唇が麻痺した感じが続く!原因として考えられることは?
体が疲れた時、歯医者へ行って麻酔をしたわけでもないのに、唇がピリピリ痛くて、感覚がはっきりせず、痺れているような感じになって思わず、顔が左右非対称になっているか?
右か左のどちらかが下がっていないか?
と心配になってしまうことがあります。ほとんどは疲れやストレスからくる一時的な症状ですので心配ありませんが、中には重篤な病気のサインであることもあります。
この記事では、唇が麻痺したような何とも言えない違和感について解説していきます。
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目次
唇の痺れの原因は?
口唇粘膜知覚過敏
気温の変化や乾燥が原因です。リップクリーム保護やマスク対応で改善することが多いです。
下歯槽神経の障害
下歯槽神経は下顎にあり感覚を司る神経です。唇の周りや歯槽の粘膜の感覚に影響するため、この神経が麻痺すると、上手に唇を動かすことができずに水さえもこぼしてしまうこともあります。
歯の治療で麻酔を使った際生じることがあります。
関連記事:舌の先端がしびれるや違和感!原因は脳梗塞や糖尿病?
過換気症候群
口周囲の痺れ、動機や頻脈があり、何よりも息を吐く前に吸ってしまうので、ハアハアとした呼吸をして、呼吸回数が増えます。もしも、家族がこのようになったら、意識があるかないか?
痙攣はしてないか?
確認して意識がない時や痙攣があれば、救急車を呼んでください。
意識があり痙攣がなければ病院受診をしてください。ただし、慢性的に過換気症候群を起こしやすい方で、手が小刻みに震えている程度ならば救急車は必要ありません。応急処置をしてあげてください。
応急処置のやり方
- 紙袋やスーパーの袋でも良いですから、口に袋を当てて呼吸をしてもらってください。
- 側で「吸って、吐いて」と声をかけながら呼吸を促してください。
上を実行するときに、肩に手を置いてあげたりして、大丈夫だと声をかけて安心させて冷静になってもらいましょう。
繰り返し症状があれば心療内科を受診してください。日頃から腹式呼吸や深呼吸をするように促してあげてください。
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脳梗塞
脳の血管が狭くなったり、詰まったりする血管障害で血液を送れず、神経の伝達障害などが起こります。肩こりや頭痛、めまい、耳鳴り、手足のしびれや感覚麻痺と筋力低下、呂律が回らない、顔や唇が痺れて麻痺した感じがあります。
すぐに脳外科を受診してください。
関連記事:左の後頭部がしびれる原因は?違和感について解説!
糖尿病
高血糖による神経的なダメージで、感覚麻痺、手足のしびれや唇、舌の痺れが症状の一つです。糖尿病専門の科を受診してください。
糖尿病はそれによって身体中がジワジワ年数を重ねながら壊していきます。
好きなものを食べたいのならば、食べれるように糖尿病の専門医師から、コントロールしてもらってください。
アレルギー
アレルギー食品や薬に対しての防御反応です。ある特定の物にアレルギーがある場合、それを再び口に入れただけでもアレルギー反応が起こります。
口の中や口唇のしびれや違和感や、唇がぷっくりと赤く腫れ上がり蕁麻疹症状が起こります。
顔が浮腫む場合もあります。
また、呼吸障害や意識消失がなければアレルギー専門の病院を受診してアレルギーを特定しましょう。
体の外に出る反応はまだ軽症ですが、喉の粘膜が腫れて呼吸困難になり、ショック状態となります。この場合すぐに救急車を呼んでください。様子を見ている余裕はありません。
口唇ヘルペス
元々体の中にあるヘルペスウイルスが原因。口唇や口の周囲にプチプチした小さな発疹ができます。
ピリピリ、チクチク、ムズムズした感じがあります。プチプチした発疹は水疱を形成し、かさぶたを作り乾燥して治ります。
疲労やストレスが原因です。栄養価の高い食品を摂ってゆっくり休養してください。
関連記事:唇ヘルペスができる原因は?早く治す方法はあるの?
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貧血
貧血により顔面神経に血液を十分に送れず、血液が運んでくれている酸素が不足し、神経がスムーズに伝達できなくなることが原因です。唇にも神経が通っていますので、唇のしびれや麻痺をしているような感覚になります。
妊娠中、産後の方は特に鉄分の補給をしましょう。
関連記事:貧血が原因であくびが止まらない?眠気がないのにナゼ?
ストレス
自律神経が過敏になりすぎて、緊張して血管に負担をかけ、血流を悪くして神経の伝達が上手くいかない時に、顔が痙攣したり手足がピリピリしたり、唇のしびれが起こります。リラックスできるような生活習慣を心がけましょう。
ビタミン、カルシウム不足
- 低カルシウム・・・唇と指先にピリピリした感じがある。カルシウムの吸収障害が起こる。
- ビタミン不足・・・唇や手足にむくみのあるしびれを感じる。よく知られているのが脚気です。特にビタミンB1欠乏が原因です。
まとめ
唇が麻痺する病気の原因はほとんどが自律神経の影響です。日常生活の生活習慣の見直しとそれぞれに必要とされる栄養補給に努め、適度な運動を心がけましょう。
アレルギーに関しては神経質になる必要もありませんが、神経質になるくらいの注意は必要です。
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