鎖骨周辺がつっぱるように痛い!原因5つと悪化させない対処法!

鎖骨周辺がつっぱるように痛い!原因5つと悪化させない対処法!

鎖骨


鎖骨の痛みといっても、症状には様々な特徴があり、原因が判断しづらいこともあります。

つっぱるように痛い場合は筋肉が関係していることが多いかと思います。


しかし、単なる筋肉痛だろうと軽く考えていると危険な病気が潜んでいる可能性も否定できません。

そこでこの記事では、鎖骨周辺の痛みの原因について解説し、症状の悪化防止の対処法についてもお伝えしていきます。

筋肉痛

筋肉痛による痛みでは、大胸筋の筋肉痛、肩こりなどが考えられます。

原因として、同じ姿勢を長時間とっている、運動不足による筋力低下が原因で筋肉の血行不良を引き起こします。


この場合、動かした際や筋肉を押したときに痛みが起こります。その他の症状では眼精疲労を伴ったり、重度の場合は頭痛や吐き気が起こります。

対処法

患部のマッサージ、温熱療法(ホットパックや赤外線など)、運動療法、首から肩周囲のストレッチ、重度の場合は鎮痛剤の使用を検討します。


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鎖骨骨折

スポーツや交通事故の場面での転倒・転落により受傷することが多くあります。

骨折の瞬間は「ボキッ」と音がし、骨折部のズレが大きい場合では見た目でもわかる状態になります。


骨がつくまでには4〜12週はかかるとされており、神経損傷を伴っている場合は手や指のしびれや麻痺が出現します。

対処法

骨折が疑われる場合は早急に病院を受診し、骨折部にズレがある際は骨折部の整復を受け骨の変形を防ぐ必要があります。

その後、保存療法で経過を見る場合は、鎖骨バンドを使用し固定されることが多いです。

手術が適応される際は、髄内釘やプレートによる固定を行います。

固定後、肩関節などに可動域制限が生じる可能性が高く、リハビリテーションの実施も必要になります。

悪性リンパ腫

血液の癌の場合や免疫不全によるもの、ウイルス感染により発症する可能生があります。

鎖骨の痛みに加え、リンパ節の腫れやしこりをみつけて気づく場合があります。

その他の症状としては、倦怠感、体重減少、寝汗、発熱などが考えられます。

対処法気

気になる症状があったらすぐに病院を受診し、検査を受け、病気の早期発見をすることが重要です。

治療には、放射線治療、抗がん剤治療が挙げられます。


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心不全

特に左鎖骨下の痛みに加え、呼吸苦が伴う場合に、狭心症や心筋梗塞など心臓の病気が疑われます。

これらは、虚血性心疾患に分類され、心筋に血液を運ぶ冠動脈という血管で、動脈硬化を起こし血液の通り道が狭くなることで心筋への血流が低下し生じます。

原因には、生活・食の欧米化、糖尿病、高血圧、高脂血症、肥満、喫煙がリスクとして挙げられます。


狭心症の症状は、胸の奥の痛み、締めつけ感や圧迫感が生じます。痛みは数分以内には治ります。

対して、心筋梗塞の場合では、強い痛み、呼吸困難が15分以上続き、吐き気、冷や汗、意識障害につながります。

対処法

上記のような症状がある場合は、一度、病院への受診が必要になります。

特に心筋梗塞は命にかかわるため早急に処置を受けることが重要です。

これらの病気を予防するためには、十分な睡眠による休息、ストレスを避け規則正しい生活をする、適度な運動やバランスの良い食事を心がけましょう。


関連記事:左胸が痛い原因は?ズキズキする5つの病気を詳しく解説!

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肺気胸

肋骨の下にある胸膜が破れ、肺の空気が体内に漏れ、肺がしぼんでしまう病気です。

肺気胸にはいくつか分類があり、以下のように分かれます。

続発性自然気胸 肺気腫、結核、肺がんによるもの
月経随伴性自然気胸 子宮内膜症によるもの
外傷性気胸 鍼、交通事故などによる肋骨骨折、ダイビング

初期症状には鎖骨、肩、背中の痛み、肺や胸の痛みが出現します。さらに、呼吸困難、頻脈、動悸、乾いた咳などが起こります。

対処法

肺気胸は軽度・中等度・高度に重症度が分かれています。

軽度の場合は自然治癒が可能であるため、安静にし、外来通院などで経過をみます。

中等度・高度の場合は、胸腔ドレナージや手術の適応となるため入院が必要となります。


発症に関しては、いつ起こるかわからない病気のため、上記のような症状があればすぐに病院を受診しましょう。

また、続発性自然気胸の原因となる肺気腫は喫煙と大きく関連しているため、喫煙の習慣がある方は注意が必要です。


関連記事:呼吸をすると肺が痛い4つの原因!絶対に注意したい症状は?

まとめ

鎖骨周辺の痛みや違和感の原因には、日々の習慣や重篤な病気まで様々な原因があることがわかります。

それぞれの原因の特徴的な症状を把握し、適切な対処をすることで症状の緩和につなげていきましょう。


中には、命にかかわる重篤な場合もありますので、違和感が続く場合は一度病院に行くようにしましょう。


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