手足のほてりが原因で眠れない!絶対にやってはいけないことは?
手足の温度は睡眠に影響します。
冷たくてもほてりがあっても、寝つきが悪くなってしまうことがあります。
また、睡眠中に手足がむずむずして眠れないという人もいるでしょう。
手足がほてる原因は何でしょうか?これからほてりの原因についてと、間違った対処法について解説していきます。
バーニングフィート症候群について
バーニングフィート症候群とは、足首から先の部分が熱く感じる病気で、夜間に症状が悪化することが特徴です。体に熱がこもると、体温を下げるために手足などの末梢の血管が開きます。
すると一時的に手足が暑く感じることがあります。
また、眠るときは体の熱を放出し体温を下げることにより、寝つきがよくなります。赤ちゃんが眠いときに手足が温かいのはこのためです。
バーニングフィート症候群の症状は、手足の熱さの他にしびれや、足先の感覚の異常などがあります。
バーニングフィート症候群をおこす原因は、ホルモンの異常や糖尿病などがあります。
原因となっている病気を治療することで、手足のほてりが改善することが期待できます。
手足がほてるからと言って、冷やしすぎるのは良くありません。
冷やす時は軽く冷やすこと、足を使いすぎないように気を付け、規則正しい生活を送るようにすると良いでしょう。
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冷え性によるもの
女性は「冷え性」であると自覚している人は多いはずです。手足の他、おなかや腰回りが冷えるという人もいます。
しかし、中には手足が温かいため冷え性ではないと思っている人もいます。
体が冷えているのに手足がほてる人も、冷え性の可能性があるのです。
これは自律神経が乱れることにより、手足がほてるようになると考えられるのです。
手足がほてるからと言って冷やすのは良くありません。内臓が冷えている可能性があるため、お腹や腰回りを温めると良いでしょう。
関連記事:自律神経がおかしい(乱れる)原因と整える4つのコツを解説!
むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)について
むずむず脚症候群は、神経伝達物質のある「ドーパミン」の機能障害などが原因でおこると考えられています。
また、別の病気に続いておこる「二次性」のむずむず脚症候群もあります。
症状は、布団に入ってから足がむずむずしたり、ほてりを感じたりして、寝つきが悪くなるものです。
さらに「周期性四肢運動障害」という足がピクッと動く病気を伴うことも多く、熟睡感が得られにくくなります。
夜間にぐっすり眠れないため、日中眠気が出たり体がだるくなってしまうこともあります。
アルコールやカフェイン、タバコはむずむず脚症候群を悪化させる原因となります。
日中の激しい運動も症状を悪化させる原因となることもあるため注意が必要です。
関連記事:手足のしびれが片側だけにある!ピリピリする原因と対処法を解説!
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肢端紅痛症について
肢端紅痛症は非常にまれな病気で、手足などの抹消にほてりや灼熱感、皮膚が赤くなるなどの症状が現れる病気です。これは皮膚の動脈が周期的に広がることによるものです。
手足の他に、顔や耳に症状が出ることもあります。
手足を冷やすと症状が落ち着くのですが、冷やしすぎると痛みが出てしまうので調整が必要です。
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更年期障害によるもの
更年期は、閉経の前後の時期を指し、一般的には45~55歳が更年期と言われる時期になります。女性ホルモンの分泌が減少することにより体に変化が現れます。
その変化に体がついていかず、不調を感じるものを「更年期障害」といいます。
脳にある視床下部が、エストロゲンの分泌をコントロールしています。
更年期になると、視床下部が指示を出しても卵巣機能が低下しているため、エストロゲンが分泌されなくなってしまいます。
自律神経も調節している視床下部が混乱することにより、自律神経も乱れてしまい、体の不調が現れるのです。
更年期障害の症状は、体のほてりやのぼせ、だるさ、などがありますが、個人差が大きいと言えます。
ホットフラッシュは、冷えを感じるのに汗が出たりほてりを感じるものです。
手足に冷えを感じるのに、急に暑くなるなど不快な症状が出ることもあります。
ホットフラッシュは、肥満気味の人におこりやすいと言われています。
食事バランスを見直したり、適度な運動をすることは、更年期障害の症状を軽くすることに役立つ可能性があります。
関連記事:体がだるい・眠い・最近疲れやすい女性特有の原因6つ!!
まとめ
手足が冷えすぎていても熱すぎても、寝つきに影響が出ます。また、睡眠中にほてりがあると目が覚めてしまうこともあるため、寝不足となることもあるでしょう。
ほてるからと言って冷やしすぎると良くありません。適度に冷やしたり、布団から手足を出すなどして対処しましょう。