長時間立っていると腰が痛い人の特徴は?原因は姿勢?

長時間立っていると腰が痛い人の特徴は?原因は姿勢?

腰痛


立ち仕事が多い方、重いものを持つことが多い方などで腰痛に悩まされている方が多くいます。

現代人にとって腰痛はもはや切っても切り離せない悩みとも言えます。

腰痛がひどくなると、場合によっては足にしびれが生じることもあり人によっては仕事に支障が出てくるなど本当に深刻な問題です。

この記事では、長時間立っていると腰が痛くなる原因について解説しながら、合わせて対策もご紹介していきます。

背骨の歪み

ヒトは唯一、二足歩行で歩く動物です。

そのため頭や上半身の重力が背骨やその下の骨盤や足にかかることになります。

背骨は負荷を分散するためにS字カーブをとっており、さらにその周りを筋肉や靭帯が支えています。

それでも、長時間背筋を伸ばした姿勢をとっていると、徐々に背骨を支える筋肉が疲労していきます。

また、そもそも筋肉が衰えている場合に背骨が綺麗なS字カーブを保てなくなります。

すると、腰に負担がかかり腰痛へと発展します。

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腰を痛めやすい姿勢

姿勢の取り方は人によって、少しずつ異なります。

自分では真っ直ぐ立っているつもりでも、意外と歪んでいることも多いようです。

ここでは、どのような姿勢が腰に負担をかけるか紹介していきます。


その前に、良い姿勢の簡単な指標として、立ったときの姿勢を横から見ると、耳・肩・骨盤(足の付け根のあたり)・膝・外くるぶしが一直線上にあること。

また、後ろから見たときに後頭部の盛り上がっている部位・背骨・お尻の割れ目・両膝の間・内くるぶしの間が一直線にあることが挙げられます。


悪い姿勢とされる、前屈みや反り腰、片方の足に荷重が偏る姿勢では、この直線がどこかで乱れてしまいます。       
             

前屈み姿勢

お腹を突き出し、背中を丸めたような姿勢になります。

力を抜いて立つとこのような姿勢を取りやすくなります。

このとき、背中側の筋肉はあまり働いておらず、股関節や膝関節の骨や靭帯で固定するようにバランスをとるようになります。

背中やお腹周り、足の筋力低下が影響します。


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反り腰

腰が過剰に反った状態で、胸を突き出した姿勢をとりやすくなります。

日常的に重いものを持ったり、腰に力を入れる作業を良くする場合、腰背部の筋肉が過剰に働いている状態となり、腹筋とのバランスが崩れて姿勢に影響します。

背中の筋肉が過剰に働くことで、痛みを生じます。

また、腰からお尻、太ももの後面の筋肉が凝り固まり、血行不良を起こしやすくなることで、脚にもしびれや痛みが現れることがあります。


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片足重心

立ち仕事や電車通勤のために長時間立っていなければならない方の場合、なかなか両脚へ均等に体重をかけて立ち続けることは難しいものです。

そのため、どちらかの脚に荷重が偏りがちになります。

すると、一方の腰部、臀部、太もも、ふくらはぎの筋肉が常に緊張した状態になります。

そこから背骨を歪ませたり、血行不良を招くことで腰部〜脚にかけて痛みやしびれが起こります。


さらに、お尻から太ももの後面を通る坐骨神経が圧迫されることで、「ピリピリ」としたしびれや、長時間の立位が難しくなる場合があります。

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腰痛ベルトの使用

もともとの腰痛や腰の不安定感から、腰痛ベルトを巻いて固定されている方もいらっしゃいます。

体幹を良いポジションで固定することは、腰部への負担も減らし良いこともあります。

しかし、日常的または長期的に使用を続けることで、お腹、腰周りの筋肉で上体を支える力が衰えていく恐れがあります。

このような悪循環に陥ると、より腰周りが不安定となり痛みが誘発されやすくなります。


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対策

姿勢を見直す

先にお伝えした指標を参考にして、立った時の姿勢を見直し、姿勢を意識するきっかけとしましょう。

同じ姿勢のとりすぎない

できる限り、立ちっぱなしとならない、また、座りっぱなしにならないよう、定期的に姿勢を変えることで、腰への負担が軽減されます。

また、片方の脚に重心が偏っている際も、体重をかける脚を変えてみるなどの対策が必要となります。

臀部、脚のストレッチ

お尻や脚の付け根、太ももの裏の筋肉が凝り固まっている場合、腰痛を誘発する可能性が高いです。

お風呂上がりなど、体が温まっている際に軽いストレッチを行ってみましょう。


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まとめ

腰痛は慢性化する恐れが高いものです。

普段の姿勢の見直しやストレッチなどのメンテナンスを行うことで、慢性化を防いでいく必要があります。

また、激痛やしびれが強くなるような症状がある際は、急性のものである場合もあるため、整形外科を受診し相談してみましょう。


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