頭痛を回避する意外な方法!天気や気圧が影響する理由を解説!
病気以外で起こる原因不明の頭痛に悩んではいませんか。
ストレスや血行不良など、頭痛には様々な原因が考えられますが、最近、気圧や天気によって頭痛が引き起こされるということも分かってきました。
にわかには信じがたい説ですが、実は天気と頭痛とは深い関係があるのです。
そこでこの記事では、天気の変化によって引き起こされる頭痛についてそのメカニズムを解明するとともに、いやな頭痛の回避方法を紹介します。
目次
天気と頭痛の関係
天気の変化とともに変わるのが気圧です。この気圧の変化が実は頭痛を引き起こす原因となっています。
気圧とはそもそも、地面にかかる大気の重さ(圧力)のことをいいます。
天気の悪いときには低気圧が、天気の良い時には高気圧が発達しており、この低気圧の場合に頭痛が引き起こされます。
低気圧とはその名の通り気圧が低くなることで、地上で生活をする私たちにかかる圧力も低くなります。
普段気圧によって抑えられていた脳の血管も気圧が低くなることで広がり、周囲にある神経を刺激してしまうことで頭が痛くなってしまうのです。
このように天気の変化によって引き起こされる頭痛は、天気痛や気象病と呼ばれ、頭痛の他にも自律神経のバランスを崩してしまい、めまいや吐き気、うつ病など様々な症状に悩まされます。
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天候の変化による頭痛の対処法
自身の健康状態の問題ではなく、気圧の変化による頭痛は改善が難しいように思われますが、実は意外な対策があります。ここではいくつかその方法を紹介します。
痛みのもとを冷やす
痛みのある部分を冷やすことは、拡張している血管を収縮させる効果があり、頭痛を軽減してくれます。氷嚢や濡らしたタオルなどで冷やすといいでしょう。
ただし、かえって体調を崩してしまうこともあるため、頭を直接濡らしたまま放置しておくことなどはしないでください。
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安静にする
脳の血管が拡張し、興奮状態にあるため少しの刺激も大きく感じてしまいます。
動くと痛い、と感じる人が多いですが強い光や大きな音も刺激となるので、暗い部屋で安静にしておくということが一番いいでしょう。
カフェインを摂取する
お茶やコーヒーなどに含まれるカフェインには血管を収縮させる働きがあります。拡張してしまった脳の血管を落ち着かせてくれますが、摂りすぎは慢性的な頭痛の原因ともなるため注意が必要です。
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耳のマッサージをする
気圧と耳とは深い相関関係にあり、天気痛、気象病の多くは敏感耳に原因があるとされています。対処法としまして、簡単にできる耳のマッサージを紹介します。
- 耳を軽くつまみ上下横に各5秒ずつ引っ張ります。
- 耳をつまんだまま軽く後ろに引っ張りながら5秒間ゆっくりまわします。
- 耳を包むように折り畳み、5秒間キープします。
- 耳全体を手のひらで覆い、ゆっくり5秒間回します。
上記のマッサージを続けていると敏感耳による体調不良が軽減されます。
耳をつまんだり引っ張ったりするときはくれぐれも痛くならないよう、力加減に注意してください。
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耳当てをする
天気痛や気象病に悩まされている人の多くは耳が冷えています。耳を冷やさないことが症状の緩和につながります。
夏など暑い季節で耳当てがない場合でも、手で耳を覆うだけで簡単にできます。
ツボを押す
手のひらを上に向けたとき、手首にあるしわから指三本分あいたところにあるのが「内関」と呼ばれるツボです。自律神経を整えるのにいいというツボで、このツボを強すぎない力で5~10回ほど押すといいでしょう。
深呼吸しながら、力を入れて押すときに息を吐き、力を抜きながら息を吸います。
妊婦さんのつわり対策としても有名で、最近ではツボを押してくれるリストバンドも販売されているほどです。
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まとめ
天気の変化は頭痛だけではなく眠気やめまいなど、様々な体調の変化も引き起こすことがあります。特に気温や湿度、気圧の変化が多くみられる春や秋など、季節の変わり目も要注意です。
天気の変化によって頭痛が現れた場合は無理をせず、休憩を取りながら過ごしましょう。
また、体質によって頭痛になりやすい人、そうでない人がいますが、毎日規則正しい生活を続け、栄養のある食生活を心がけていくことで丈夫な体作りに繋がっていきます。