よくつまずく原因を解説!病気の予兆の可能性もある?
最近、道を歩いていると何もない場所でつまずくことありませんか?
普通なら歩いているとき、自然と足が前に出てから体が前に進むので、つまづいたり、また転んでしまうことが少ないです。
段差や階段などでつまずいたり転んだりすることは、原因があり問題ないのですが、何もない平坦な場所で急につまづいたり、またマンホールや自分の足でつまずく人は、要注意です。
そのつまずく原因が大きな病気の兆候かもしれません。
そこでこの記事では、つまずく原因とその予防について解説をしていきます。
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目次
注意力の低下
つまずきやすい人は、足元への注意力が低下していることがまず挙げられます。歩いているときも仕事のことを考えていたり、何かに目を向けてしまったり、現代社会で問題となっている「歩きスマホ」も、足元へ注意が行かずに、つまずく原因となります。
予防法
注意力が低下している場合につまずく人の予防法としては、まず歩きスマホなどの習慣を絶ち、歩く速度や足の運びを意識し「歩く」ということに集中するようにしましょう。また、急いで歩くのも注意力低下の原因となりますので、出来るだけ時間にゆとりを持ち、しっかり地面の感覚を感じながら歩くことを意識しましょう。
筋肉力の低下
以前は、高齢者が年齢による下半身の筋肉力低下でつまずいたり、転んだりするケースが多くみられました。高齢者の転倒による事故が多かったのは、今では過去の話となっています。
現在では、高齢者だけでなく若い世代の人々も筋肉力の低下が多くみられるのです。
その原因としては、移動手段が自動車やバイクなどになったために歩く機会が減り、下半身の筋肉力が低下してるためです。
最近では社会全体が慢性的な運動不足と言われるように、仕事や勉強などで一日中座って過ごしている場合も、下半身の筋肉力は低下しています。
下半身の筋肉量が低下すると、ちょっとした段差でもつまずきやすく、結果的には何もない場所でつまずいたり転んだりすることが多くなります。
予防法
長時間同じ体制で座り続けることは、身体の血の循環を悪くすることにもつながるため、こまめに席を立ち、軽い運動を行いましょう。エレベーターやエスカレーターを使わずに出来るだけ階段を使ったり、最寄り駅の一つ手前の駅で降りて、一駅分歩くことは普段の通勤にも取り入れることが出来るのでお勧めです。
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体幹が弱い
大人や子供、年齢に関係なく、体幹が弱い人は自分の足に、つまずいたりすることが多いと言えます。体幹が弱いとは、いわばバランス感覚が良くないということを指し、これは三半規管が衰えているのが原因です。
三半規管とは、平衡感覚を司る器官で、体が真っすぐに立てていないときに教えてくれる場所です。
この三半規管が衰えていると、片足で立つことが困難になります。
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予防法
体幹トレーニングも必要効果的ですが、そんなのしんどいという方には、三半規管を鍛えることが一番楽な方法ですので、ご紹介します。三半規管を鍛えることで一番簡単なのは、ずばり「回転する」ことです。
座席が回転するタイプの椅子に座り、ゆっくりと回ってみます。
左回り、右回り、ぐるぐると回り、慣れたらスピードと回る回数を増やします。
椅子以外にも、ブランコに乗って揺れるのも三半規管を鍛えるには効果的です。ただ公園のブランコに乗り揺れるだけです。
初めはすぐに気分が悪くなるかもしれませんが、徐々に慣れていきます。
慣れるというのは、三半規管が鍛えられている証拠になるので、無理のないペースでブランコに揺られてみるのはどうでしょう。
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視力の低下
視力が低下すると、障害物に気付く能力が低下し、つまずきやすいと言われます。周囲との距離感がうまくつかめずにつまずいたり、転んだりすることが多くなります。
また視力低下だけでなく、パソコンやスマホなどの長時間使用により目が慢性的に疲れており、それが視力低下まではいかなくとも、見えにくい状態になりつまずくことが多くなります。
予防法
眼精疲労の場合は、蒸しタオルなどで目を温めたり、マッサージを行い血行を良くしたり、必要に応じて目薬を使用するのも良いです。視力が悪い人は、眼鏡を使用したり、コンタクトレンズの使用をオススメします。
これらの原因は、筋トレをしたり、運動したり、必要であれば眼鏡などを使用したり、簡単に改善できるものばかりです。
ですが、つまずく原因はこれだけではありません。本当に怖いのは、つまずく原因が重大な病気の前兆である可能性があるということです。
次は、病気の前兆と言えるような場合を見てみましょう。
注意したい病気
慢性的ストレス(自律神経失調症)
ストレスが溜まっている人は、注意力が散漫しやすいと言えます。つまずきの原因は注意力の低下ですが、よくつまずく人は「ストレスが溜まっているのではないだろうか」と考えてみるべきでしょう。
そのストレスも、放っておけば自律神経失調症になったり、うつ病を発症するケースもあります。
また、胃潰瘍・十二指腸潰瘍といった内臓疾患にもつながるので、たかがストレスと軽く考えずにストレスをうまく発散させる方法を試みましょう。
脳血管障害
よくつまずく人のうち、そのつまづきが片足のみだったり、頭痛やめまい、手足が痺れる、ろれつが回らないなどの異常が生じた場合は、脳血管障害の可能性があります。脳血管障害とつまずく関係性は深く、脳の血管に異常があると、脳への血液量が減少し、脳血管内が酸欠状態となります。
結果として、脳機能が低下し、注意力低下や判断力低下に繋がります。
脳血管障害でも、脳こうそく、脳出血、脳動脈瘤などを含む脳の病気のサインとして「つまずく」ことがあります。
上記の2つの病気に関しては、必ず自己判断ではなく医師の診察を受け、適切な治療を行ってください。
自律神経失調症も、脳血管障害もとても危険な病気です。
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まとめ
ここまで、「つまずく」症状について解説をしてきました。まづ、病気や体調とは関係ありませんが「歩きスマホ」ややめましょう!とんでもない事故につながることもありますので、「歩きスマホ」は危険です。
体調面では、少しでも異変を感じるようであれば、ゆっくりと心身を休めましょう。
つまずくのは、体が「疲れてるよ、少し休もう」と教えてくれている可能性が高いです。症状が続くようであれば一度病院に行き検査を受けるようにして下さい。