アスパラガスの栄養は?食べ過ぎると体に害になることも!
アスパラガスというと緑の細長い野菜を思い浮かべます。食卓に頻繁に並ぶ野菜ではありませんが、スーパーでは毎日目にする身近な食材です。
アスパラガスに含まれる栄養素には疲労回復、美容に良い、免疫力アップなど嬉しい効果がたくさんあります。逆に痛風や便秘がちの人には、たくさん食べると良くない影響もあります。
この記事では、アスパラガスに含まれる栄養素について、良い点、悪い点を紹介します。
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アスパラガスの良い栄養素
アスパラギン酸
まずはじめに紹介するのはアスパラギン酸でず。アスパラギン酸はアミノ酸の一種でエネルギーを作る手助けをし、乳酸の分解を促進することで疲労回復に役立ちます。
乳酸が蓄積すると身体の冷えや頭痛を引き起こしますので、乳酸を分解してくれるということはとてもいいことです。
かぶ、しじみ、大豆、鶏肉と一色食べ合わせるとスタミナアップが期待できます。
また身体にとって害であるアンモニアの排泄効果もあります。
アンモニアが身体に溜まると疲労の原因となり、組織の老化や免疫力の低下につながります。アスパラガスで有害なアンモニアを排泄できるのです。
加えて、アスパラギン酸はミネラルを細胞内に運ぶ働きもします。
ミネラルは体内の水分バランスを整えます。そしてさらにアスパラギン酸には肌の新陳代謝を活発にし、角質の水分を保持し、美肌へと導きます。
最近ではアスパラギン酸配合のサプリメントやドリンクも販売されています。このようにアスパラギン酸は元気な身体とお肌の美容に欠かせないことがわかります。
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ビタミン・葉酸
続いて、アスパラガスにはビタミンB・C・E、葉酸が豊富に含まれています。これらの栄養素は健康や美容にとって重要な働きをします。
ビタミンCは美白を促進し、免疫機能も強化します。疲労や筋肉痛、肩こりは乳酸が蓄積することで起こりますが、ビタミンBは乳酸を身体にためないための働きをします。
葉酸は赤ちゃんの先天性異常や流産を防ぐために欠かせませんから、妊娠中にも是非食べたい食材です。
ビタミンEやカロテンは抗酸化作用を持ち、アンチエイジングに効果があります。老化は、細胞が酸化することで起こります。この酸化現象を遅らせる作用が抗酸化作用です。
ルチン
アスパラガスにはルチンという栄養素も含まれます。ルチンは血管を強くし、高血圧や動脈硬化に効果があります。こんにゃく、玉ねぎ、アボカド、オクラ、ニンニクと食べ合わせると血管疾患や心筋梗塞の予防にいい効果が期待できます。
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場合によっては身体に良くない栄養素
食物繊維
アスパラガスは食物繊維を含みます。食物繊維は腸壁を刺激し、便秘の改善に効果があります。
しかし反対に便の水分を奪い硬くすることから、便の滑りが悪くなり便秘を引き起こすとも言えます。
ですので、もともと便秘の方がたくさんアスパラガスを食べると余計に症状がひどくなってしまいます。
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プリン体
アスパラガスにはプリン体が含まれます。
プリン体は痛風の原因ですので痛風の方は控えましょう。また急性関節リウマチの人はプリン体が増えることで関節を侵し、症状を悪化させることがあります。
尿の臭いについて
アスパラガスを食べすぎると尿が臭うようになります。これはアスパラガスを消化した時の消化酵素が原因で早いと食後15分後くらいには臭いだします。
しかし、この症状は特に身体に害はないのでご安心ください。
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まとめ
以上アスパラガスに含まれる栄養素について解説しました。アスパラギン酸、ビタミン類をはじめとして、とても栄養のある野菜だということが言えます。
しかし、食べすぎた時は便秘やプリン体過剰など身体にとって良くないこともあります。見た目も鮮やかでテーブルを彩り、栄養満点のアスパラガスを是非食べましょう。
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