喉がしみるような痛みの原因6つ!病気の初期症状の可能性!

喉がしみるような痛みの原因6つ!病気の初期症状の可能性!

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喉が痛い・イガイガする・唾をのむとしみるように感じる場合は、まずは風邪を疑い、風邪薬で喉の症状を鎮めてしまおうと思いがちです。

風邪薬には喉の炎症を抑える成分も含まれていますので、ある程度の効果は期待できます。

しかし、その喉の違和感には、風邪以外の病気が隠れているかもしれません。

そこでこの記事では、喉の痛みの原因と症状についてお伝えしたいと思います。

急性咽頭炎(きゅうせいいんとうえん)

咽頭と呼ばれる食道の入り口部分の粘膜が、炎症を引き起こしているために喉が痛みます。

ウイルスや細菌に感染したり、喉の酷使が主な原因です。

喉が痛みが症状として強く表れ、それ以外に倦怠感や発熱、頭痛や時にはリンパの腫れなどの症状が現れます。


治療方法としては、解熱剤や鎮痛剤などを服用したり、細菌やウイルス感染が原因の場合は抗生剤を使用します。

予防法としては、タバコやアルコールを止める、うがいを徹底する、喉に負担がかからないよう心がけるなどがあります。

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急性扁桃炎(きゅうせいへんとうえん)

扁桃腺と呼ばれる喉の奥に炎症が生じ、喉の痛みが生じます。

これも、急性咽頭炎と同様に、細菌やウイルス感染によることが主な原因です。

インフルエンザなどの場合で喉が痛いときは、急性扁桃炎が考えられます。

主に風邪ウイルスなどによる身体の症状が現れます。


発熱や悪寒などの症状により、単なる風邪と思われがちです。

治療には、喉を消毒したり、抗生剤の服用を行い、数日程度で症状が落ち着いて完治することがほとんどです。



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鼻咽腔炎(びいんくうえん)

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これは、鼻咽腔(鼻と喉の境目あたり)と呼ばれる場所が炎症を引き起こしている状態を言います。

鼻咽腔は、鼻から吸入された空気が直接当たる部分であるため、外部からの細菌やウイルスなどが粘膜に付着しやすく、風邪を引くとまずこの鼻咽腔が赤く腫れあがります。


この鼻咽腔が慢性的に炎症を引き起こすような状態だと、風邪を引きやすい状態になったり、継続的に頭痛に悩まされることがあります。

また、痰がでたり、耳の閉そく感や耳鳴り等の症状が現れます。

抗生剤や炎症を鎮める内服薬で完治可能ですが、症状が酷い場合には、直接鼻咽腔に薬を塗ることもあります。



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亜急性甲状腺炎(あきゅうせいこうじょうせんえん)

「亜急性」というのは、「急性」よりも長く続くという意味で、急性の場合と区別するために使用されます。

つまり、急性よりも長く症状が続く甲状腺炎ということです。急性よりも長く続きますが、それが慢性化することはありません。


この病気は非常にまれな病気で、女性は男性の12倍の発症率だと言われています。

主に30代から40代の女性に多く発症します。

発症原因は詳しく分かっておりませんが、甲状腺に炎症が起こり、喉が痛む、腫れる、発熱がみられるなどの症状が現れます。

物を飲み込む時に痛みがますのが特徴的です。


夏などの暑い季節に発症することが多いですが、それ以外の時期にも発症可能性はあり、一年を通じて油断はできません。

ウイルスが原因ではないかと思われがちですが、亜急性甲状腺炎は、他人に移ることはありません。

血液検査結果の数値以上により、判断されます。

治療は、副腎皮質ホルモン剤とよばれる薬がとても効果的で、約2ヵ月ほどは薬の服用を続け、少しづつ完治に向けて治療が行われます。



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咽頭カンジダ症

カンジダ菌という常に喉にいる菌が、異常に繁殖することが原因で炎症を引き起こしてしまいます。

初期症状としては、喉が軽く痛む程度であったり、少し喉が乾燥したかのような感じがする程度(喉は赤く腫れあがっています)ですが、放置していると炎症が広がり、出血などの酷い症状が引き起こります。


進行してしまうと、口の中にまで炎症や異常が広がります。

炎症や異常が食道の方へ行くと痛みが広範囲に広がり、痛みに苦しむことになりますが、抗生剤などを含む薬の服用で数日程度あれば完治します。



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咽頭異物(いんとういぶつ)

咽頭異物は、魚の骨が喉に刺さったというような場合です。

なので、咳も痰もなく身体の異変や風邪のような症状もありません。

喉に少し痛みがあったり違和感がありますが、これは喉に引っかかっている異物が、よほど大きなものでなければ、数時間から数日で自然と解消されます。

あまりにも痛みが強かったりする場合は、病院へ行くと異物を取り除くなどの処置を行ってくれます。



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まとめ

喉の痛みが症状として現れる病気は、たくさんあります。

風邪のときも喉が痛みますが、大きな病気の時も風邪と似たような症状が現れるため、喉に異変を感じたら自己判断せず、すぐに病院へ行き医師の診察を受け適切な治療を受けましょう。

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