かぼちゃを食べ過ぎると肌が黄色くなる?柑皮症に気をつけて!
かぼちゃと言えば、みなさん食べる機会も多いのではないでしょうか?
そんなかぼちゃですが食べ過ぎてしまうと、思わぬ事態を招くことがあります。例えばかぼちゃを食べ過ぎると、顔や手が黄色くなってしまう!!
などと言った話を耳にしたことはありますか?
また、かぼちゃに限ったことではありませんが、食べ過ぎると様々な弊害が出てきますし、逆にかぼちゃを食べることで体に良いこともあります。
正しいかぼちゃの知識を身につけて、身体に害がないように、おいしく食べられるようにしたいです。
この記事ではかぼちゃの食べすぎによって起こる問題や効能、かぼちゃの選び方など様々な観点から
ご紹介していこうと思います。
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目次
かぼちゃを食べ過ぎると病気になる?
肌が黄色くなる?
まず始めにタイトルに記載している、気になるかぼちゃの食べすぎによる病気についてです。かぼちゃを食べ過ぎてしまうと、柑皮症(かんぴしょう)という病気になってしまう可能性があります。
あまり聞きなれない名前かもしれませんが、柑皮症というのは、皮膚が黄色くなってしまう病気のことです。
なじみ深い話しを例にあげると、ミカンの食べすぎで肌が黄色くなってしまったという話しを聞いたことがありませんか?
これが柑皮症というもので、かぼちゃでも同様の症状が起こります。
これがなぜ起こってしまうかという点ですが、かぼちゃにはβカロテンというものが含まれており、100gあたり4000μg ものβカロテンが含まれています。
このβカロテンには、抗酸化作用が大変強く、抗がん作用や生活習慣病の予防に役立つと言われています。
しかし、このβカロテンを摂取しすぎると、ビタミンAに変換できずに、体内に残留してしまい、血中のβカロテンの量が多くなると、最終的に皮膚に色が出てしまうという仕組みです。
この症状では、ミカンの例でもそうですが、手や足の裏に症状がでやすいといわれており、目に付く場所に出やすいという特徴があります。
柑皮症の改善方法
では、実際に柑皮症になってしまったら、どう対処すればいいのでしょうか?これは単純にβカロテンをとり過ぎている状態ですので、病院で治療する必要はありません。
しかし、βカロテンが多く含まれる食べ物を食べ続けると治ることはありません。そのため、βカロテンの摂取量を減らす必要があり、減らしていくと次第に色も抜けていきます。
他の食べ過ぎた場合の症状は?
先ほどまでは、かぼちゃを食べ過ぎた時に肌が黄色くなってしまう、柑皮症について解説してきました。
では、他に食べ過ぎた場合に引き起こされる症状はないのでしょうか?
実はまだ食べ過ぎで引き起こされる症状があるんです。気になる他の症状についても見ていきましょう。
太る原因になる
まずは、単純に体重が増加してしまう原因となってしまうことです。かぼちゃには炭水化物が多く含まれており、他の野菜や食べ物と比較してカロリーが高いという特徴があります。
100g中約90キロカロリー、糖質は100g中約17gとかなりの高カロリーとなります。
しかし、かぼちゃを100g摂取するとなれば、かなりの量になります。
実際かぼちゃを食べるケースとしては、かぼちゃのデザートだったり、揚げ物だったり少量の場合がほとんどです。
かぼちゃの煮物など食べ過ぎる可能性があるものを除けば、そこまで気にしなくても大丈夫なレベルですので、全く食べないというのも考えものです。
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母乳に与える影響
妊婦さんや母乳を与えている、母親の方には必見の情報です。かぼちゃのイメージからは考えづらいかもしれませんが、実は身体を冷やしてしまう効果があるんです。
その効果によって、母乳の出が悪くなってしまう可能性があるので要注意です。
妊婦さんや赤ちゃんに母乳を与えている方は、かぼちゃの取り過ぎは悪影響を及ぼしますので、適度な量で抑えておくことをおすすめします。
下痢を引き起こす
こちらもあまりイメージにないかもしれませんが、かぼちゃにはたくさんの食物繊維が含まれています。食物繊維といえば、便通をよくする働きがありますが、食べ過ぎることによって下痢を引き起こす可能性があります。
適度な量を食べることで、便秘の解消に繋がりますが、逆に食べすぎは下痢の原因となってしまうので、注意しましょう。
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かぼちゃから得られる効能
ここまでは、食べ過ぎた場合の副作用についてご紹介してきました。しかし、かぼちゃも適切な量を食べることで得られる効能も存在します。
ご紹介した内容から、悪い面ばかり目立ちがちですが、本来栄養素が高く、食品としては優秀と言えます。
そのため、得られる効能もちゃんとあるんです。続いては、かぼちゃから得られる嬉しい効能についてご紹介していきます。
風邪予防
まず始めは風邪の予防が出来るということです。冬至にかぼちゃを食べると風邪を引かないという言い伝えをよく聞きますが、まさにその通りなんです。
冬場には風邪やインフルエンザが流行して、毎年たくさんの人が苦しめられています。
かぼちゃにはβカロテンが含まれており、そこからビタミンAが作りだされます。このビタミンAが感染症予防に効果があると言われています。
ビタミンAには、免疫機能を正常に保つ働きがあり、菌やウイルスに対して抵抗力を強くしてくれます。
そのため、風邪予防にかぼちゃは有効と言えます。
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病気の予防
続いては病気の予防効果です。かぼちゃに含まれるβカロテンですが、強い抗酸化作用があり、活性酸素を除去してくれ、コレステロールや各組織が酸化するのを未然に防いでくれます。
恐ろしい動脈硬化や誰もが心配な生活習慣病、がんなどの予防効果もあると言われています。
ダイエット効果、便秘解消
続いては、女性必見のダイエット効果と便秘の解消についてです。
かぼちゃに含まれる食物繊維は、不溶性といい、水にとけない性質を持っています。これは、水分を吸収して膨らむため、少量でも満腹感を感じることができます。
そのため、ダイエット食品に適していると言えます。
また、この水に溶けない分、消化が悪いという特徴もあります。
消化が悪いというのは、一概に悪いことではなく、水分を吸収してかさ増しされることで、腸が刺激され、活発にする働きがあります。
これが便の排出に繋がり、便秘解消効果も発揮するという仕組みです。
かぼちゃはどれぐらい食べても大丈夫なの?
ここまで、食べすぎてしまった場合や、適量を食べた場合のメリットについてご紹介してきました。では、かぼちゃはどれぐらいの量なら食べても大丈夫なのでしょうか?
かぼちゃといえば、代表料理が煮物でが、この煮物で考えてみると、1個当たりだいたい50g程度になります。
この煮物で考えた時、1日1~2個ぐらいの量であれば、全く問題ありません。
それ以上食べてしまうと、カロリーが高い食品ということもあり、太ってしまう原因となったり、糖質の取り過ぎに繋がったりするので、目安として覚えておきましょう。
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おいしいかぼちゃの選び方
続いてはかぼちゃの選び方についてご紹介していきます。かぼちゃは、どれも同じに見えて、購入する時にどれがいいのか迷ってしまいませんか?
そんなかぼちゃにも選び方があるんです。
まずは、皮の表面につやがあるものを選ぶようにしましょう。
黄色くなっていたり、色むらがあるものもありますが、そこは問題ではありません。
続いてのポイントは軸が太く、切り口がよく乾燥し、コルク状になっているものや、軸の周りがへこんでいるものです。
また、左右対称で、手に持ったときにずっしりと重みを感じるもの、皮が固く、爪をたててもへこまないものを選ぶようにしましょう。
これだけ確認ができれば、きっとおいしいかぼちゃに巡り合えるはずです。
かぼちゃの保存方法
かぼちゃの選び方については理解できたと思います、では購入してきたかぼちゃをどの様に保存すれば良いのでしょうか??
意外とそのまま常温で保存している方も多いのではないでしょうか??
かぼちゃは、常温で保存しても大丈夫なイメージですが、ちゃんと保存方法が存在するんです。
もともと保存性が高い食品なので、涼しい場所に置いておくだけで、2ヶ月ぐらいは持つのが特徴です。
しかし、一度包丁を入れてしまった物や、元々カットされている物の場合は、きちんとした保存が必要です。
かぼちゃは中のワタの部分から傷みが始まるので、スプーンなどでワタと種を取り除きます。そこから隙間がないように、ぴったりとラップで包んで、冷蔵庫で保存します。
こうすることによって、約1週間ほどは日持ちさせることができます。
また、かぼちゃにも冷凍保存する方法があります。
冷凍する場合も、種とワタは取り除き、煮物用に保存するのであれば面取り、ポタージュなどの汁物に使う場合は適度な厚みにスライスします。
それをバットに並べて冷凍します。
そして凍ったことが確認できたら、保存袋に移して冷凍庫で保管します。
使う時は、解凍せずそのまま使用するようにしましょう。
一度解凍させると煮崩れしてしまい、使い物にならなくなってしまう可能性があります。
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まとめ
かぼちゃを食べ過ぎると引き起こされる病気や症状、適切な量を食べた場合に得られる効能から、かぼちゃの選びかた、保存方法までトータルな情報をご紹介しました。今回ご紹介した中には含まれていませんでしたが、かぼちゃは幼児などの栄養食品、離乳食などにも用いられており、それだけ栄養価が高い食品だと言えます。
きちんとした知識で、適切な量を食べることによって、たくさんの栄養素を補給できるだけでなく、病気の予防など嬉しい効果も満載です。
正しい知識で、かぼちゃをおいしくいただいて健康的な生活を送りましょう。
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