首のリンパが腫れている!片側だけで痛みはない、原因は?

最近首にグリグリとしたしこりのような物ができてきて、気にはなるのだが特に痛い訳ではないのでそのまま様子を見ることにするという判断は、危険です。


風邪気味などで病院に行った際に医師が首を触診することがありますが、このときに医師がチェックしているのはリンパに腫れがないかどうかです。


首に手を当てて、腫れがないかは自分でも確認できますが、痛みもないのに片側だけ腫れていると原因が何か気になるかと思います。

今回はこのリンパの腫れについて書いていきたいと思いますのでぜひ参考にしてみて下さい。

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リンパとは?

まずリンパとは何かについて説明していこうと思います。

リンパが腫れているとよく言いますが、これは一般的にはリンパ節の腫れを指しています。

リンパ節はリンパ球を多く含むリンパ組織から成り、抗原(免疫系を刺激して免疫反応を引き起こす物質)を認識して免疫反応を起こす場になっています。リンパ節は頸部(首の部分)、腋窩(脇の下)、鼠頸部(太ももの付け根)、胸腹部の血管に沿って多く分布しています。


むくみなどがひどい時に、リンパをマッサージすると良いと言われていますが、それはリンパの流れを促進するためです。

ではリンパの循環の目的には何があるのかみていきます。

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➀濾出した血漿を再び血液循環系に戻す
血漿とは血液中の液体成分のことで、これが血液循環系から出てしまうことによりむくみが出現したりします。リンパ循環によってこの血漿を血液循環に戻すことをいいます。

➁組織中の異物および代謝産物を除去する
とくにタンパク質は分子が大きいため、毛細血管に直接入る事が出来ないためリンパ循環が唯一の除去経路になります。

➂腸管において吸収された脂肪はリンパ管に入り、最終的に静脈に合流する

➃リンパ節において生体内に侵入した細菌や毒素、ガン細胞などの有害なものを血液循環に入れないためのフィルターの役割を果たす。


リンパの腫れはつまり体の中に細菌や毒素など有害の物が侵入しているというサインなのです。

リンパ節が腫れた際に一番心配になるのはやはり悪性腫瘍いわゆるガンかと思います。


悪性腫瘍の可能性がないかどうかの目安として、鎖骨の上あたりのリンパ節で硬くて固定したもので、2週間以上経過しているものかどうかがあります。

この場合は自己判断せずに病院に行って医師の診断を仰ぐ必要があります。

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片側だけ腫れる

さて、一口にリンパが腫れているといっても原因はいろいろあります。

発熱に有無、痛みの有無によって考えられる原因も変わってきます。ここではタイトルにある片側だけの痛みのないリンパ節の腫れにスポットをあてて解説していきます。


先にあげた悪性腫瘍の場合も該当するのですが、病院にリンパ節の腫れを訴えて来院する方の中で悪性腫瘍が発見されるのは原因不明のリンパ節腫脹により専門医を受診した10%のうちの1%と頻度は多くはありません。


つまり大部分は他の原因による腫れです。


片側だけが腫れることに何か不安を感じる方も多いかと思いますが、リンパ管は構造上左右対称ではありません。片側だけのリンパ節の腫れで、急性の場合主に細菌感染による急性化膿性リンパ節炎が考えられます。


ちなみに両側のリンパ節の腫れで考えられるのはなじみの深い風疹などのウイルスによるものが考えられます。


これにより、片側だけが腫れていると何か悪い病気なのではないかと強く不安に感じてしまうのかと思います。

結核

片側のリンパ節のみの腫れで痛みを伴わない場合で1つ気をつけたいのが結核です。

結核は結核菌という細菌による感染症で、空気感染を起こす病気です。


発熱の有無も関係するので一概に結核が原因とは言えませんが微熱を伴う片側のリンパ節の腫れがみられる場合結核も視野に入れて対処するとよいかもしれません。



いずれにせよ、リンパ節の腫れの中には重大な病が隠されている場合もあるので自己診断せずに病院を受診することをおすすめします。


その際に、いつ頃からの腫れなのか?発熱はあるのか?痛みはあるのか?を医師に伝えることで診断がスムーズにすすむと思います。

まとめ

首の片側だけの痛みを伴わないリンパ節の腫れは、細菌感染によるものが考えられますが、中には重大な病気が隠されている可能性もあるかもしれません。


自己診断は危険ですので病院で医師の診察を受けるようにしましょう。

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