ムズムズ病の具体的な症状と原因は?簡単にできる対処法はコレ!
ムズムズ病とは名前の通り、体のある部分でむずむずする症状が起こります。
主に足に症状が起こる方が多いですが、その他にも手や背中、胸や顔に及ぶ場合もあります。
体に虫がはっているような感覚に悩まされる方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、ムズムズ病の症状や原因、自分でも出来る対処法についてご紹介します。
目次
ムズムズ病の症状
まずは、ムズムズ病の症状をチェックしてみます。- 手や足の痒み、虫が這うような感覚、針で刺されるような痛みなどがある
- 上記のような症状が、じっとしている時に起こる、または強まる
- 上記のような症状が、夕方や夜に起こる、または強まる
- 症状による違和感から、十分な睡眠がとれず、日中の眠気・疲労を感じる
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ムズムズ病の原因
実際のところ、原因はまだはっきりとされておりません。以下に記載するのは原因として可能性があるものを挙げています。ドパミン不足
ドパミンは神経伝達物質の一つで、神経の興奮を抑えて運動や感覚をコントロールする働きがあります。ドパミンが不足することで、神経が興奮状態となり、手足の動きが過剰になる、感覚が過敏になるなどします。
鉄分の不足
鉄は中枢神経系(脳や脊髄)において、ドパミンを作る補酵素として働きます。鉄分が不足することで、ドパミンの生成が不十分となり、ドパミン不足のところで記載した状態が起こります。
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別の病気から
鉄不足や中枢神経・自律神経に支障をきたす疾患が原因となりムズムズ病を引き起こします。考えられる疾患が下記のとおりです。
鉄欠乏性貧血
慢性的な鉄不足を抱えている人に起こりやすいものです。特に女性の場合この貧血を起こしている可能性があるため注意しましょう。
パーキンソン病
この病気はドパミンの生産が減少することで、細かい運動が困難になる、安静時に手足が震える、全身の筋肉がこわばるなどの症状が起こります。さらに、ドパミン不足を起こしているため、ムズムズ病の症状が現れる場合があります。
慢性腎不全(透析治療中)
透析を受けている方の約10〜30%でムズムズ病の症状が起こると言われています。腎臓は血液の生産に関わっており、全身の血液量の低下が影響している可能性があります。
糖尿病
この病気が進行すると、末梢神経障害が起こり手足の感覚低下や痺れが起こります。そのため、ムズムズ病と似た症状が起こる可能性があります。
関節リウマチ
自己免疫疾患の一つであり、体の免疫細胞が自分の細胞を傷つけてします病気です。様々な部位で炎症を起こすため、神経細胞が攻撃されると、異常な感覚が手足などに現れて、ムズムズ病と似た症状を引き起こします。
関節リウマチでは、朝のこわばりや数カ所の関節の痛み・腫れ・熱感など特徴的な症状があるので比較してみましょう。
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自分で出来る症状の緩和
食事療法
ドパミンの生成に関係する栄養素であるチロシンや鉄分を普段の食事から摂取するようにしてみましょう。チロシンは大豆製品やチーズ、しらす、お米、野菜、果物などに多く含まれます。
鉄分が取れるものとしては、レバー、豚や鶏肉、シジミやあさりなどに含まれています。さらに大豆製品や小松菜、ホウレンソウにも含まれます。
カフェインが含まれるコーヒー、アルコールなどを習慣的に飲むことは控えてみましょう。
自律神経の乱れから神経が興奮状態になる恐れがあります。
また、夕方以降のカフェイン摂取や就寝前のアルコール摂取は睡眠の障害ともなるので注意しましょう。
適度な運動
ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を習慣にしてみましょう。
体を動かすと症状が緩和するという特徴があるため、就寝前に軽いストレッチをしてみるのも効果が期待できます。
体を温める、冷ます
人によって異なりますが、体を冷やすか温めることで症状が緩和する可能性があります。足がムズムズして落ち着かない際などにシャワーでお湯か冷水を当てることで改善する場合があります。
関連記事:足がムズムズする感じがする!眠れないこともある原因や解消法は?
まとめ
今回はムズムズ病の症状やその原因、自身でもできる改善方法をお伝えしていきました。ムズムズ病の症状がひどい場合は、睡眠障害や疲労、精神疾患など二次的な症状にも悩まされ、悪循環に陥る可能性もあります。
生活習慣の見直しや緩和方法を知ることで、改善への効果が期待できます。
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