耳の軟骨が痛い原因は?ズキズキする腫れの対象法も解説!

耳の軟骨が痛い原因は?ズキズキする腫れの対象法も解説!

耳


耳の外側には軟骨と耳たぶがありますが、そこに炎症がおこることで痛みが出たり腫れたりする症状が起こることがあります。


耳の病気では「中耳炎」がよくかかる病気ですが、耳の軟骨が痛くなる病気もあります。原因は一体何なのか気になる所です。

ピアスをしている人はピアスが原因ではないのかと真っ先に疑うところですが、症状が続く場合は、何か深刻な病気なのではないか?と心配になってきます。


この記事では、耳の軟骨に痛みが出る病気にはどのようなものがあるのか、また痛みが出た場合どのように対処すればよいのかについて解説していきます。

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耳の作りについて

耳の外側を「外耳」といい「耳介(じかい)と外耳道」の部分を指します。(耳介は顔の外側に出ている部分全部の事を言いますので、耳の上から耳たぶまでのことです)

その奥を「中耳」、鼓膜の奥を「内耳」といいます。

耳介は音を集める働きをしており、軟骨と皮膚からできています。


耳介から外耳道の外側1/3の部分は軟骨からできているので「軟骨が痛む」という場合は、この部位の痛みを指しています。

外耳道の内側2/3は骨からできています。 

耳の作りについて簡単に説明をしました、続いて耳の軟骨に痛みや腫れがある症状について解説をしていきます。

耳介軟骨膜炎によるもの

男性


耳介は薄い皮膚でおおわれていますが、感染や圧迫などの刺激により炎症がおこりやすく、炎症は軟骨膜にまで及ぶことがあります。

すると、耳介が腫れたり痛みが出るようになります。

感染の原因は、ブドウ球菌や緑膿菌などの細菌が多いので抗生剤を使用し、なるべく早めに感染を抑えることが大切です。

耳介の腫れや痛みが強いときは、氷のうなどで冷やすと症状が落ち着きますが、耳介は皮膚が薄いので冷やしすぎないよう注意が必要です。

ヘルメットや帽子による圧迫

ヘルメットや帽子をかぶった時に、耳介を圧迫することがあります。

その状態で長時間いると、血流が悪くなり痛みが出ます。

ひどい場合は「血腫」ができることもあります。耳介が圧迫から解放されると徐々に痛みは軽減していきます。

圧迫された部分に炎症が起こると耳介軟骨膜炎になります。

予防するためには、ヘルメットや帽子はこまめに脱ぎ、長時間圧迫しないことが大切です。

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ピアスや虫刺されによるもの

耳介や耳たぶにピアスを開けたり、虫に刺されたりすると、その部位から感染をおこしてしまうことがあります。

ピアスの穴は清潔にしなければならないのですが、交換する時に汚れた手で触ったりすると、炎症がおこり痛みが出たりジュクジュクしたりすることがあります。

また、虫に刺された場所をかきむしることによって炎症をおこすこともあります。

予防するためにピアスの穴はきれいに消毒すること、手を洗ってからピアスを交換するとよいでしょう。


ピアスの穴は自分で開けると不潔になりやすいので、病院で開けてもらうことをお勧めします。

また、虫に刺された場所はかきむしらないように、冷やしたりかゆみ止めを使用しましょう。



関連記事:ピアスの穴から膿が出る!化膿した場合の対処法を徹底解説!

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耳を強くぶつけたことによるもの

耳をぶつけたり、スポーツなどで耳をぶつける機会が多い人は「耳介血腫」ができることがあります。

ぶつけたことで内出血をおこし、皮膚と軟骨の間に血がたまって血腫ができます。

血腫は自然に吸収されそのまま治癒することがほとんどです。しかし血腫が大きい場合は、針を刺してたまった血を抜くこともあります。

柔道選手など耳介血腫を繰り返しおこす人は、耳介の変形がおこりやすくなります。

再発性多発軟骨炎によるもの

再発性多発軟骨炎は自己免疫疾患の一つです。

この病気は軟骨に原因不明の炎症が繰り返しおこるもので、痛み・腫れ・皮膚が赤くなるなどの症状が出ます。

耳介部や鼻の付け根に症状が出やすいという特徴があります。

進行すると軟骨の破壊がおこり、軟骨の形が変わります。この病気はまれな病気で日本全国に400~500人程度の患者さんがいると推定されています。



関連記事:耳の後ろのしこり!痛くない場合も注意が必要な症状は?

まとめ

耳の軟骨は皮膚が薄く傷つきやすいため、感染などおこしやすく痛みが出やすい部位です。

耳介軟骨膜炎を予防するためには、耳介についた傷に炎症を起こさないよう早めに対処することが大切です。

そのためには傷の部分を清潔に保ち、汚い手で触らないようにしましょう。

痛みや腫れがひどいときはすでに感染している可能性があるため、早めに皮膚科を受診する必要があります。

再発性多発軟骨炎はまれな病気ですが、早めに受診し病気に気が付くことが大切です。そのために特徴的な症状を知っておくと良いでしょう。

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