乗り物酔いがひどい!簡単にできる予防法と、楽になる方法を解説!
正月休みやGW・夏休み・冬休みなどの行楽シーズンは楽しいものです、しかし、お出かけにつきものなのが乗り物酔いです。
乗り物酔いをしてしまうと本人も大変ですし周囲の人にも迷惑がかかってしまいます。
そこでこの記事では、乗り物酔いに対してできる予防法ともし乗り物酔いになってしまったときにできる症状を軽くする方法について紹介していきたいと思います。
乗り物酔いの原因
乗り物酔いは、車や船にのることでその加速度を感じて一時的に自律神経のバランスが崩れてしまうことが原因です。つまり、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、吐き気や冷や汗、顔面蒼白といった症状が現れてきます。
他にも消化管の蠕動(ぜんどう)運動が低下したり、心拍数や血圧が高くなったり低くなったり変動してきます。
なぜ自律神経のバランスが崩れてしまうかというと、頭の回転を感知している「前庭」と「半規管」という組織に繰り返し様々な方向の刺激が加えられることが原因であると考えられています。
ですので、乗り物酔いはカーブの多い山道や波によって揺れる船で特に多く見られます。
他の原因としては不安やストレスなどの精神的な要因があったり、流れる風景などの視覚的な刺激、においなども挙げられます。
また、以前乗り物酔いをしたことのある乗り物に乗る時にはトラウマのように記憶がストレスとなって乗り物酔いを起こすことがあります。
関連記事:自律神経がおかしい(乱れる)原因と整える4つのコツを解説!
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乗り物酔いの予防法
乗り物酔いの原因は先ほど挙げたとおりなので、これらを抑えることが予防になります。まずは、自律神経の乱れを予防するために、乗り物に乗る前日はしっかりと睡眠をとることが重要です。
特に家族で遠出をしたりドライブをする時には長時間車に乗ることになるので注意しましょう。
乗り物については他にも注意点があり、進行方向に背中を向けて座ってしまうと加速の影響を受けやすくなってしまうので、進行方向を向いて座るようにしましょう。
また、近くを見るという行為は視覚的な刺激になってしまいます。
手元で30センチ物が動くのを見るのと、50メートル先で30センチ動くのを見るのとではどちらが大きく眼球を動かすでしょうか。
もちろん前者になるかと思います。ですので、乗り物での移動中に本を読んだり携帯やスマホをいじったりすると乗り物酔いが悪化してしまいます。
できるだけ遠くの景色を見るようにしましょう。
さらに、窓を締め切っていると空気がこもってしまい、乗っている人の匂いや車の空調の匂いによって嗅覚が刺激され酔いやすくなってしまいます。
適度に休憩を取り、外の空気を吸うことでストレスを軽減するとともに嗅覚への刺激を和らげるようにしましょう。
これらの予防策に加えて、市販の酔い止め薬を飲むことも効果的です。
薬自体の効果も期待できるものですが、薬を飲んだという安心感によって精神的に酔いにくい状態になることができます。
関連記事:船酔いしない人は何が違う?不快な症状の予防法や治し方はコレ!
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乗り物酔いをしてしまったときの対応
上記の対策をしたにも関わらず、乗り物酔いをする人はしてしまいます。対策をしていてもなってしまうことは仕方がありません。
それでは乗り物酔いをしてしまった場合にはどのような対処をしたら良いのでしょうか。
車に乗っている場合はシートを倒したり、座席に横になると良いです。
最近では後部座席のシートベルト着用について厳しく取り締まるようになったのでシートを倒すほうが現実的でしょうか。
半規管への刺激を減らすために頭を動かないようにしたり、身体を締め付けないようにベルトなどを外して衣服を緩めるのも効果的です。
また、窓を開けたり船であれば甲板に出たりして風にあたるとリフレッシュにもなりますし嗅覚への刺激による気持ち悪さを軽減することができます。
さらに、冷たいアイスクリームなどを口に含むのも意外と効果が見られます。
冷たい刺激によって自律神経のバランスを整えるということです。
氷を食べる方法もあるようですが、子どもなどであればアイスクリームの方が味もあって好まれるでしょう。
また、ツボを押すのも効果的です。
例えば、人差し指と親指の間にある合谷というツボをもう片方の親指で押したり、手首から指を横に3本分下に行ったところの腕の内側にある内関というツボもあります。
内関については「酔い止めバンド」と称して手首につけると内関を押すことのできるリストバンドも販売されているので活用すると良いでしょう。
関連記事:車酔いする人の特徴と予防法を解説!絶対やったらダメなことは?
まとめ
いかがだったでしょうか。せっかくのお出かけを乗り物酔いで台無しにしてしまうのはもったいないです。
乗り物酔いは完全に原因や酔ってしまうメカニズムが解明されているというものではありませんが、今回紹介したようにたくさんの予防法や対処法があります。
一つ注意点としては酔い止めの薬を飲むタイミングです。
この薬は酔ってしまってから飲んでも効果は薄いので、必ず乗り物に乗る前に飲むようにしましょう。
また、どうしても具合が悪い時には思い切って戻してしまう(嘔吐する)のも仕方ないでしょう。