膵炎の痛みが出る場所は?その原因はアルコールの飲み過ぎ?

膵炎の痛みは背中に出る


膵臓は「物言わぬ臓器」などとも呼ばれ、膵臓癌が見つかったときにはすでに癌がかなり進行している状態だった。

などと言う話は一度は耳にした事があるかと思います。


そんな膵臓ですが、痛みや違和感が全く出ないというわけではありません。

背中の痛みと腹痛があるときなどに疑われる病気の一つに膵臓の病気もあります。


普段あまり気にすることもない膵臓という臓器ですが、今回はこの膵臓について代表的な疾患とともに説明していきたいと思います、ぜひ参考にしてみて下さい。

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膵臓の構造と機能

病気を知るためにはその臓器の構造や働きを知るのが近道です。そんなわけでまずは膵臓の構造と機能から説明していきます。


膵臓は胃の後方に位置し、第1~第2腰椎の前方を横に走り、後腹膜に接着しています。

長さは約12~25cm、幅は約3~9cm、厚さは約1.5~3cmで重さは約65~150gの臓器で頭部・体部・尾部に分けられます。



膵臓の約90%を外分泌部が占め、主に消化酵素を分泌する腺房細胞と膵液を作る導管系細胞から成ります。


膵液に含まれる消化酵素には、炭水化物分解酵素であるアミラーゼや脂肪分解酵素であるリパーゼ、タンパク質分解酵素であるトリプシノーゲンやキモトリプシノーゲンがあります。


炭水化物分解酵素や脂肪分解酵素はそのままでも消化酵素能がありますが、タンパク質分解酵素はそのままでは酵素作用を持たない前酵素の状態で分泌されます。


十二指腸に分泌されたトリプシノーゲンは小腸粘膜に存在するエンテロキナーゼによってトリプシンとなり、このトリプシンがトリプシノーゲンやキモトリプシノーゲンを活性化します。


また、導管系細胞から分泌される重炭酸塩はアルカリ性であり胃から入ってくる酸性の消化液を中和するとともに膵酵素を活性化するために至適pHを保っています。


内分泌部は外分泌組織の中に散在する球形または卵型の細胞塊で、この細胞塊をランゲルハンス島といいます。このランゲルハンス島のA細胞から血糖を上昇させる働きを持つグルカゴンが分泌されます。


グルカゴンは血糖値が低下すると分泌が亢進し、肝臓でのグリコーゲンの分解、糖新生の促進、脂肪分解の促進などの作用を有します。


B細胞からは血糖を減少させるインスリンが分泌されています。インスリンは血糖値が上昇すると分泌が促進されます。


インスリンは筋細胞でのグルコースからグリコーゲンへの生合成促進、脂肪組織での脂肪分解の抑制、筋細胞や肝細胞でのアミノ酸の取り込みとタンパク質の合成を促進します。


D細胞からはソマトスタチンが分泌されます。ソマトスタチンは膵外分泌やインスリン・グルカゴン・ガストリンなどの分泌を低下させます。


次に膵臓疾患のうち代表的な急性膵炎と膵臓ガンについて説明していきたいと思います。


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急性膵炎

膵炎の痛みは背中に出る


原因の過半数を占めるのはアルコールの多飲と総胆管結石です。


日本酒に換算すると1日で5合以上の飲酒を15~20年続けると急性膵炎が発症すると言われています。


男女比は3:1で男性の方が多い病気です。年齢分布では男性では40代、女性では60代に多いとされています。


症状は突然上腹部の猛烈な痛みに襲われ発症します。


心窩部(みぞおちの部分)または左季肋部(左上腹部の部分)に持続的に激痛があり、背中や左肩にも痛みが放散します。また、嘔吐を伴う事も多いです。


痛みは食事やアルコール飲料の摂取で酷くなります。嘔吐をしても痛みが治まるどころかむしろ酷くなります。


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膵臓ガン

膵炎の痛みは背中に出る


膵臓ガンには外分泌組織に由来するものと内分泌組織に由来するものとがありますが、大部分は外分泌組織由来の膵管上皮から発生します。


以下膵管ガンについて説明していきます。


男女比はやや男性に多く、年齢分布は60歳代が40%です。原因としてはアルコールやコーヒーの多飲、タバコの常用、糖尿病、慢性膵炎などが挙げられます。

発生部位は約2/3が膵頭部からのものです。


症状は上腹部痛・背中の痛みがかなりの頻度で起こりますが、膵頭部ガンでは黄疸が初期症状のことが少なくありません。このほか、体重減少・食欲不振などがあります。


膵体尾部ガンでは痛みの多くは心窩部の鈍い痛みとして現れ、その後左上腹部痛・背部痛に拡がります。また、糖尿病を合併することが多いです。


膵臓がんの予後は消化器がんの中でも最も悪く5年生存率は10%程度です。その理由は膵臓ガンが診断時にはすでに大部分が進行ガンであるためと考えられています。


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まとめ

膵臓の病気は発見が難しいですが、背中の痛みが続く場合は注意が必要です。

癌に関しましては、なりやすい体質の方もいます。

自分の家系で癌になっている人がいる場合は、定期的にがん検診(血液検査などは、それほど大変ではありません。)を受けておく必要があります。

車でも、新車なら3年それ以降は2年で車検を行います。

それを考えれば、自分の体の検査も定期的に行う必要があるのではないでしょうか?

早期発見、早期治療がとても大切なことですので自身の体を大切にしましょう。


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