捻挫の後くるぶしの腫れが引かない!軽度でも処置は大切!

捻挫の後くるぶしの腫れが引かない!軽度でも処置は大切!

足首


趣味でスポーツを楽しんだり、健康管理のために毎日ウォーキングやジョギングをしている人も多いかと思います。

その際に、足首をひねってしまう捻挫をしてしまった経験もあるかと思います。

そんな捻挫ですが、ずいぶん日にちが経ってもう痛みもないけれどなかなか足首の腫れが引かない・・・などということはありませんか?


捻挫をしてしばらく経過しても腫れや痛みが引かない場合は、単なる捻挫ではなく違う怪我である可能性も出てきます。

この記事では、捻挫に関連する足首やくるぶしの腫れや痛みについてお伝えしていきます。

「足首」と「くるぶし」の違いについて

「足首」と「くるぶし」の違いがよくわからないということはありませんか?

すでに理解されている人もいるかと思いますが、本題に入る前に「足首」と「くるぶし」の違いについて確認していきます。

足首は、主にふくらはぎよりも下の細くなっている部分から足の甲の上ギリギリあたりまでを指します。

一方くるぶしとは、足首にある外側と内側に出ている骨の部分をピンポイントで指します。

つまり、くるぶしとは、足首の骨の出ている一部分を言い、足首とはくるぶしを含めた全体的な部分を言います。

足首とくるぶしの違いが分かったところで、本題へ移りましょう。



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捻挫の度合いとその状態

捻挫には、大きく分けて3つの状態があります。それぞれの状態により、靭帯損傷の程度が分けられます。

軽度の捻挫

軽度の捻挫は、よく起こりうる捻挫です。

これは、靭帯の一部が少し伸びてしまっている状態を指し、大きな腫れもなく、腫れていてもほとんど目立たない程度です。

靭帯が伸びることにより、損傷した部分が内出血を引き起こすことがありますが、その出血量も極めて少なく、長くても2週間程度で完治します。


応急処置を行うことで、完治までの時間が早まります。

しかし、痛みや腫れがないからといって無理をせずに、出来るだけ安静にすることを心がけましょう。



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中度の捻挫

足首


中度の捻挫は、主にスポーツなどをしたときや、何かの拍子に転んだときなどに起こり得ます。

これは、靭帯の一部分が少し断裂していることがよく見られます。

痛みと共に腫れが目に見えてわかります。


場所によっては、体重をかけたときに不安定に感じることがありますが、激しい損傷ではないため、安静にすることで完治が早まります。

2週間以上は腫れが残ることが多く、内出血量も多いために、痛みと腫れがあるため、損傷していることがすぐにわかります。

応急処置だけでなく、関節の固定サポーターやテーピングなどでしっかり患部を固定することで、完治が早まります。

痛みがあることが多いため、患部固定をすることにより楽に生活が送れます。



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重度の捻挫

重度の捻挫は、完全に靭帯が断裂している状態を指します。

痛みも腫れも酷いです。


足首の捻挫が重度の場合は、腫れあがり足が浮腫んでいるように見えたり、靴を履くときつく感じることもあります。

痛みと腫れが強いために、歩行が困難な場合が多く、関節も不安定ですので、体重をかけると力が入らずに転倒する恐れがあります。

応急処置後、必ず病院へ行きましょう。

しっかりとした装具やギプスなどで固定し、患部の損傷が完全に治るまで安静にしましょう。

完全に断裂した靭帯が治るまでにはおよそ2ヵ月程度かかります。

また靭帯の断裂の状況によっては、外科手術により断裂した靭帯を縫い合わせる必要も出てきます。

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捻挫が治っているのに腫れが治まらないのはなぜ?

捻挫が治っている又は、捻挫をしていないのに足首が腫れているときがあります。

その様な場合は捻挫ではなく、骨折や脱臼の可能性も出てきます。

脱臼している場合

足首を脱臼している場合は、とにかく強い痛みが出ます。

脱臼は強い痛みが特徴的であると言えます。

そして、脱臼つまり骨が関節部分から外れてしまっているために、関節の動き自体がかなり制限されてしまいます。

動くはずの方向へ動かない、動かすと激痛があるなどの症状がある場合は、脱臼が疑われます。

また脱臼の場合は、腫れや内出血もありますが、特に痛みが強いため、初めのうちは重度の捻挫と間違えることもあります。

しかし、捻挫はある程度安静にしていれば落ち着いてきて、痛みも引いてきますが、脱臼の場合は痛みが落ち着くことはなく、とにかく激痛があります。

安静にしていても痛みは強いために、異変に感じることが多いです。



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骨折している場合

骨折している場合は、痛みよりも特に内出血と腫れが強く出ます。

何かの衝撃や負荷が掛かってから急に腫れあがり、患部が熱を持っている状態や、無理に動かそうとしても痛みで動かすことすらできないような場合は、骨折が考えられます。


骨折の場合は、とにかく腫れが特徴的で、その腫れは1か月程度経過しても治まることが少ないです。

足首を骨折していた場合、足の指がほんの少しの衝撃を受けただけでも足首に響くような痛みがあったりします。



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脱臼や骨折の時の対処法

とにかくまずは応急処置を行います。そして、すぐに病院へ行きましょう。

痛みや腫れの具合から見て、レントゲンなどを撮影することがあるため、金属アクセサリーなどを付けている人は、すぐに外しておきましょう。

脱臼している場合は、レントゲンにより脱臼状態の詳細を確認します。


どのように関節が外れているのか、脱臼以外に骨折していたり骨に異常があるかどうか、などを細かく検査します。

脱臼は、放置していたり治療方法を間違えると後遺障害が残る可能性のある怖い怪我ですので、決して自己判断で治そうとすることはやめましょう。


骨折の場合は、基本的にはギプス固定となります。骨折した部分がしっかりくっつくまで固定します。

ただし骨折による損傷が激しい場合などは、外科手術をして飛び散った骨をまとめたり、ボルトをはめ込み内部で直接固定する手段を取ることもあります。

しっかり病院で適切な検査を受けましょう。



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まとめ

単なる捻挫といっても、非常に恐ろしい怪我が隠れていることもあります。

放置すれば、後遺症が残り、取り返しのつかないこともあります。

しかし、すぐに対処すれば何もなく綺麗に治ります。健康的な身体を保つには、しっかり検査して治療に専念しましょう。

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