赤ちゃんの指しゃぶりは愛情不足が原因は嘘!利き手が腫れることも!

赤ちゃんの指しゃぶりは愛情不足が原因は嘘!利き手が腫れることも!

赤ちゃんの指しゃぶりは気になる方も多いのではないでしょうか。赤ちゃんのお母さんのお腹の中にいる時から指しゃぶりをしていますから、本能的に指しゃぶりをしているのです。


ただ、指しゃぶりにはメリットとともにデメリットもあります。この記事では赤ちゃんの指しゃぶりについて書いていきますので、参考にして下さい。

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赤ちゃんの指しゃぶり

赤ちゃんには、うまれながらにして「吸啜反射」という本能があります。吸啜反射とは、赤ちゃんが母乳やミルクを飲むために必要な本能で、口周りに触れたものを無意識に何でも吸いつく様子のことを言います。


赤ちゃんに何も教えなくても、自分からおっぱいを飲もうとするのはこの吸啜反射があるからなのです。


とくに、生まれてから生後3か月ぐらいの期間は吸啜反射が活発なので、口の周りに触れたものは何でも吸い付こうとします。その時期に、自分の手や指が口の周りに偶然触れたところから、指しゃぶりが始まっていきます。


ですから、まだ指とか手という認識が出来ておらずに「触れたものに吸いつく」ということに集中しているだけです。そこから徐々に指や手の認識がついてくるようになり赤ちゃんの指しゃぶりが定着していきます。


要するに、初めは目の前で動く指に好奇心が働き指しゃぶりでその感触を確かめようとするのです。口のなかで指の感触を学び、指しゃぶりをすると指が濡れることや吸いつく力などの感触を学んでいます。


これは赤ちゃんにとって初めての学びの場だったり、遊びでもあるので心配せずにこの時期の指しゃぶりは無理に止めさせないようにしましょう。


そのうちに、範囲を広げて足の指までしゃぶるようになります。よく見かける光景ですが、遊びと身体を認識する上で大切な行動ですから暖かく見守りましょう。

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指しゃぶりはどんな時にするの?

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眠い時

最も多いのが眠い時の指しゃぶりですね。これは添い乳を求めているサインと言われています。赤ちゃんは眠気を感じてくると自然と指しゃぶりをするようになります。

お腹が空いている時

赤ちゃんの指しゃぶりには、お腹が空いているというサインの時があります。お腹が空いたなあと感じると自然に指を加えて授乳の準備を開始します。

不安になっている時

赤ちゃんは日々新しいものに触れていますね。身の回りの新しいものは赤ちゃんにとっては強い刺激になることもあります。


赤ちゃんは不安になると指しゃぶりをして気持ちも落ち着かせようとします。


同時に、お母さんが傍から離れて不安になっている時も指しゃぶりで安心しようとします。指しゃぶりが頻繁に目立ったり、不安そうな顔をして指しゃぶりをしている時は、たくさんスキンシップをとって安心させてあげてください。

歯がかゆい時

離乳食を始める頃の赤ちゃんには、歯がだんだん生えてきます。この歯が生えてくる時期は、歯茎がむずむず痒くなります。


赤ちゃんは指しゃぶりをして歯のかゆいのを解消しようとする場合があります。これには、おしゃぶりなど歯固めを与えてあげると落ち着いてくるでしょう。

気になる衛生面は?歯並びの心配も

赤ちゃんは興味のあるものは何でも触れようとしますから、指が汚れていることもあります。そのような指をしゃぶると、ウィルスや細菌が体内に入り込みますから注意が必要です。


ですから、赤ちゃんの指は濡れたタオルやウェットティッシュでこまめに拭くことが大切です。


また、爪もこまめに切り清潔に保ち、伸びた爪で口の中や舌などを傷つけることのないようにしましょう。


乳歯がある程度生えそろってくる時期までに指しゃぶりをしていると、歯並びに影響が出てくる恐れがあります。


歯並びの影響が出てくるのは、乳歯が生え始めてからなので月齢が浅い赤ちゃんなら心配する必要はないでしょう。


1歳半から2歳ぐらいまでには指しゃぶりを卒業していることが重要です。

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おしゃぶりは?

指しゃぶりを止めさせるために「おしゃぶり」を与えるお母さんも多いですね。おしゃぶりのメリットとしては、鼻呼吸が定着すること、乳幼児突然死症候群のリスクを軽減出来ること、すぐに泣きやんでくれること、寝かしつけが楽になることなどが挙げられます。


逆にデメリットは、おしゃぶりに依存してそれがなければ泣きやまなくなり、寝付くことも出来なくなってしまうということがあります。


また、いつも口にくわえることで言語発達やコミュニケーション能力発達に遅れが生じてしまうということが挙げられます。また長期のおしゃぶりで、歯並びへの悪影響も考えられます。


このデメリットを考慮すると、おしゃぶりに依存すると卒業することが難しい作業になるので出来れば指しゃぶりでとどめておく方が良いかもしれません。

まとめ 指しゃぶりの卒業時期

赤ちゃんの指しゃぶりの始まりは、本能としての指しゃぶりでした。赤ちゃんの指しゃぶりが愛情不足であるというのは違うことが分かりました。


ただ、歯並びなどのデメリットがたくさんあると考えると指しゃぶりの卒業を考えなければいけません。


3歳を過ぎる頃には、ほとんどの赤ちゃんが指しゃぶりを卒業しています。稀に利き手が腫れて吸いダコが出来るほど指しゃぶりが習慣になっている場合があります。


基本的には、赤ちゃんの指しゃぶりは1歳を過ぎると次第に治まると言われています。遊びに夢中になったり好奇心が他に向いたりすることから指しゃぶりで遊ばなくても良い、欲求を満たす必要がなくなるからです。


もし、なかなか指しゃぶりを卒業出来ない、寂しさなど精神的欲求不満が関係していると疑われたら一度小児科医や心療内科医に相談し改善策を一緒に考えてもらいましょう。


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