冷や汗と吐き気がある原因は?ムカムカするのは精神的な理由かも!

冷や汗と吐き気の原因は?


誰でも一度は「あ~、冷や汗をかいた・・・」という状況に遭遇したことがあると思います。

なんともいえない血の気が引くような感覚と共に、手や顔に汗をかく。なんとも嫌な感じです。


さらには、場合によっては吐き気や腹痛、下痢、めまいなどの症状も同時に起こる人も多いのではないでしょうか?


この記事では、吐き気を伴う冷や汗の原因と、それに伴うさまざまな症状から、潜む病気や対処法をご紹介したいと思います。

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冷や汗をかく原因

冷や汗と吐き気の原因は?

そもそも「冷や汗」ってなに?

夏のように暑いときは体中どこでも汗をかきます。寒い時には体が勝手に震えてくる。

これは「自律神経」という神経の働きです。みなさんも「自律神経」という言葉はお聞きになったことがあるかと思います。では、自律神経とはいったいどの様な神経なのでしょうか?

自律神経とは
「自律神経」は、人が生きていくために、大切な機能を正常に一定に保つために働く神経のことです。 

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類がセットになっています。


「交感神経」とは大まかにいうと、主に朝目が覚めて夜寝るまでの間、働きます。目が覚めて起きている間は、緊張したり、ストレスを感じたり、走ったり、笑ったり、人はさまざまな活動をしています。


「緊張すると心臓がバクバクする」とか、「走ると呼吸が早くなる」など、その場面に合わせて体の大切な機能を保つために働きます。


一方「副交感神経」は、大まかにいうと、主に夜寝ているとき、リラックスしているとき、仕事中に一息つくときなどに働きます。


人が眠りにつくとき、心拍は少なくなり、呼吸も浅くなり体もダランとしてリラックスしています。心臓がバクバクしながら眠っている人は、特別なことがない限りいないでしょう。


この二つの神経が、場面にあわせてうまく交互に動くことにより、人は生きるための機能を一定に保つことができています。この神経の機能を二つ合わせて「自律神経」と呼ばれています。

 
では自律神経がわかったとことで、「冷や汗の原因」に戻りましょう。

冷汗は人間の本能的なもの

人は大昔、狩りをし、獲物を捕らえ、それを食べたり売ったりして生活をしていました。

狩りをするには、「襲われる危険」も覚悟しなければなりません。

獲物を狙いつつ、その獲物や周りのものに襲われないように、かなりの緊張の中、「臨戦体勢」にあったと思われます。


現代ではそんな場面に遭遇することは、一生に一度あるかないかですが、その臨戦態勢自体は残っているのです。


また、大昔ほど、交感神経と副交感神経の入れ変わりが激しくなくなったことから、たまに「交感神経が臨戦状態だと勘違いをする」ことがあります。


この「交感神経が勘違いをした」状態のとき、人は「冷や汗」をかきます。


つまり「冷や汗」は、自分の身の危険を教えてくれる「防御作用」の一つなのです。

例えば、「満員電車で急に腹痛になり、トイレに行きたい。

でも、次の駅までま30分もある。」だんだん腹痛は強くなり、今にもトイレに駆け込みたい。そんなとき「冷や汗」がでる場面は容易に想像がつくかと思います。


冷や汗は自分の体が自分に対して「危険だよ」と知らせてくれるサインなのです。

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冷や汗にまつわる症状や病気とは

冷や汗と吐き気の原因は?

「満員電車で突然腹痛に襲われる」なんて考えただけでも冷や汗ものですが、これは確かに危険な状況です。


しかし、そのほかにも、冷や汗を伴う内科的な病気があります。

空腹時の冷や汗と吐き気

血糖値が高めで、空腹のときに冷や汗と共に吐き気や倦怠感に襲われる。

これは、「低血糖」という症状です。

主には糖尿病を治療している方に見られますが、偏食やダイエット、寝不足、過度の運動の後など、糖尿病でない方にもたまに見られます。

対処法は?
糖尿病の方は、かかりつけの先生から説明を受けていると思います。

いつでも対処できるようにブドウ糖や飴、角砂糖など用意しておきましょう。特に夜間におきやすいようです。枕元にも忘れずにおいてください。


糖尿病でない方は、なんでもいいのですぐに甘いものを口にしてください。スポーツドリンクや飴、砂糖の入った飲み物など、体に吸収されやすい液体のものがいいと思います。

めまいや耳鳴りが続き、吐き気と共に冷や汗がでる

これは主に「耳」に関する病気が潜んでいます。


特に多いのが「メニエール病」です。

めまいだけでも吐き気があることもありますが、メニエール病は耳鳴りが続くのが特徴です。

対処法は?
耳鼻科を受診しましょう。

耳鼻科ではさまざまな検査のうえ、診断までに時間がかかることもありますが、出されたお薬をきちんと飲むことで少しずつ良くなっていきます。

締め付けられるような胸の痛み・動悸と吐き気・冷や汗

「心筋梗塞」や「狭心症」が考えられます。

対処法は?
とにかくすぐに救急車を呼んでください。周りに人がいるときは助けを求めてください。

また、突然回りの人が苦しみだした場合は、ベルトやボタンを緩め、体の右側を下にして横にしてあげてください。

吐くこともあります。その場合は、顔をできるだけ地面のほうに傾けて吐いたものがのどに詰まらないようにします。

口の中に残っている場合は、かきだしてあげてください。

吐き気・冷や汗と共に右下腹部がだんだん痛くなってくる

「虫垂炎」が疑われます。

一般的に盲腸と呼ばれるものです。吐き気の後右側の下腹部が痛むようでしたら、病院を受診しましょう。


冷や汗をかき、顔色も悪く、とにかく痛がっているときは盲腸が破裂していることもありますので、すぐに救急車を呼んでください。


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炎天下の下、スポーツなどで汗をかいたあと、吐き気や振るえがある冷や汗

冷や汗と吐き気の原因は?


「熱中症」が疑われます。

名前をよぶと返事をしたり話ができる状況であれば、涼しい場所でベルトやボンを緩めて、体を冷やしてあげるとだんだんと治まってきます。

水分は少量ずつ飲ませてあげましょう。少しして自分で動けるようであれば、車などで病院へ行きましょう。


涼しい場所もない、冷たい水もない、または声をかけても返事をしない、叩いても痛がらないときは、すぐに救急車を呼びましょう。


最近は、冬場の熱中症(脱水症状)も目立っています。特に高齢者の方は冬場でも水分をこまめに取るようにしてください。


そのほか、腸閉塞、尿管結石、急性胃腸炎など、冷や汗をかく病気があります。


しかし、さほど危険な状態でないのに冷や汗をかくことがあります。

大勢の人前に立つと冷や汗が出る

人前に立って話をしたり、挨拶をすることは、けして危険な状況ではありません。


でも、冷や汗をかくことがあります。これを「精神性発汗」と呼びます。


極度の緊張状態になったとき、交感神経は過剰に反応し、ここは危険だと「勘違い」を起こします。 そのために冷や汗が出るのです。

対処法は?
「手のひらに、人という字を3回書き飲み込む」なんていう方法がありますが、実際の効果は期待できません。(それでも、それを日常的に繰り返すことにより、効果がある場合もあります。) 


まずは、深呼吸をして心拍と呼吸を落ち着かせます。


手をギュッと握りそのまま肘を力を入れて曲げ、瞬時にダランと脱力させる。これを繰り返すことで、過剰になっていた交感神経を落ち着かせることができます。


交感神経が過敏になっていることにより、興奮している脳を体のどこかに力をいれることにより、脳の興奮を逃がしてあげるのです。


緊張しやすい人は、緊張しそうだなという場面の前に、やっておくと効果があります。

大勢の人の前に立った後、その場面を思い浮かべるだけで不安になり、冷や汗がでる。

一度感じた嫌な思いというのは、なかなか忘れることができません。


極度の緊張を乗り越えた後「あー良かった」と思える人もいますが、「また冷や汗かくのは嫌だな、また緊張してうまく話せなかったらどうしよう」と予想をして不安に感じ、

その状況を避けたり考えただけでも冷や汗が出る人もいます。

後者の場合を「パニック障害」または「不安障害」と呼びます。

「パニック障害」とは?

冷や汗と吐き気の原因は?


ある一定の場面に無理やり遭遇させられると、「自分はどこか悪いんじゃないか」というほど汗をかいたりめまいがしたり、呼吸や胸が苦しくなったり、ひどいと倒れこんでしまい、救急車で運ばれることもあります。


検査をしてみても何も悪いところはない。でも、確かに苦しかったしつらかった。もうあんな思いはしたくない。

でも、またそうなったらどうしよう・・・そう思っているうちにその場面を避けるようになり、思い出すのも不安になります。

対処法は?
内科の診察を受けてもどこも悪くないと言われたら、精神科や心療内科を受診しましょう。


「精神科なんて行きづらいな…」と思われる場合は、内科でその状況を詳しく話をしてみてください。

とりあえずのお薬をもらえると思いますが、それでも状況が変わらない場合は、精神科を受診しましょう。


精神科では、お薬以外でもカウンセリングや運動療法、行動療法など提案してくれると思います。


あまり時間が経つと、治療の効果が出にくくなることもありますから、3ヶ月お薬を飲んでみても改善しない場合は、内科の先生に相談しましょう。


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何でもないときに冷や汗をかいたり、かと思うと急に火照ったりする

これは自律神経が交互にうまく働いてない状態です。これを「自律神経失調症」といいます。

症状はさまざまで、更年期障害と間違われたり、逆に一緒に発病することもあります。

対処法は?
まず生活リズムを整えることです。朝起きて朝日を30分から1時間あびて下さい。


体内時計がリセットされ、交感神経が動き出します。散歩や軽い運動、ストレッチもいいです。

夜は、10時から遅くても12時には布団に入ります。夜は良く眠ることが大切です。

布団に入る前2時間くらいは、スマートフォンやパソコン、テレビなどは見ないようにしましょう。

自分の好きな方法でリラックスしてください。


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まとめ

いかがでしたか。冷や汗でも急を要する病気もあれば、慢性的なもの、精神的なもの、さまざまあります。


冷や汗は自分の体を守るための危険信号。腹痛や下痢などわかる症状があればいいのですが、隠れている場合もあります。

冷や汗を起こす自律神経は、人が生きていく上で大切な機能です。乱れないようにしたいです。


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