舌の先端がしびれるや違和感!原因は脳梗塞や糖尿病?
「舌痛症」という病気、皆さんご存じですか?
読んで字のごとく、舌痛症は舌が痛む病気なんですが、どちらかというと、舌先のしびれの方が一般的な症状だったりします。
舌先がしびれる症状は頻繁に起こるわけではありませんが、経験が全くないとも言えない微妙な症状です。
痛みやしびれが起こっているときは、多くの場合、味覚異常も引き起こされます。
しかも、このような症状がありながらも、腫れなどの外的な変化が見られないのが特徴としてあります。舌痛症はどういった病気なのでしょうか??
この記事では、舌痛症を中心に舌が痺れる症状と原因、また対策法について解説をしていきます。
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舌痛症の症状
舌痛症の症状で代表的なのは、やはり舌先のビリビリ、あるいはヒリヒリとした痛みやしびれです。感覚としては、軽い火傷をしてしまったような状態が続いている感じがあります。
また、このしびれや痛みは食事中など、舌を使っているときは、イメージとは逆に症状があらわれないという特徴もあります。
その症状とは裏腹に、舌の外見に一切の変化がないことも特徴としてあげられます。
通常、痛みやかゆみなどがある場合、肌が荒れていたり腫れていたり、あるいはできものが出来ていたりといったことが思いかびますが、舌痛症の場合、そういったことは一切なく、できものも、腫れもありません。
それが逆に不気味に感じる場合もあるでしょう。
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舌痛症の原因は
舌痛症の原因は、主にカビであると言われています。カビといっても別に口の中に生えているとか言うわけではなく、もともと人の口の中に無数に存在する細菌の一つが、カンジダというカビ菌なのです。
このカンジダは、本来は害をおよぼすような細菌ではないのですが、何らかのきっかけで許容値を超えて増殖してしまうと、舌痛症を引き起こしてしまいます。
そのきっかけとして、ほかの病気治療のための抗菌薬の摂取なども挙げられますが、最も身近かつ気をつけなくてはならないのが、ストレスの蓄積による身体の免疫力の低下です。
口の中の免疫機能で特に重要なのが唾液ですが、皆さんも「緊張して口の中が乾く」という経験をされたことがあるように、緊張などによって唾液の分泌というのは少なくなってしまいます。
しかも、ただの緊張なら一瞬のことで済みますが、日頃からの慢性的なストレスの蓄積の場合、その状態が長く続いてしまいます。
すると、口の中が唾液で十分に保護されていないことになり、カンジダなどの細菌の増殖を許してしまいます。
また、舌が乾いている状態は、表面が傷つきやすくもなってしまいます。
すると、そこから雑菌が入り込み、舌痛症以外にも様々な症状を引き起こしてしまう可能性があります。
先ほど症状の説明で「食事中などは症状があらわれない」とお話ししましたが、それは食事中などでは唾液が十分に出ているからなのです。
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対処法と治し方
舌痛症を抑えるために重要なのは、まずは口の中を清潔に持つことです。先ほど詳しくお話ししたように、舌痛症の原因は、最近の異常な増殖にあります。
つまり、日頃からしっかりと歯磨き・うがいを怠らないようにすることで、細菌の繁殖を防ぎ、舌痛症を予防することが出来るのです。
また、その他の生活習慣全般についても気をつけなくてはなりません。
先ほどお話ししたストレスは勿論のこと、体の免疫機能をしっかりとした状態に保つためには、食生活や適度な運動、規則正しい生活が必須です。
舌痛症に限らず、生活習慣の乱れは万病の元になりますから、常に健康に気を配ることが大切です。
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まとめ
この記事では、舌痛症にスポットを当てて解説をしてきました。舌にまつわる症状は今回ご紹介したもの以外にも沢山あります。味覚障害なども舌の症状として挙げられるかもしれません。
症状が続く場合は、重大な病気の可能性もありますので、一度病院にて専門医に診てもらう必要がありますので、早めに病院に行くようにして下さい。
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