いで頭痛を感じる人の中には昔と比べて性格が変わったと言われる人や、物忘れが多くなったと感じる人もいるでしょう。
関連記事:エアコン・扇風機の風で頭痛になる!原因や対処方法を解説!
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嫌な匂いを嗅いだストレスによる頭痛
自分が不快に思う匂いを嗅いだとき、ストレスを感じることで起こる頭痛です。匂いを嗅いでストレスを感じると、精神を安定させようとして血液中の血小板からセロトニンという血管を収縮させる作用を持つ成分が放出されます。
放出されたセロトニンが脳内の血管を急激に収縮させ、脳に頭痛が生じるという訳です。
不快な匂いを嗅いだことによって脳の筋肉が緊張して起こる「緊張型頭痛」というのもあります。
関連記事:偏頭痛が右側だけに起こる?原因として考えられる5つのこと!
化学物質過敏症による頭痛
化学物質を使用している製品が増えてきたことから、近年患者が増えつつある症状です。ある化学物質に必要以上に接触し続けていると、その物質に対する身体の耐性の限界がきてしまい発症することがあります。
頭痛以外にも様々な症状が表れることがあります。
- 手足の冷えや発汗異常などの「自律神経障害」
- 不眠、不安、うつなどの「精神障害」
- のどの痛み、渇きなどの「末梢神経障害」
- 下痢や便秘などの「消火器障害」
- 皮膚炎や喘息などの「免疫障害」
人によりその症状は様々ですが、その原因が化学物質であるとは中々発覚しにくいものです。
さらに、特定の化学物質ではなく、どの化学物質でも症状が現れる可能性はあるということなので化学物質を使用した便利な製品に支えられている私たちの生活では気をつけるということは難しいでしょう。
近年患者の増加によって専門的な診察をしてくれる医療機関もありますが、まだまだ知名度も低い症状です。
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匂いによる頭痛の対処法
人の香水やタバコ、排気ガスや柔軟剤など自分の苦手な匂いがしたとき、「頭が痛くなるのでやめてください」とは中々言えません。そこで、頭痛が起きた時にできる治し方をご紹介します。
マスクをする
外出時、人の多いところや匂いのきつい場所(デパートの香水売り場など)に行かなければならない時はマスクを着用すると良いでしょう。直接匂いをかぐよりも刺激が和らぎます。
口呼吸をする
普段鼻呼吸をしていると違和感もありますが、一時的に口呼吸をすることで匂いを感じることがなく呼吸する事ができます。匂いのもとを遠ざける
匂いのもとをこれが一番効果的ですが満員電車の中や、人との会話中だと実行するのは難しいかもしれません。関連記事:こめかみがズキンとする頭痛!原因となる事をチェックして!
特定の化学物質に接触しないよう心がける
自然素材から作られた製品を使用するよう心がけましょう。換気を行う
室内の換気を行って苦手な匂いを追い出すと良いでしょう。まとめ
化学物質過敏症はあまり知られていないため、周りの人に理解されるのは難しい症状です。しかし、だからと言って放置しておくのではなく、頭痛は身体の何かしらのサインであるのできちんと医師に相談してその人それぞれに合った治療を行ってください。
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