頬のかゆい発疹の原因を解説!自宅でもできる3つの対処法はコレ!

頬のかゆい発疹の原因を解説!自宅でもできる3つの対処法はコレ!

女性


皮膚の病気は見た目があまりよくないものが多く、しかもそれが顔に出てしまうと自分への自信もなくなってしまいます。

周囲から変な目で見られ、その度に気分が落ち込んでしまいます。

仕事のストレス等からニキビが出ているなど一時的なものなら良いですが、ものによっては何かしらの病気が隠れていることもあります。

この記事では、そのような湿疹(発疹)に焦点を当て、その原因と自宅でできる対処法について3つほどご紹介いたします。

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接触性皮膚炎

この病気は外からの刺激が肌に与えられることで、紅斑(赤いぶつぶつ)、丘疹(皮膚の盛り上がり)、水疱(中に水を含んだ湿疹)ができるものです。

身近な言葉では「かぶれ」と呼ばれるものです。

分類が2つあり、一次刺激性皮膚炎アレルギー性皮膚炎に分けられます。

前者は刺激が強かったり毒性を持つ物質に触れて湿疹を起こすもので、物質自体の影響を受けるのでアレルギーではありません。

後者は物質に対して身体が過剰に反応することで湿疹を生じるもので、いわゆるアレルギー反応です。

その原因物質(アレルゲン)としてはうるしや金属、化粧品、おむつなどの衣類が挙げられます。


接触性皮膚炎の湿疹自体の特徴としては、刺激物が触れた場所に一致して形の整っていない発疹が出て、強いかゆみを伴います。

自宅でできる対処法としては、原因となる物質に触れないことが重要です。

特に女性で頬に湿疹ができる場合には、化粧品に対するアレルギー性皮膚炎が疑われるなどの特徴があるので、「いつ」、「どこに」、「どんな時に」湿疹が出たかをメモしておくことが大事です。



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脂漏性皮膚炎

子供


この病気は顔面などの皮膚にある脂(皮脂と言います)が原因となります。

ですので皮脂の分泌が多い顔面や頭皮、鼻などに出現することが多いです。

さらに、乳幼児と成人で主となる原因が異なります。

乳幼児では皮脂の分泌が盛んであることと毛穴が未発達であることにより皮脂が毛穴に詰まってしまうことが原因になります。

また成人では、ヒトの皮膚に常にいる(常在している)マラセチアというカビの一種の菌が原因として挙げられます。


この菌は皮脂を好んで食べ、その代謝によって排出されるものが肌の炎症を引き起こすことで皮膚炎を発症します。

男性ホルモンの影響で皮脂の分泌が多いので、この病気は男性に多いですが、女性でもホルモンバランスの乱れによって発症することがあります。

また、成人ではストレスやビタミンB群の不足、顔の洗いすぎや生活習慣の乱れによっても発症します。

自宅でできる対処法としては、乳幼児は放置していても治ることが多いですが、成人は長引いてしまうことが多いので皮膚を清潔に保ったり、バランスのよい食事を心がけるようにしましょう。



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アトピー性皮膚炎

女性


この病名を知っている方は多いかと思います。

これは、かゆみのある湿疹が全身にできる病気で、脂漏性皮膚炎とは真逆の病態です。

つまり、皮脂の分泌量が極端に少なく肌の水分を保つことができずに肌が乾燥状態になってしまって皮膚のバリア機能が低下してしまっている状態です。


症状としては肌の乾燥に加えて鱗屑(フケのようなカサカサしたもの)や紅斑、丘疹、苔癬化(かきむしることによる皮膚が厚くなった状態)、

痂皮(かきむしることによってできるかさぶた)やびらん(皮膚が浅く剥がれてジュクジュクした状態、深くなると潰瘍と呼びます)ができることが挙げられますが、特徴的なのはこれらが「左右対称」にできることで、しかも年齢によって部位が変化していくことです。


乳幼児期では頬や額、胸や背中、手足にできますが、小児では首の周りや肘の内側、膝の裏側、成人では顔、首、背中にでき、さらに丘疹や苔癬化が強いです。

また、湿疹以外の特徴として皮膚を引っ掻いた痕が白くなることがあります(白色病記症)。


他にもアトピー性の場合には気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎を併発していることが多く、これをアトピー素因がある、と言います。

アトピー性皮膚炎は根治が難しいので、肌を乾燥させないこと、清潔に保つことが重要になります。



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まとめ

以上3つですが病的な湿疹の原因となる病気をとりあげてみました。

同じ湿疹ですが、病気によって形が違ったりなどの特徴があり、そもそもの原因が異なることがお分かりいただけたでしょう。

しかし、各項でご紹介した対処法に共通しているのは「肌を清潔にすること」になります。

この基本に加えてそれぞれの病気に合わせた対処をすることで、より症状を抑えることができます。


しかし、今回の対処法はいずれも自宅でできるものですので薬剤による治療にかなうものではありません。

ですから、自分でなんとかしようとするのではなく必ず医療機関を受診してください。

病院でステロイド軟膏や抗ヒスタミン剤といった薬剤を処方してもらい、用法用量を必ず守って使用しましょう。

素人考えでステロイドを増量してしまうと、感染症に弱くなってしまったり、顔が満月のように丸くなってしまう副作用もあるので、注意しましょう。

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