右脇腹の引きつるような痛みの原因は?病気の可能性もある!
寒い時の急なランニングや、食事摂取後の急なジョギングなどこれらは脇腹痛を引き起こす時があります。
多くの方はご経験されているかと思います。
この記事のテーマは右脇腹痛(特に引きつるような痛み)です。左脇腹と右脇腹の痛みとでは状況は変わります。
また、同じ右脇腹痛でも男女ではまたその内容が変わってくる可能性があります。
以下に詳しく見ていきましょう。
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右脇腹の痛みの原因
右脇腹が痛む時にはどの様な事が考えられるのでしょうか?単に一時的なもので心配はいらないものから、病気の症状などで病院で医師の診察を受ける必要がある場合と、一言に右脇腹が痛いと言っても様々です。
様々な事が考えられ、そのうち一部にはなってしまいますが、以下にいくつかご紹介していきます。
筋肉痛
右脇腹は普段はめったに使うことのない部位です。普段は負荷があまりかからないところであるがゆえに少しの負荷がかかっても筋肉痛を引き起こす場合があります。
1週間ほど安静にすれば痛みも和らいでくるでしょう。この場合はあまり心配はいりません。
便秘
便秘でも右脇腹が痛くなるケースがあります。腸にガスがたまりその後痛みが脇腹に広がります。
痛みを伴うほどガスが溜まっている状態ですので、一度、医師の診察を受けましょう。
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胆石
胆のう、胆道、胆管、いずれかの部位にできた結石を胆石といいます。胆石ができた場合は、右脇腹から背中にかけて痛み、激痛を伴います。
脇腹の痛みは時に食後に現れます。
胆石になる主な原因はコレステロールが結晶化して石になるケースや食べ過ぎ、ストレス、不摂生などがあります。
痛みを感じたら、早急に医師の診察を受けましょう。
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腹膜炎
腹膜とは腹腔内を覆っている膜のことです。腹腔内は普段は無菌状態ですが、何らかの原因で細菌感染してしまい炎症を起こすことを腹膜炎といいます。
症状としては、まず右脇腹など部分的に痛みを感じ、その後痛みの範囲が広がっていきます。
吐き気や発熱などを伴うこともあります。
命を落とす可能性もある怖い病気です。症状に気付いたらすぐに医師の診察を受けましょう。
尿路結石、膀胱炎
膀胱炎はその名の通り、膀胱の炎症です。尿管結石は尿路に結石が発生する病気です。
尿管結石は激痛と言われています。その他に吐血や血尿といった症状が出ることもあります。
原因としては以下があげられます。
- 尿路の細菌感染
- 排尿の回数が少ない
- 水分不足
- ストレス
- 暴飲暴食
結石の原因となるのがシュウ酸カルシウムの過剰摂取です。
ジュースやコーヒー、アルコールの過剰摂取は控えましょう。
泌尿器科の受診をしてください。
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がん
大腸がん、肝臓がん、腎臓がんの場合、右脇腹に痛みを感じる可能性があります。特に大腸がんは発症する人が多く、あまり自覚症状のないまま進行する人もいます。
この場合早期発見は困難ですが、発見が遅れると他の部位に転移する可能性もあります。
軽い症状でも違和感をがあれば医師の診察を受けてください。
関連記事:右脇腹が痛い原因は?チクチクして不快な症状を確認!
胃潰瘍、十二指腸潰瘍
胃潰瘍や十二指腸潰瘍の可能性も考えられます。現代社会を生きる過程で受ける過度のストレスが一番の原因です。
十二指腸潰瘍ではピロリ菌なども原因としてあげられます。
左脇腹にも痛みを感じる時がありますが、右脇腹にも痛みを感じる時があります。
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婦人病、女性特有の痛み
女性の場合は、子宮筋腫や子宮内膜症の可能性もあります。子宮筋腫とは子宮を支える筋肉の部分増殖による良性の腫瘍のことです。
腰や右脇腹に痛みが出たり、生理が長引いたりします。
子宮内膜症は生理で炎症性の癒着を引き起こす病気です。
子宮内膜が子宮内腔以外に発生し増殖する疾患です。
妊娠をしていない女性に多く見られます。 婦人科の診察を受けてください。
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まとめ
右脇腹の違和感や引きつるような痛みがあり、下腹部や背中へと痛みが移動したり広がる場合はすぐに病院に行きましょう。放置すると大変危険ですので、自己判断はやめて、医師の診察を受けてください。
ご紹介しました通り、右脇腹の痛みにはいろいろな病気が考えられます。
筋肉痛などのいつもの痛みと何かが違うと、少しでも感じた場合はそのまま様子見をする事はやめましょう。
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