インフルエンザ予防接種の副作用で腫れや痛みがある期間は?

インフルエンザ予防接種の副作用で腫れや痛みがある期間は?

毎年冬になるとインフルエンザが猛威をふるいます。こまめなうがい・手洗いやマスクを着用する事も大切ですが、インフルエンザ予防接種を受けておくことも大切です。


しかし、インフルエンザ予防接種を受けると、注射を打った場所が赤く腫れたり痛くなったりすることもあります。人によって症状の大小はあるかと思いますが、この様な副作用(副作用と言うよりは副反応と言った方が良いかもしれません)が気になる方も多いのではないでしょうか??


*副作用と副反応は同じ意味ですが、ワクチンを開発した人達や製薬会社の方達はこだわりを持って副反応と言う言葉を使っているそうです。

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予防接種・ワクチンについて

まずは、予防接種(ワクチン)についてもう一度確認してみましょう。予防接種は伝染性疾患の流行を防ぐ目的で、ワクチンなどを接種して病原菌やウイルスに対する抵抗力(免疫力)を獲得させるために実施されます。


予防接種はその有効性が実証されていますが、100%というわけにはいきません。ごく希にですが、抵抗力がつかないケースもありますし、頻度は低いものの副反応が出る可能性があります。


予防接種を受ける目的は、自身が感染しないようにする目的もありますが、流行を防ぐ目的もあります。頭の片隅に置いておきましょう。


一般的な副反応

一般的な副反応としては、

・接種局所が赤く腫れる、熱を持つ、痛む、かゆくなる

・全身の症状としては、発疹、蕁麻疹、発熱、ショック

・卵アレルギーがある人はアレルギー反応が出ます(卵アレルギーがある人は医師と相談する必要があります)

などがあげられ、これらの症状の多くは48時間くらいまでに発生いします。


今回の記事のタイトルであげています、腫れや痛みは軽度の副反応と考えられますので、それほど心配は無いと思います。通常は2~3日で治まってきます。

症状がひどい場合は、冷やすと良いかと思います。


ワクチンの当たり、外れ

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インフルエンザ予防接種は基本的に、流行前に接種することになります。毎年流行するインフルエンザのタイプを事前に予想してワクチンを製造しますので、年によっては当たり外れがあり、有効性も年によって違う事もあります。


そして、インフルエンザのワクチンの効果は長く続かないため、毎年接種する必要があります。


インフルエンザワクチンを打った後は、飲酒・激しい運動・長風呂を避け、接種局所が腫れているからといって強くこすったりするのはやめて下さい。


補足情報

タミフル

インフルエンザに掛かった際に使われる薬のタミフルですが。10歳~19歳位の人が、このタミフルを服用して幻覚が見えたり、異常な行動をとったりして一時話題になっていた薬です。


該当する年齢の方が服用する際には、周りの人が注意して様子を見ておく必要があります。


そんなタミフルですが、効果があるからこそ処方さっる薬です。タミフルはインフルエンザが増殖する際に必要な、ノイラミダーゼという酵素の働きを阻害する作用があり、ウイルスが増殖するのを抑えることができる薬です。


ウイルスに感染してから早い段階で服用することで、症状を軽減して治りを助けてくれます。(2日以内の服用が理想的とされています)

リレンザ

タミフル・イナビルと同様にインフルエンザの治療によく使用されるリレンザですが、この薬もインフルエンザウイルスの増殖に必要な酵素を阻害して、ウイルスの増殖を抑える働きがあります。


リレンザを服用することで、1~2日早く症状が治まることが期待できます。

喘息やCOPDなどの呼吸器系の疾患がある方は注意が必要な薬で、医師に申し出て下さい。

イナビル

イナビルも上の2つの薬と同様インフルエンザの治療にはよく使用される薬です、この薬も服用することで1~2日早く回復する事が期待できます。


他の薬と違い、8回の吸入で治療が終了することが特徴で、毎日の服用が必要ありません。吸入器を用いて服用するタイプの薬ですので、上手く吸入できないと期待された効果が出ないので、医師や薬剤師の説明をしっかりと聞くことが大切です。


この薬は喘息がある人は注意が必要な薬ですので、医師に申し出て下さい。

まとめ

インフルエンザ予防接種を受けた際に接種した局所が、赤く腫れたり、痛くなったり、かゆくなったりする副作用とも思える症状が出ることがありますが、これはある程度は通常の反応であるので心配はいりませんが、痛みがひどい場合などは、冷やすと効果的です。


それでも腫れや痛みが引かない場合は、病院に行って診察を受けるようにして下さい。卵にアレルギーがある人はアレルギー反応が出ている可能性もあります。


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