脇の下を伸ばすと痛い!7つの原因と見逃すと危険な病気を紹介!

脇の下を伸ばすと痛い!7つの原因と見逃すと危険な病気を紹介!

脇の下


脇の下には、リンパ節や筋肉が存在しており、周辺には心臓や肺などの内臓もあります。

そのため、痛みが起こると何の原因か、見当がつきにくい可能性もあり不安が強くなります。


さらに、しこりを見つけると女性の場合は「乳がん」を真っ先に想像するかもしれません。

この記事では、脇の下を伸ばした際に起こる痛みや、様々な症状の原因と危険な病気の影響を解説していきます。

筋肉の凝り

脇の下の辺りには、肩関節や肋骨、肩甲骨などに付着する筋肉が密集しています。

脇の下以外にも、首や肩、背中に凝りを感じる方もいるかもしれません。

長時間のパソコン作業や同じ姿勢をとり続ける、不良姿勢をとり易い方は、姿勢の改善や適度な休憩などを取り入れてみましょう。

乳腺炎

脇の下や胸の圧痛が起こり、しこりができる場合もあります。

また、発熱や頭痛の症状も生じます。授乳中の女性に多い病気で、出産から6週の間に起こります。

細菌による感染や、授乳期に乳汁が上手く出なかったことなどが原因で起こるとされています。

治療としては、十分な水分摂取、抗生剤の使用があります。

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リンパ節炎

脇の下の腫れや痛みが生じます。

細菌の感染などにより起こる病気です。炎症を起こしているリンパ節は、抗生剤の使用で多くは落ち着いていきます。


しかし、脇の下にしこりを見つけた際には、「悪性リンパ腫」が疑われますので、早急に医療機関への受診が必要となります。

風邪症状、原因不明の倦怠感や体重減少がある場合も疑う要因となります。



関連記事:脇の下の膨らみが痛い!しこりの原因で考えられることはコレ!

脂肪腫

脇の下


脇の下の皮膚の下に脂肪が溜まり、しこりとなってしまった状態を言います。

痛みを伴うことはほとんどありませんが、周辺の皮膚の突っ張り感が生じる場合があります。

脂肪腫はほとんどの場合、良性の腫瘍とされています。


しかし、悪性となることもあるため、一度、医療機関で相談してみることをおすすめします。

また、良性の場合でも徐々に大きくなるようであれば、切除する必要が出てきます。



関連記事:鎖骨の下のリンパのしこりが気になる!危険な病気を解説!

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乳がん

脇の下のしこりがある場合、女性では、乳がんを疑う必要性もあります。

乳がんは、40歳以上の女性に発症することが多く、初期には痛みが出ないものがほとんどです。


脇の下のリンパ節に転移を認めることがあり、その際、しこりや腕の倦怠感が症状として現れます。

リンパ節への転移が認められた場合、リンパ節とその周辺の脂肪組織を切除する、腋窩リンパ節郭清という手術が実施されています。



関連記事:脇の下の腫れが気になる!痛くない場合でも注意したい病気と症状は?

肺気腫

肺気腫は慢性閉塞性肺疾患(COPD)の一つで、喫煙が主な原因とされる病気です。

肺には、肺胞という空気の袋がいくつも存在しており、この肺胞が肥大、破壊され肺気腫が起こります。


一度壊された肺胞は回復することはなく、肺が徐々に潰れた状態に陥り、気道が閉塞されます。

脇の下に痛みが生じることがあり、咳や痰、呼吸苦の症状が伴います。


この病気の治療として、最も重要なことは禁煙となります。

また、症状の緩和を目的に、吸入気管支拡張剤や酸素療法が用いられます。

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心筋梗塞、狭心症

心筋梗塞では、動脈硬化などが原因で、心臓に栄養を送る血管が詰まることから、心臓の組織が壊死した状態に陥ります。

急性のものでは、突然、胸の激しい痛みに襲われるということを聞きますが、そうでないものの場合にも前触れの症状があります。


左肩や腕の痛み、脇の下、背中まで痛みが出現することがあり、これを放散痛と呼びます。

その他にも、吐き気や歯の痛み、はっきりしない胸の違和感などにも注意が必要です。

心筋梗塞に似た症状を持つものとして、狭心症があります。


これは、心臓の冠動脈の血流が低下し、一時的に心臓への酸素供給が不良となることから起こります。

心筋梗塞と同様に胸の痛みなどを訴えますが、症状は数分〜15分以内で治るものが多く、ニトログリセリンの投与により症状が軽快します。

心筋梗塞の場合は症状が30分以上続く事が多く、ニトログリセリンの効果も得られない場合に疑われます。



関連記事:左胸が痛い原因は?ズキズキする5つの病気を詳しく解説!

まとめ

今回は、脇の下の痛みやしこりの原因を7つ挙げて、解説しました。

脇の下にはリンパ節や筋肉、様々な臓器の影響からくる症状があります。

症状によっては、早急に医療機関での対応が必要なものもあります。


また、女性の場合は、乳がんの可能性も考えなければなりません。その際に、少しでも、体の状況を把握できる事が必要となります。

症状をそのままにせず、危険な症状に気づいたときには、なるべく早い段階で医療機関を受診してみましょう。

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