視界に黒い線が入る!原因として考えられる病気が気になる!

視界に黒い線が入る!原因として考えられる病気が気になる!

目


パソコンを使い過ぎたりTVを見すぎたとき、気分転換に窓越しから空を見上げると綺麗な青空が見えます。

けれど、そこにないはずの黒い線と黒い点が写っている!!

目にゴミが入ったのか?それとも虫でも入ったのかと思い、擦ってみても目を動かしても消えない。このまま視野全部が黒くなり失明するのかもしれないと一瞬不安になったことあります。


気にしながらも他のことをしているといつの間にか消え、「大丈夫だった、気のせいだった」と安心するものです。

この様な「黒い線や点」もしくわ「白い線や白い点」「糸クズ」「水玉」がフワフワ浮いている様に見える症状は「飛蚊症」の症状です。


飛蚊症は疲れからきているから「少し休めば安心」と思ってしまいがちですが、安易に考えると危険な場合もあります。

飛蚊症の症状は、それのみではありません。飛蚊症の症状が起こる病気に注目してください。

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視界に黒い線・点が見える原因

眼の大部分は99%が水、残りの1%がタンパク質の繊維(コラーゲン、ヒアルロン酸)で出来ているゼリー状の硝子体があります。


目から入ってきた光を網膜が受けて脳で理解します。

網膜が紫外線やパソコンや携帯電話のブルーライトを浴びた時、硝子体はタンパク質を分解する酸化が起こります。

そして、酸化を防止するために酸化分解酵素が分泌されます。


しかし、老化で酵素分泌が減ると酸化防止できずに、硝子体の中にあるタンパク質繊維が壊れ、繊維のクズの影が網膜に映し出され「黒い線」や「黒い点」が見えてしまいます。


これは老化現象で硝子体の中にあるゼリー状のものが、液体化して起こる飛蚊症症状の原因で比較的、安心して良い飛蚊症です。


しかし、この症状が頻繁に起こっていると、硝子体も痛むばかりです。放置していると病的な飛蚊症になります。

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注意が必要な飛蚊症

後部硝子体剥離

飛蚊症の症状とピカッと光る光視症が現れます。


老化現象で硝子体の中にあるゼリー状の組織が液状になり、硝子体の中で水の塊が巨大化して、硝子体が硝子体の後ろにある網膜から離れることが原因です。

近視の方もなりやすい傾向にあります。

後部硝子体剥離自体の治療は不要ですが、網膜剥離に移行する可能性があるため経過観察が必要です。




関連記事:視界が突然ぼやける!チカチカする症状の原因は?

網膜剥離

目


前兆として飛蚊症の症状が現れます。

物が歪んで見える、出血すると硝子体に「靄がかかっている」感じになる、視野欠損、視力低下などの症状もあります。

失明する危険性も高い恐ろしい疾患です。

原因としては主に老化や外傷性衝撃、近視、後部硝子体剥離、遺伝、感染症が起こった時などが考えられます。


飛蚊症状がある網膜裂孔や硝子体出血が悪化して網膜剥離となる場合もあります。

これらの原因により、巨大化した液状硝子体の組織が、網膜を無理やり引っ張り剥がして網膜に孔(穴)が開き、出血して網膜に硝子体の液状組織が流れ込み、視野狭窄が起こります。

糖尿病性網膜剥離は、高血糖により網膜の血管が詰まったり、出血したりするためです。。



後部硝子体剥離や網膜剥離の症状と「脳梗塞」「脳出血」「脳腫瘍」は似ている部分があります。

高血圧、糖尿病、動脈硬化の方は特にですが、脳外科にて検査をしてもらってください。



関連記事:目の前に黒い点が見える(飛ぶ)原因は?対処方法はあるの?

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飛蚊症の対処法は?

飛蚊症は加齢と疲労が主な原因です。症状を悪化させないように注意する必要があります。

ヒアルロン酸やコラーゲンを服用するだけではなく、取り入れられるような体造りが大切となります。

自宅でも簡単に出来る対処法をいくつかご紹介します。

  • パソコン、携帯電話やゲームは長時間しない。ましてや夜暗闇でブルーライトを浴びない。

  • 目に良い食べ物を摂る。

    カシス、ブルーベリー、うなぎ、レバー、納豆、チーズ、ほうれん草、干ししいたけ、ごま、バナナ、かぼちゃ、さつまいも、卵、牡蠣、アジ、イワシ、秋刀魚、メザシ、さば、ケール、ブロッコリー、トマト、スイカ、小松菜、キウイ、グレープフルーツ、緑茶など。

  • ドライアイを予防する。目薬などを使用し、眼精疲労時に冷たいタオルを目に当てるのも効果的です。

  • 視神経をリラックスさせる。

    「良く寝て」「良く噛んで」「体に良いものを食べて」「良く笑い」「中良く遊んで」「良い感動」
    です。

  • 目の体操。

    目を10秒間ギューッと閉じたり開けたりを何回かする運動や指を上下に動かしたり、近づけたり遠のけたりしてそれを、目で追いかけていく。

  • 慢性疾患をお持ちのかたは服薬療法、運動療法、食事療法の継続をしてください。

飛蚊症だけではなく眼精疲労にもよく効きますので、是非日常生活に取り入れてみて下さい。



関連記事:急激に片目だけの視力の低下する原因は?重篤な病気の可能性も!

まとめ

普段、スマートフォンやパソコンを使う機会が多く、それに加え温暖化により紫外線は多くなる一方です。

そして見落としがちなのが、アスファルトです。

アスファルトの上を何キロも歩いているだけで目は衰えていきます。

どこを見渡しても目に悪いものばかりです。日頃から目の保護には十分気をつけて生活を送るようにしましょう。

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