ロヒプノール錠1mgの副作用や強さは?効果持続時間も知りたい!
夜中に何度も目の覚めてのその後寝付けないという症状も不眠症の一つの症状の一つで、この様な症状を「中途覚醒」と言います。
今回ご紹介する睡眠薬の、ロヒプノールはその様な症状の方に良く処方されるお薬です。
この系統の睡眠剤は複数ありますが、違いは主に持続時間です。
この薬は飲んで1~3時間で最も効き24時間前後で効果がなくなります。
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ロヒプノール
ロヒプノールの歴史は長く1975年にヨーロッパで販売を開始され、世界70カ国で販売されています。脳の神経をしずめる作用があり、そして不安や緊張感をほぐして気分を落ち着けて、自然に近い眠りに誘います。
比較的安全性が高く、効き目がよいので不眠症に使われます。
作用時間は中間型で、寝つきが悪く、夜中に何度も目を覚ましてしまう人に向いているため。
途中で目の覚める中途覚醒型タイプの不眠症に多く処方される薬です。
ロヒプノールと同じく有名な薬であるハルシオンも同じベンゾジアゼピン系の睡眠導入です。
中間型の睡眠薬には他にサイレース、ベンザリン、ネルボン、エリミン、ユーロジン、イソミタール、エスクレなどがあります。
ロヒプノールは翌朝に不快な眠気が残らずに目覚めがよいのも特徴です。(個人差がありますので人によっては薬が残ったような感じがあるかもしれません)
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注意事項
アルコール類は薬の作用を強めることがありますので避けてください。
眠気を催したり注意力・集中力・反射神経等が低下することがありますので、車の運転や危険をともなう機械の操作等は控えてください。
緑内障の方は、病態によって使用できないことがありますので、主治医に申し出る必要があります。
備考
眠れない原因はさまざまです。家庭や仕事上のトラブルや悲しい出来事、神経症やうつ病など、心の病気が原因のこともあります。
痛みやかゆみなど体の病気が原因のこともあります。
不眠症の治療には、原因疾患の治療や環境の整備などもあわせて行うこともだ大事です。
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副作用
比較的安全性の高い薬で、重い副作用はほとんどありません。高齢者の方は転倒に注意してください。
長期服用で効き目が悪くなることがあります。
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ロヒプノールの安全性や効果・作用時間
筋弛緩作用が他の睡眠薬と比べてやたらと強い。
これは体全体の筋肉の、緊張感やこわばりなどを改善する作用です。
ロヒプノールを服用すると、強固な肩こりが改善した例もあります。心もリラックスすると共に、体もリラックスします。
現在、主に処方されている睡眠薬の中でもより強く、より深い睡眠が得られ、抜群の効き目があるとされています。
薬が効き始めるまでに15~20分程度かかりますので服用後にお休みになれば、丁度よい感じです。
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脂肪に溶けにくい
ロヒプノールのメリットとしては、脂肪に溶けにくいことで、効果をフルに発揮出来ることです。精神科の薬は基本的に服用後、吸収されて血液中に混ざり全身を回ります。その時に、有効成分が体内の脂肪に吸い取られてしまいます。体内での血中濃度は低下しやすくなるので、十分な効果が期待できないこともあります。
幸いロヒプノールは脂肪に解けにくい性質から、薬の効果をフルに発揮できると考えられます。
従って、太るという因果関係は認められません。
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海外
アメリカやカナダでは麻薬扱いで持込が一切禁止されています。これは薬そのものが麻薬なのではなく、アメリカやカナダには睡眠薬を利用した犯罪(デートレイプなど)が非常に多いこと、アスピリンを常用している人も多いことから、国内で売買、使用されたりする危険防止のためと思われます。
先に書いたように中枢神経抑制作用がアスピリンとの飲み合わせで強まると、被害者が長く眠ってしまって、自分の身に何が起こったかわからない、というような事態もあります。
飲み物に混入しても味がわからないという特調もあるため、薬に味を付けている国もあるそうです。
もしアメリカやカナダに旅行されるなら、別の薬を処方してもらう必要があります。
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まとめ
ロヒプロールは比較的安全性も高く、中間覚醒型の方には人気の有る睡眠薬で多くの病院で処方されている薬です。中間型の薬は上記にも書きましたがサイレースは成分も同じで別の製薬会社の薬です。
効き目がよいため、使い勝手はよいのですが、薬には個人差がありますので、主治医とよく相談してください。
不眠症が重症化した場合は心療内科か精神科で診察することをおすすめします。
最後に、アメリカやカナダに旅行する場合は持ち込み禁止ですから、くれぐれも気をつけてください。楽しい旅行が台無しになるかもしれません。
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