扁桃腺が腫れる原因は?大人でも発症する可能性があるので注意して!
扁桃腺とは、舌の付け根に見られるこぶのようなものです。
この扁桃腺の腫れがどのような病気を引き起こすのでしょうか??
また、治ったと思ったらまた腫れる!このように何度も腫れる原因は何か?
今回の記事では、扁桃腺の腫れについて紹介します。
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目次
扁桃腺の機能と腫れる原因
扁桃腺とは?
扁桃腺は、5~7歳くらいの幼少期前後に細菌やウイルスなどの病原体が体内に侵入しないように防ぐ免疫機構です。中学生くらいに成長して体のすべての免疫機能が発達すれば、扁桃腺の免疫機能はそれほど重要ではなく、なくてもあまり変わらないものになります。
扁桃腺が腫れる原因
扁桃腺が腫れてしまう原因は、過剰なストレスや疲れになどによって免疫が低下し、細菌やウイルスが侵入しやすくなり扁桃腺が腫れる原因となります。また、急激な温度変化や、タバコなどにより扁桃が大きな刺激を受けて腫れることもあり、のどが乾燥することで細菌やウイルスが侵入しやすくなります。
主に、これらが原因で扁桃腺が腫れます。
その他に、性行為により扁桃腺が腫れることもあり、クラミジアや淋病、エイズ、梅毒などの病気を起こします。
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扁桃腺炎の症状・治療法・予防法
扁桃腺が腫れることを扁桃腺炎といい、扁桃腺炎の初期症状は喉が赤く腫れたり、風邪に似た症状となり、悪化するまで気づかないことがほとんどです。この初期症状から悪化することで急性扁桃炎になります。
急性扁桃炎では、のどの痛みが激しくなり、扁桃腺に黄白色の膿が付着し、頭痛や発熱、全身倦怠感などを伴います。
この急性扁桃炎を年に何回も繰り返すようになると慢性扁桃炎になります。
扁桃炎が慢性化すると、関節リウマチや腎炎などの合併症の危険があるため、扁桃炎を摘出します。
3種類の慢性扁桃炎
慢性扁桃炎には、慢性単純性扁桃炎、習慣性扁桃炎、扁桃病巣感染症の3種類あります。- 慢性単純性扁桃炎は、大人に多く、のどの痛みや乾燥などが続いている扁桃炎です。
- 習慣性扁桃炎は、急性扁桃炎を年に数回繰り返し、子供に多い病気です。
- 扁桃病巣感染症は、扁桃に症状は現れず、皮膚や腎臓などの扁桃とは離れた場所で症状が現れる扁桃炎です。
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扁桃腺炎の治療
治療は抗生物質によるものがほとんどです。扁桃は常在菌も多く、原因菌を特定しづらいため抗生物質を投与します。
約1週間内服し、安静にしていることで治ります。
また、漢方による治療も有効です。慢性扁桃炎となり重症の場合は、合併症を防ぐため扁桃を摘出する必要があります。
摘出には1時間半程度かかり、約1週間入院します。
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扁桃腺炎を予防するために
扁桃腺炎にならないためには、まずは免疫力を高めることです。
食事に偏りがないように気を付けて規則正しい生活をしましょう。
また、のどもあまり乾燥させないようにしましょう。喉を乾燥させることで菌が侵入しやすくなります。
定期的にうがいをし、乾燥しやすければマスクを着用するのも良いと思います。
扁桃腺炎は人にうつる病気ではないので、自分の体調管理をしっかりして、予防することで扁桃腺炎になりにくくなります。
扁桃腺が腫れたときの対処
扁桃腺が腫れてしまった場合は、口の中には菌がたくさんいるため、うがいをして殺菌しましょう。うがいが終わった後はできるだけ喉を乾燥させないようにし、こまめに水分をとりましょう。
また、扁桃腺が腫れているということは免疫機能が低下しているということですので、栄養バランスを考えて食事をとりましょう。
その他に、扁桃腺が腫れると首の付け根付近のリンパ腺も腫れるので、そこを冷やすことで痛みが和らぎます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。扁桃腺炎はそれほど深刻なものではありませんが、免疫が低下している状態なので抗生物質で治療し、免疫力を高めるように意識しましょう。
また、性行為による扁桃腺の腫れはエイズなど危険な病気もあるので喉に違和感があったらすぐに病院で検査を受けましょう。
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