左の後頭部がしびれる原因は?違和感について解説!

左の後頭部がしびれる原因は?違和感について解説!

後頭部の痛みと痺れの原因は?


仕事や勉強を長時間したときや、朝起きた時にふと気が付くと後頭部がしびれている様に感じることは無いでしょうか?

痛いとまでは行かない程度ですが、何とも言えない嫌な感じはあるかと思います。しかも、それが左側だけ右側だけとなると余計に気持ちが悪いかと思います。

今回の記事では、そんな後頭部の「しびれ」に関してその原因や症状を解説していきます。

スポンサーリンク


左側の後頭部が痺れる原因は?

後頭部が痺れる原因は、「筋肉疲労」「神経障害」「血管障害」が主です。

これから考えられる疾患は「偏頭痛」「くも膜下出血」「大後頭神経痛」「肩こり」「筋緊張生頭痛」などが考えられます。

偏頭痛

よく耳にする疾患だと思います。

頭部の片側のみならず両側に、脈を打つような痛みや「ズキンズキン」「ガンガン」痛みを感じ、動けないほどの激痛となる場合もあります。吐き気、嘔吐を伴うことが多いです。

予兆として、なんとなく頭痛が起こりそう、無性に甘いものが食べたくなる、倦怠感がある。

前兆として音に対して敏感に反応したり、光に対してチカチカしたり過敏になる。(前兆の症状は神経の感覚的な障害ですから、人によって異なります。)

また、これらの予兆や前兆もなく、突然頭痛症状が現れることもあります。


血管が拡張して炎症を起こし痛みを発することが原因としてあげられます。


三叉神経が関与している説
セロトニンが不足するなどが原因で頭の中の血管が拡張すると、三叉神経が圧迫されると、三叉神経は刺激を受けて、痛みの原因となる物質を出し、血管周囲に炎症を起こします。

炎症を起こすと血管が圧迫されます。そうすると、人間は伝達障害が起こらないように血液を送り込もうと頑張ります。

拡張していた血管は、さらに拡張して大脳へ伝達し、大脳が「痛みが出ています!」とキャッチします。これは痛みの原因を探ってくださいと言う脳からの指令でもあります。


三叉神経から大脳へ伝導する際、味覚、聴覚、視覚、嘔吐中枢にも刺激が伝導し前駆症状や随伴症状がみられます。

偏頭痛の治療と対策
頭痛外来という科があればそこを受診してみましょう。

応急処置としてはロキソニンやバファリンなどの痛み止めを飲みます。


症状が続く、頻繁に起こる場合は、脳外科の病気も否定できませんので、脳の異常の有無を診断してもらうことをお勧めします。


冷たいクーラーの中で起こった頭痛は、一見血管の収縮が原因かのように思え、タオルなどで側頭部を温める方もいらっしゃいますが、症状は悪化しますので、温罨法はしないでください。

温度差に対応しきれなくなった自律神経が、ホルモンバランスや刺激伝導物質の分泌を過剰、抑制することによって頭痛が起こる可能性があります。

自律神経のバランスが崩れないような生活リズムやバランスのとれた食事を取ることが大切です。

特にコーヒー、アルコール、チーズ、チョコレートなどには作用、副作用があり、自分の体の状態に合わせて、上手に摂ることが大切です。



関連記事:偏頭痛の前兆は?頭痛薬を飲むタイミングで症状を多少和らげて!

スポンサーリンク


肩こり

筋肉が緊張したまま、同じ体勢でいると筋肉が疲れ、疲労物質である乳酸が溜まり筋肉が硬くなって血管を圧迫し血行を悪くし、痛みを感じます。

肩から首辺りまでの筋肉が緊張して、こわばり重い痛みを感じます。頭痛や吐き気を伴い、手の痺れや眼精疲労も見られます。



原因は「同じ体勢でいることが多いいと血流が悪くなる」「細かい文字を読み続けて入ると、目から首にかけての筋肉が緊張する」「運動不足による筋肉への血流不足と筋力低下」「ストレスによる緊張」など色々考えられますが、一言で言えば「疲れ」です。


痺れる程度の感覚であれば、まずは肩こりを疑いましょう。マッサージ療法、温熱療法、運動療法、ストレッチ、鎮痛消炎剤や筋弛緩剤、漢方薬の服用、局所麻酔剤の注射など様々な対策があります。



関連記事:首の後ろが痛い!朝起きるのがツライ症状の原因を解説!

筋緊張生頭痛

後頭部の痛みと痺れの原因は?


精神的な原因と身体的な原因が考えられます。

  • 精神的ストレス

    自律神経のバランスが壊れることによって血流を悪くし、酸素不足となり、血管は開いたままで筋肉は緊張したままだと常に、引っ張られている状態が続くため。

  • 身体的ストレス

    眼精疲労、机に座ったまま等、同じ姿勢で長時間いると首や肩が、前かがみになり、神経が血管を圧迫し血流が悪くなり、姿勢が悪いことで筋肉が引っ張られる状態が続くため。


症状は後頭部が何かに締め付けられたような鈍い痛みを感じる。痛みはすぐに治っても繰り返される反復性と慢性的持続するタイプがあり、めまいやふらつき、首や肩の痛みも伴うこともあります。


「帽子をかぶっているような感じ」と表現されることもあります。



関連記事:こめかみがズキンとする頭痛!原因となる事をチェックして!

スポンサーリンク


大後頭神経痛

後頭部を中心とした首から頭の頂点にかけてキリキリした痛みがあり、肩から首にかけて、こりを伴います。

また、耳と頚椎の真ん中で髪の毛の生え際を押すと、圧痛があるのが特徴です。


首の付け根を通っている大後頭神経が興奮、刺激を受けるとと痛みを感じます。

ストレスや頚椎変形による神経圧迫、緊張性頭痛。同じ姿勢でいると、重い頭を頸部の筋肉が支えきれずに神経が刺激されることも原因の一つです。

くも膜下出血

脳は3層の膜(硬膜、くも膜、軟膜)から保護されています。

その中の一つくも膜の下には、他の臓器よりも太い動脈があります。このくも膜下にある動脈は、脳脊髄液で保護されています。

くも膜下出血は太い動脈破裂して出血すると脳脊髄液に血液が流れていきます。脳内出血と同じように思えますが、脳内出血は細い血管が破れて、脳の中に血液がたまる病気で同じ出血でも異なります。


脳動脈瘤とは動脈硬化などが原因で、動脈の一部がコブみたいに膨れてしまっている状態です。


バッドで殴られたような激しい頭痛、嘔吐、意識消失、などの症状が出るのが特称です。(後頭部が痺れる程度のレベルではないのですが、注意しなくてはならない病気ですので紹介しました)



関連記事:首筋の痛み!特に左側が痛いときに考えられる疾患3つを解説!

まとめ

後頭部痛やしびれの原因は「神経」「筋肉」「血管」の疲労が主なものです。

日常生活リズムを整え、食事生活を見直して「筋肉」「神経」「血管」が綺麗に、そしてスムーズに体の中を流れていくよう心がけましょう。


くも膜下は再発を予防することが大切です。くも膜の動脈は他の血管よりも太いが故に、負担も大きいです。そして、血管に負担をかけている原因「動脈硬化」を予防してください。

動脈はくも膜下だけにあるのではなく体の中に沢山あります。他の血管も動脈硬化になっていることを自覚してください。予防で再発も最小限に抑えられるかもしれません。

スポンサーリンク




このページの先頭へ