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舌が重たい!筋肉痛のような痛みの原因3つと対処法をチェック!

男性


多くの方は激しい運動をした次の日あたりに、筋肉痛になってしまって身体が動かせないとう経験をしたことがあると思います。

ですが、舌が筋肉痛のように痛むということはあまりないのではないでしょうか?

普段ものを食べる時に食べ物がきちんと歯に挟まるように舌を無意識に動かしていますが、このことによって筋肉痛を生じることはないです。

この程度で痛みを生じていたら食事ができないからです。

しかし、まれに舌に痛みを感じる方があります。

そこでこの記事では、舌が動かしにくく、痛みを覚える原因について3つほどご紹介させていただきます。

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舌咽神経痛

脳からは脳神経と言われるものが12対でています。

この中で舌への痛みを生じるようなものは、舌咽神経の障害による痛みであることがあります。

舌咽神経は延髄という場所のやや後ろ側から出てくる神経で、舌の根っこ(舌根部)に達しています。

役割は耳や耳孔の温度や痛覚、触覚を伝えたり舌の奥側や喉に温痛触覚を伝えます。

また、舌の後ろ3分の1の味覚を脳に伝える役割もあります。


この神経が様々な要因によって圧迫されることで痛みを感じる場合がありますが、多くの場合原因を特定することができません。

明らかになるものの中には動脈が異常な位置にあって圧迫されていたり、まれですが脳や首にできた腫瘍が神経を潰してしまっていることもあります。

病気の症状が一定時間出ることを発作と言いますが、舌咽神経痛の場合発作の持続時間は短く2~3分だと言われていて、通常舌や喉の片側に限って痛みがでます。


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ものを食べたり話や咳、くしゃみをするといった特定の動作が発作の引き金になっていることがあります。

1~2%の方では心拍にも影響が出る場合があり、心拍が非常に遅くなり時に一時的に停止することによる失神が起こりえます。

似たような症状を呈してくる三叉神経痛と区別するためには医師に診てもらう必要があります。

また腫瘍の存在が疑われる場合にはMRI検査によって調べられます。


治療は異常な位置の動脈が原因となっている場合、血管減圧術とよばれる手術によって痛みを軽減します。

全身麻酔が必要な手術ですが、副作用は比較的少なく医師の技量によって顔面のしびれや筋力低下、感染、聴覚や平衡感覚の変化などが現れる場合があります。

薬剤による治療では、カルバマゼピンやガバペンチンといった、抗てんかん薬や三環系抗うつ薬が用いられます。

これらの薬剤が処方されるからといって、てんかんやうつ病なのかというとそのようなわけではなく、これらの薬が痛みを取り除くのに有用だから使用しているということですので安心してください。



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舌下神経麻痺

舌下神経は脳神経の中でも純粋な運動神経で、後述する舌の筋肉を動かす役割をしています。

ですので、この神経が麻痺すると舌を動かしにくくなったり、安静時の舌の位置が片側によってしまうという症状があります。


脳の外傷や血管障害、腫瘍など脳とその付近に原因がある場合(中枢性)と、神経自身に腫瘍が生じたり頸部の腫瘍やリンパ節炎など、脳ではないところに原因がある場合(末梢性)の2つのパターンがあります。


症状としては舌の運動障害や舌を前の方に突出させると片側に曲がってしまう、細かい痙攣が見られるといったものがはじめ見られます。

病気が進行してくると下半分の萎縮が見られるようになります。


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中枢性の場合には舌下神経の出どころ(神経核)が左右で非常に近いので症状が舌の両側に出ることもあります。

急激に舌が両側性に麻痺した場合、舌を動かすことがより不自由になるのでものを飲み込むことが難しくなったり(嚥下障害)、言葉をうまく喋ることができなくなってしまうこと(言語障害)があります。

治療としては元となっている疾患を治療したりATP製剤、ビタミンB群などの投与が行われます。



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筋肉痛

実は舌は筋肉の塊で、内舌筋(上縦舌筋、垂直舌筋、横舌筋、下縦舌筋)と外舌筋(口蓋舌筋、茎突舌筋、舌骨舌筋、オトガイ舌筋)からなっています。

恐らく皆さんの想像以上に筋肉が多いです。

逆に言うとこれほどの多くの筋肉のおかげで、舌の複雑な動きが可能になっています。

そして、普段の生活では舌を意識して動かすことは少ないと思います。

スポーツを日常的に行っていない方が急に走ったりすると次の日以降に筋肉痛が発生するように、舌も急に動かすと筋肉痛になってしまいます。

治療や対策としては舌を安静にして痛みが引くのを待ったり、あまり激しく舌を動かさないといったものがあるでしょう。

特に病気ということはないので基本的には経過観察で様子を見ます。



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まとめ

いかがだったでしょうか。

今回紹介したものの中で神経の障害が原因となっているものがありましたが、それぞれの大元を明らかにすることは容易ではありません。


ですが、脳腫瘍など命にかかわるような病気が隠れている場合もあるので、少し変だなと思われたら神経内科などを受診されることをおすすめ致します。



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