朝のふわふわする【めまい】を改善したい!起きられない原因は?
朝起きるときにふわふわと目眩をすることはありませんか。
寝起きだから目眩がするのか、それとも何か別の問題があるのか、病気だったらどうしようと不安になります。
朝起きた時にめまいがする場合、そのめまいの感じが「ぐるぐると目が回るような感じ」と「立ちくらみのようにふらつくような感覚」のどちらの症状で、原因が大きく異なります。
どちらにしても、朝起きた時からめまいがあるのは不快な症状ですし重篤な病気のサインかもしれません。
そこでこの記事では、朝のふわふわする「めまい」についてその原因を解説していきます。
スポンサーリンク
目次
ぐるぐると目が回るようなめまいがする場合
ぐるぐると目が回るような気持ちの悪いめまいがする場合は、主に耳に異常があると考えられます。というのも、耳には人間の平衡感覚を司る三半規管というものがあります。
この三半規管の機能が低下しているなどの異常があれば、ぐるぐると目がまわるような吐き気がするめまいを引き起こします。
めが回るようなめまいを経験したことのある人は、脳に異常があるのではないか・・・と疑ってしまうことが多くありますが、めまいなどが脳の病気である確率は非常に低く、めまいのほとんどの原因は耳に異常がある場合が多いです。
良性発作性頭位めまい症
これは、朝目覚めて身体を起そうとしたとき、頭を動かします。頭を動かしたり、起きるために頭を上にあげたときに、ぐるぐると回転しているような目が回るようなめまいを起こします。
ぐるぐると回転するような感覚になるため、吐き気などを引き起こすことも多いです。
しかし、吐き気だけですぐに症状が落ち着くこともあり、嘔吐するようなことはありません。
良性の発作的なめまいですので、特に命の危険があるとか、何か病気の前兆だとか、そういったことではありません。
どうしても症状が重く気になる人は、病院へ行って検査を行い、適切な治療を受けましょう。
関連記事:立ちくらみと吐き気に悩んでいる人必見!4つの原因と対処法を解説!
メニエール病
この病気は、めまいや耳鳴り、吐き気などが多くあり、時には耳が聞こえにくくなって難聴を引き起こすこともあります。
一日中症状が続く人がいれば、数秒から数分、長くても数時間以内には治まる人もいて、症状の長さは人それぞれ異なります。
しかし、どのような人でも共通しているのが、朝起きた時が最も症状が強く出るということです。
つまりメニエール病の共通した大きな特徴としては「朝起きた直後にめまいや吐き気などの症状が強く出る」ということです。
メニエール病になる原因は、耳の中のリンパ液が増加することが引き金となっていると言われますが、この耳の中のリンパ液がなぜ増えるのか・・・ということに関しては、原因が不明です。
そのために、病院ではストレスによるものであると言われ、生活習慣の見直しや、症状緩和の薬を処方されることが多いです。
スポンサーリンク
前庭神経炎
これは、主に激しいめまいと吐き気が特徴的で、症状が起こると数日から数週間程度は長引きます。立っていても、足元がふらついたり、歩行が困難なほどのふらつきが起こることもあり、転倒などが多くみられるために非常に危険なものです。
この前庭神経炎を引き起こす原因も解明されておらず、耳の前庭機関と言われる部分に何らかの異常が生じたことで起こります。
メニエール病と似たようなめまいや吐き気がありますが、大きな違いは、メニエール病のように耳鳴りや難聴になることはありません。
安静にして耳鼻咽喉科系の病院から処方された薬をしっかり服用することで、完治が可能であり、比較的早く治るのもメニエール病との違いです。
スポンサーリンク
立ちくらみのようなふらつくめまいの場合
たつときに、目の前が暗くなるような、いわゆる立ちくらみのようなめまいがある場合は、血圧が関係していることがあります。起立性低血圧症
これは、朝起きた時に急に立ち上がろうとすると、血圧が急激に下がり、めまいやふらついたり、立ったとしても立ちくらみを起こしたり酷い場合は、そのまま意識を失ってしまうこともあります。低血圧症の人や、自律神経が上手く働きにくい自律神経失調症の人などに多く見られます。
これは、朝の起床直後だけでなく、朝起きてから間もない午前中に動いたり、運動を行うと、そのあとに症状がみられることが多くあります。
これは、血液の流れなどが強く関係しています。
起きた時に、症状が強く出て特に吐き気やめまいが長く続くような場合は、循環器系を専門としている病院へ行くことで治療を受けることが出来ます。
関連記事:貧血で朝起きられない人必見!8つの原因と対処法を解説!
自律神経失調症
自律神経失調症を患っている人は、めまいや吐き気などを引き起こすことが非常に多くあります。ストレスにより自律神経が乱れ、血流が低下したり、脳の機能自体が低下してしまいます。
その結果、めまいや吐き気、時には耳鳴りを引き起こすことがあります。
特に、自律神経失調症の人の中には、ストレスから副交感神経が上手に働きにくく、不眠になり、寝不足が続くことが多いため、朝起きた時に立ちくらみを起こすことがあります。
症状が軽い場合は耳鼻咽喉科などを受診し、症状が重く精神的にもしんどい気持ちが強い場合は心療内科の受診をオススメします。
関連記事:自律神経がおかしい(乱れる)原因と整える4つのコツを解説!
まとめ
めまいと一言に言っても、様々な種類のめまいがあり、そのめまいの感覚により原因が大きく異なります。原因が違えば、受診する病院や症状への対処法も大きく異なるため、しっかり症状を見極めて、その上で医療機関へ行き、適切な治療を行うことが望ましいです。
スポンサーリンク