唇が腫れて痺れる原因は?危険な症状と対処法を解説!
唇が腫れてきて外出もできない。朝起きたら突然怪我をしたような感じで唇が腫れていた。
そんな時、驚いてしまって重い病気なのか?
すぐに良くなるものなのか?
何科へ行けば良いのか慌ててしまいます。この記事では「唇が腫れる」症状を中心に解説していきます。
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唇が腫れて痺れを感じる原因
唇が腫れてしまう原因は様々な事が考えられますが、代表的なものとしては、虫刺され、外傷、アレルギー、日焼け、口唇ヘルペス、クインケ浮腫、粘液貯留嚢胞、ストレス、虫歯、などがあります。このうち虫刺されや外傷、日焼けは保湿などで数日経てば良くなります。
虫歯は専門である歯科で早急に治療をしてください。
ストレスがあると乾燥、睡眠不足、栄養不足で皮膚トラブルの原因になり腫れて、神経過敏で痺れを感じる場合があります。この場合は心療内科を受診しましょう。
上にあげたような原因の場合はそれほど心配する必要はありません。
しかし、唇が腫れて痺れを伴う症状の中でも危険な病気の症状や危険信号の可能性もあります。以下に解説をしていきます。
危険な病状とはどんなものがあるの?
口唇ヘルペス
症状としては、唇がピリピリ、チクチク、ムズムズしてかゆみを感じ、翌日には赤く腫れてきます。それから2日後くらいにピチプチした感じの小さな水疱が出てきます。
通常、1週間ほどで水疱は自然に治ります。この小水疱の中に沢山のウイルスがいて、接触感染力が強いウイルスです。
ウイルスがついた手で目を触ったりすると、角膜ヘルペスに罹患する可能性があります。
一生再発を繰り返します。アトピー性皮膚炎の方は掻くことで二次感染を起こし、リンパ腺が腫れたり、発熱が続いたり、食事が取れなかったり悪化する可能性があります。
唇ヘルペスにかかる原因は、1型単純ヘルペス感染。
初期感染は顎や耳の周囲のリンパ節が腫れます。
表面的にリンパ節の腫れや水疱がよくなったとしても、単純ヘルペスは顔の三叉神経に潜んでいて。
免疫低下や感染疲労、ストレス、風邪で体調不良となった時に現れます。
治療には抗ヘルペスウイルス外用薬塗布が使われます。重症の場合は抗ヘルペス薬投与が行われます。
接触感染力が非常に強いウイルスです。使用したタオルや唾液がついたお箸や食器は別にしましょう。擦らない、触らない。掻かないことが大切です。
関連記事:唇ヘルペスができる原因は?早く治す方法はあるの?
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クインケ浮腫「血管性浮腫」
症状は主にまぶた、口唇などの粘膜や皮下組織が限局的に急に腫れはじめ、数時間で10センチ程まで腫れてきます。5日ほどで腫れはよくなります。
蕁麻疹が出ることが多く、かゆみはあまり無いのも特調です。
まれに咽頭、鼻腔粘膜、消化粘膜に浮腫では、吐き気、嘔吐や腹痛で食事が摂れなくなることもあります。
上気道に浮腫症状が現れると呼吸がしづらくなり呼吸困難にまで状態が悪化する場合もあります。
繰り返し症状が現れるかどうかが重要です。
原因は薬の副作用、虫刺され、食べ物、遺伝、ストレス、疲労が要因とされ、深部皮下組織、粘膜下層組織に毛細血管の拡張などにより、体液が滲み出て皮膚が膨れ浮腫が起こります。
後天性と遺伝性があます。
クインケル浮腫は7種類あり、運動神経が局所的毛細血管から組織の間に漏れ出すアレルギー、ストレス、疲労が要因です。
- アレルギー性血管浮腫・・・食べ物や薬剤などのアレルギー反応。
- 遺伝性血管浮腫・・・免疫を構成する物質の欠損、機能的抜歯、ストレス、外科的手術が出現するきっかけとなる。
- 後天性血管浮腫・・・細菌から自己を守る免疫力の低下
- アンギオテンシン交換酵素窓外薬による血管性浮腫・・・降圧剤の1種である
- 物理的刺激による血管性浮腫・・・寒冷、温熱、振動、外傷、ストレス、日光など
- 特発性血管性浮腫・・・原因不明
- 好酸球性血管性浮腫・・・血液中の好酸球増多
以上が7種類のクインケル浮腫になります。
まずは、内科、皮膚科に行ってみて下さい。
そこで血液検査、必要に応じてCT,MRIでの検査が行われます。治療には抗ヒスタミン、ステロイドなどが投与されます。
関連記事:唇が麻痺して、しびれる!ピクピクする5つの原因をご紹介?
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粘液貯留嚢胞
症状は下唇、頬、舌の粘膜に5mm程度の粘液が溜まった腫瘤ができます。痛みはないことが多いです。思わず噛んでしまったりして、粘液が出ると自然に治ることもあるが、白く瘢痕化したり繰り返したり大きくなっていくこともあります。
原因としては、唾液腺の損傷、狭窄、閉塞により、唾液腺からの唾液分泌機能低下し、小唾液腺からの導管が通っている唇、舌、頬の粘膜の下に唾液が溜まり、下唇、口腔内に唾液が溜まって水疱ができるなどが考えられます。
歯科、口腔外科などで、レーザー治療、凍結治療、外科的な手術が行われます。
アレルギーによるもの
食直後に唇がピリピリして赤くぷっくり腫れてくる。
リップを新しいものに変えたりした時にも見られるかもしれません。
全身に蕁麻疹も見られることがあります。
初回は比較的すぐに治ります。しかし、繰り返すことにより、体の中の防御機能がアレルゲンと対抗しきれず、アナフィラキシー症状が現れ呼吸困難から死にいたることもあります。
原因は食品や外用品に含まれている特定成分を受け止められず、「アレルギーを起こす原因」だと認識します。
それがアレルゲンです。このアレルゲンから自分の身を守るために、免疫が自己防御をした証でありアレルギーがあるサインです。
歯科、皮膚科、内科、小児科、耳鼻科など幅広い科で対応可能です。
まずは、血液検査をしてアレルゲンの特定をするが大切です。
アレルギー反応に対しての内服治療。アレルギーが起こったであろうと考えられる物には触れないことが必要です。
アナフィラキシーショックの場合は、救急車を呼ぶ必要もあります。
関連記事:まぶたのかゆみがある赤い腫れはストレスやアレルギーが原因?
まとめ
「唇が腫れる」原因は、皮膚の乾燥や免疫力低下が主です。また、唇が痺れて思わず噛んでしまい腫れる場合もあります。その際は脳外科を受診してください。
免疫力低下予防のために、食生活の見直しと生活リズムを整えましょう。
唇が腫れるのは何かの病気のサインかもしれないので、心配なら病院受診をお勧めします。
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