頚部に硬いしこりができる原因3つ!痛くない場合でも要注意!

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記事を参考という形で読んでいただき、病院を受診する際の参考にしてください。

頚部に硬いしこりができる原因3つ!痛くない場合でも要注意!

首


アニメなどでは、よく頭を叩かれてたんこぶを作っていますが、特にぶつけていないのに、しこりやグリグリができてくることがあります。

ましては首など外傷を受けるような機会が少ない場所にしこりが出来ると驚いてしまいますし不安になります。

しかも、首にできるしこりは重大な病気が隠れていることがあります。

そこでこの記事では、首(頸部)にしこりが出来る3つについてご紹介いたします。

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リンパ節腫脹

首のリンパ節が腫れる原因として最も多いのがこの症状です。

リンパ節は体内を巡るリンパにとっては、ろ過装置のような役割をしています。

つまり、リンパの中に入った異物や細菌を処理する場とも言えます。

口や喉に入ってきた細菌やウイルスが首のリンパ節にて処理されるとリンパ節の腫れを生じてきます。


比較的短い期間で治まることが多いですが、まれに結核菌の感染によっても首のリンパ節が腫脹してくることがあります。

感染が原因となっている以外にも、自己免疫疾患や虫歯が関係していることもあります。

症状としては感染が元となっている場合、発熱や喉の痛み、炎症が出てきます。

そして、重要なのは腫れているリンパ節に触れた時に痛みがあることです。

治療は原因となっている疾患を治療することが一番になります。また、感染を起こさないためにも食事をしっかりと摂り、適度な運動、質の良い睡眠を行うことを心がけましょう。



関連記事:リンパ節のしこりと発熱の原因は?気になる3つの病気を解説!

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脂肪腫

脂肪腫とは「脂肪」からできている「腫瘍」で、いわば「脂肪のかたまり」です。

こちらはガンとは違い良性腫瘍です。

脂肪腫は首や肩、背中にできやすいですが、基本的には全身どこにでも発生しうるものです。

大きさも患者によって違い1センチメートルから大きいもので10センチメートルを超えるものもあります。


皮膚は上から表皮、真皮、皮下組織、…と層をなしており、皮下組織に含まれる脂肪から発生してくる脂肪腫がほとんどです。

脂肪腫が大きくなると、皮膚が膨らんできて弾力のあるしこりとして認められます。

ただの脂肪のかたまりなので、腐ったり嫌な臭いがしたりすることはありません。


脂肪腫が出来る原因ははっきりと分かっていないのが現状ですが、エコーやCT、MRIなどによって診断がつけられた場合には、良性腫瘍ですので基本的には手術で摘出してしまえば終わりです。

小さいものでは局所麻酔、大きなものはあれですが筋肉内にできてしまったものは全身麻酔下で手術します。

首など目立つところにできてしまった場合には手術の傷跡はなるべく目立たないほうが良いので形成外科の医者に整容面をフォローしてもらうとよいでしょう。



関連記事:リンパ節が腫れているが痛みなし!原因は病気の初期症状なの?

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悪性リンパ腫

今回紹介するものの中で、悪性のものはこれだけになります。

悪性リンパ腫は血液に発生するガンのようなもので、血液中のリンパ球がガン化したものです。

リンパ球にはB細胞、T細胞、NK(ナチュラルキラー)細胞などがありますが、これらが無秩序に増殖している状態になります。


この増殖がリンパ節にて起こるとリンパ節の腫れとして体表から観察されます。


特徴としては「痛みのない」しこりが現れ、数週間~数ヶ月かけてゆっくりと大きくなってきます。


ガンですのでいわゆるステージがありますが、進行してくると腫れは全身に広がり、その広がりに伴って全身症状が現れてきます。

発熱、体重減少、盗汗(大量の寝汗)の3つは「B症状」と呼ばれ、これらの症状が見られると予後(どれだけ生きられるか)が悪いことが多いです。


原因は明らかになっていませんが、染色体の異常やガン遺伝子の活性化、EBウイルスなどのウイルス感染症が関係しているのではないかと言われています。


首


また、悪性リンパ腫には十数種類の分類がありますが、大まかにはホジキンリンパ腫非ホジキンリンパ腫というものに分けられています。

リンパ節にある腫瘍は全身に転移しやすいものなので手術では取りきれません。

ですので、中心的な治療は薬による化学療法で、注射や点滴、内服により抗ガン剤を投与します。

この抗ガン剤は悪性リンパ腫の種類により、いくつかを組み合わせる多剤併用療法が行われます。

通常1ヶ月弱を1コースとして数コース行われます。

もちろん、副作用(有害事象)は起こってきますので、それに対する対策が立ててから治療を行うことで早く、適切な対処ができるようになります。

他にも放射線治療が行われたり、ゆっくりと進行するタイプの悪性リンパ腫であれば定期的な観察にとどめ、ステージが進行してきたり症状が出てきたら治療を開始することもあります。



関連記事:脇の下の膨らみが痛い!しこりの原因で考えられることはコレ!

まとめ

いかがだったでしょうか。

痛みもないのに悪性腫瘍である悪性リンパ腫があったり、痛みがあるにも関わらずただの感染であったりと、リンパ節の疾患は直感と一致しない症状が見られることもあります。

いずれにしても気になるのであれば腫瘍の摘出を受けられたり、悪性リンパ腫であれば早期治療によって予後も良くなるので早めに病院を受診することをおすすめします。



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