唇が麻痺して、しびれる!ピクピクする5つの原因をご紹介!
唇がしびれたり痙攣する症状が現れた時「アレ?」と不安になります。一時的であれ、今までにない症状がみられるときには不安がつのります。
症状が続くときにはより不安が大きくなるものです。
症状が続く場合は少なからずこれまでの体には無い何かが生じていることが多いですし、何らかの病気の初期症状である可能性も大きくなってきます。
更には、しびれや痙攣くらいで受診していいのだろうか?何科を受診したらいいのだろう?と様々なことが頭をよぎると思います。
今回の記事では気になる唇のしびれや痙攣について書いていきますので、病院に行く前にこの症状の原因を見当つけ、病院選択の参考にして下さい。。
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考えられる原因
1.疲労・ストレス・睡眠不足
まず最初に疑われる部分は疲労やストレスが溜まっていないかということです。睡眠不足などによる疲労蓄積の結果、疲労物質が溜まることで、しびれや痙攣を起こしやすくなってしまいます。
睡眠不足や疲労は今回の症状に限らず、様々な体調不良の原因となりますので、注意が必要です。
2.栄養バランスの崩れ
唇は多くの細い血管が集まっている組織になります。唇の色で体の調子を伺えることもあるくらい、健康のバロメーターでもあります。
その組織に不調が生じていることからも、栄養バランスが崩れている可能性もあります。
ビタミンの役割は細胞再生することで、疲労物質などにより破壊された細胞を再生しますし、マグネシウムは筋組織のバランスを保つ役割があります。
また、カルシウム不足による「低カルシウム血症」でもしびれを感じる場合もあります。血中のカルシウム濃度不足や吸収不足により生じてきます。
3.脳血管障害
高血圧などの生活習慣病と患っている方で、片方の手足に脱力がみられたり、ろれつが回らなくなるなどの症状と併せて唇の痙攣がみられる場合には、脳血管障害が最も疑われます。脳血管障害である場合には、本人は症状について説明できる状態にはほぼありません。
ですので、しびれなどがあるか聞いてもなかなか答えられませんので、周囲の人が痙攣やろれつなどの症状で判断することが求められます。
この場合いち早く処置できるかどうかで、その後の後遺症の有無にも繋がってきます。
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4.神経症状
顔の他の部分でも痙攣することがあれば、顔面けいれんも考えられます。
特にまぶたなどの皮膚の薄い部分から生じることが多く、唇の痙攣も左右のまぶたと同じ側だけが痙攣することがあります。
また、空気の乾燥に伴う唇の知覚過敏によるしびれも疑われますが、ほとんどが一過性です。
歯科治療による神経の損傷によってもしびれることがありますので、治療間もない場合には歯科医に相談すると良いでしょう。
5.アレルギー反応
食物アレルギー症状によりしびれや痙攣が生じる場合もあります。アレルギー症状は大人になってからでも発症することがあります。食事中から食後に症状が現れた場合には、アレルギー症状も考えられます。
アレルギー症状ですので、重篤な場合にはしびれ以外の呼吸困難などの症状の方が強く感じられると思われます。
まとめ
いかがでしたか?「もしかしたら・・」という見当がついたなら、それを解消するよう努めることで改善する可能性もあります。特に脱力やろれつが回らない症状が同時に起きている場合には、脳梗塞という命にかかわる脳血管障害が疑われますので、すぐに救急車を呼ぶなどしてください。
素早い対応が命とその後の後遺症の有無に繋がります。
最も心配なのは、「思い当たる節がない」という場合です。この場合は神経科または心療内科を早めに受診することをオススメします。
多くの場合、唇のしびれや痙攣の症状は一過性のことが多く、様子を見ていれば治まることが多いです。
しかし、その原因をしっかりと特定できているかどうかは、生活していく上での自身の注意にもつながりますし、不安軽減にもなります。
今回紹介した病気の前兆である可能性も考えられますので、早めに医療機関を受診することをお勧めします。
その際には、いつ頃からどんな時に症状が出るかを記録していくと、医師に伝わりやすく、診断にも大変役立ちます。
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