マグネシウムが不足すると危険?どんな症状が出るのかを解説!

マグネシウムが不足すると危険?どんな症状が出るのかを解説!

食事


みなさん、マグネシウム不足と聞いてピンとくる人はいるでしょうか。

普段の食生活の中でマグネシウムの摂取量を意識して食事をしているという人は多くはないでしょうが、私たちの体が正常に機能するうえで、マグネシウムとは必要不可欠の栄養素であると言えます。


そんなマグネシウムが不足するとどのような症状が出るのか、また、マグネシウム不足を補うにはどうすればいいのか分かりやすく解説していきます。

マグネシウムとは

マグネシウムは私たちの体中に分布し、骨に50%~60%、血液内におよそ1%存在しています。

マグネシウムの主な働きは300種類もの酵素反応に関わっているとされ、血圧調整や神経伝達、タンパク質の合成、心機能の維持など、多岐に渡ります。


また、ストレスとも大きく関係し、ストレスによって排尿時に捨てられてしまう量が増加することも分かっています。

しかし日本人の食生活でマグネシウムが摂取されにくいこと、ストレス社会であることなどもあり、マグネシウム不足であると言われています。

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マグネシウムが不足するとどうなるのか

私たちの体中のマグネシウムが不足してしまうと、マグネシウムの主な働きである「骨の強化」、「血流の促進」、「血圧の安定化」が十分に行われなくなり、様々な支障をきたします。


これから紹介するのはマグネシウムが不足すると現れる主な症状です。

心当たりのある人は今一度食生活を見直す必要があります。

また、マグネシウム不足が慢性的になることで、がんや心筋梗塞、脳卒中、糖尿病などの大病にかかるリスクも高くなるので注意が必要です。

脳の活動の低下

マグネシウム不足の初期症状として現れます。

マグネシウム不足によって血流が悪くなり、血圧も不安定になることから脳への酸素供給が上手く行えず、酸欠状態になってしまいます。

記憶力の低下や貧血、不整脈や不眠症、筋肉のけいれん、頭痛、疲労感など様々な症状を引き起こします。

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女性特有の病気

マグネシウム不足が慢性化していくと、女性の場合、無月経の他、月経痛、月経前症候群の重症化などの症状が現れます。



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心の病気

マグネシウムの働きのひとつとして、精神安定物質でリラックス効果のある「セロトニン」を生成するのに関係しています。

マグネシウム不足によってセロトニンが生成されにくくなり、精神的に滅入ってしまったり憂鬱な気分になったりしやすくなります。




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基礎代謝能力の低下

マグネシウムには基礎代謝を正常に機能させる働きがあります。

ダイエットをしている人は食事制限によってマグネシウム不足になることが多く、基礎代謝能力を下げてしまっていることがあるため、逆に痩せにくい体となってしまう可能性があるため注意が必要です。

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マグネシウム不足を解消するには

マグネシウムの摂取量の目安として、一日あたり成人男性で350mg、成人女性で330mgが推奨されています。

最近では様々な栄養素のサプリメントがコンビニやドラッグストアで手に入れることができますが、毎日の食生活からもマグネシウムを多く含む食品を食べることでマグネシウム不足による症状が改善されます。

マグネシウムを多く含む食品には豆類、魚介類、種実類、藻類などあります。

豆腐やわかめの入ったみそ汁や、焼きのりなど、ご飯とともに食べれるものもあればピーナッツやココア、チョコレートなどでも摂ることができます。

ただし何事も摂りすぎはよくありません。


マグネシウムの過剰摂取は「高マグネシウム血症」になる恐れがあり、めまいや立ちくらみ、下痢などの症状が現れることもあるので注意が必要です。



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まとめ

日本人の食生活は昔から、食品からのマグネシウムの摂取が少ないためにマグネシウム不足となる人が多くいました。


現代でも食生活は大きく変わっていますがスナック菓子やインスタントの食事が広まり、さらにマグネシウムが不足した食事ばかりとなっています。

マグネシウム不足を自覚する人は少なく、なんとなく体が不調だと感じながらそのままの生活を続けてしまい、症状が悪化するまで放置されることが少なくありません。


偏った食事ばかりしている人やストレスを感じやすい人は特に食生活の見直しを行いましょう。

適切な量のマグネシウムを摂取することで健康を維持するだけではなくストレスに負けない体づくりを目指しましょう。


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