足のだるさが取れない!女性に多い原因と簡単な対処法!

足のだるさが取れない!女性に多い原因と簡単な対処法!

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足のだるさ、むくみや疲労感などの訴えは女性に多くみられる症状です。

足がだるいと実際に重たく感じ、動くのもおっくうになってしまいがちです。


そこでこの記事では、足がだるくなったり、むくんでしまう不調の原因や対処法についてもご紹介していきます。

足がだるい原因

疲労

長距離を歩いたり、運動した後には、足の筋肉の使いすぎにより筋肉の凝りによる血流の低下、疲労物質の蓄積により足の倦怠感を感じます。

特に足は心臓から遠く、血液を心臓に戻す際に大きなエネルギーを消費します。

そのため、下肢が疲労すると、血流が滞りやすくなります。

下肢静脈瘤

そもそも、血管には心臓から全身へ血液を送り出す動脈と全身から心臓へ血液を戻す静脈があります。

このうち、静脈は体内の二酸化炭素や老廃物を回収しながら心臓に血液を戻します。

下半身の静脈の血流は、ふくらはぎの筋肉による筋ポンプ作用によって重力に逆らいながら血液をおくり出しています。

また、血液の逆流防止のための弁が存在しています。


何らかの理由で、これらの機能が低下し、静脈のうっ血、老廃物の蓄積などが起こり、血管にコブができた状態を「下肢静脈瘤」といいます。

この病気は女性に多いとされており、その原因の一つに妊娠があります。

特に2回目以降の妊娠の際に発症するリスクが高いとされています。


大きくなった子宮やお腹が下半身の静脈を圧迫し、逆流防止弁の機能が低下することで発症します。

さらに、女性はストッキング、パンプス、ヒールのある靴の着用などで足を締め付ける機会が多くあることも要因となります。


その他にも、長年に渡って立ち仕事を続けている肥満傾向の方や運動不足の方の場合に、ふくらはぎの筋肉が使用される機会が少なく、筋ポンプ作用の低下をきたします。

そのため下肢の血流が滞りやすくなり発症する可能性があります。


関連記事:足の血管が浮き出る原因となる病気はコレ!予防法についても解説!

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脚気(かっけ)

ビタミンB1の欠乏によって起こる病気です。

症状には下半身の倦怠感、手足のしびれ、むくみ、動悸・息切れが起こります。


病態が進行すると、歩行困難や寝たきり状態、心不全を起こす危険があり注意が必要です。

以前は低栄養から発症するケースが多かったようですが、最近では、インスタント食品や外食などによる栄養の偏りからこの病気を発症する方が多いようです。

特に女性の場合、過度なダイエットによる栄養の偏りに注意が必要となります。

肝機能障害

足のだるさ以外に、全身の強い倦怠感、回復しない疲労感がある際は肝機能低下を疑う必要もあります。

肝臓は「沈黙の臓器」であり、病態が進行してからでないと、症状が現れない場合がほとんどです。

もし、症状がある際は迷わず病院を受診しましょう。


関連記事:ふくらはぎを押すとへこむ原因は?戻らない場合に気を付ける病気は?

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足のだるさ解消法

足を動かす

運動後などで疲労物質が溜まっている状態であれば、まずは疲労物質を排出させるために、少しだるくても足を動かすことが大切です。

特にふくらはぎの筋肉を使う、かかと上げを行うと効果が得られやすいです。

または、入浴後の足が温まった状態でストレッチを行うことも良いでしょう。

妊娠中の方や肥満傾向の方の場合、体に負担がかかりにくい水中ウォーキングなどは取り入れやすい運動になります。

足を高くして寝る

就寝時は体を水平にでき、重力の影響を受けにくい時間となります。

寝る際は足の下にタオルやクッションを挟み、足を高くして寝ることで足の血流の滞りを予防します。

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生活習慣の改善

下肢静脈瘤や下肢の血行不良には、生活習慣の改善が重要とされています。

日々の生活の中で、同じ姿勢を長い時間とっている、運動不足、食習慣の乱れが、下肢機能の低下を招きます。

同じ姿勢をとっていると感じたら一度体を動かす、足を意識的に動かすなどの習慣付けを行いましょう。

以上のような点に注意しながら下肢の機能低下の改善を図ってみましょう。

なかなか改善しない症状、寝付けないほどの症状がある際は、医療機関を受診し医師に相談することも検討しましょう。


関連記事:足首が冷たい理由は血流が悪いから?温めるとどんな効果がある?

まとめ

足のだるさの原因と解消法についてお伝えしていきました。

足はもともと血流の滞りやすい部分であり、油断するとすぐに血行不良に陥ってしまいます。

原因には血管の病気や日々の習慣が関係しています。

足を動かす習慣や栄養バランスなど生活の中で、改善できることも多くあります。

なかなか回復が得られない症状や他の病気が疑われる場合は、すぐに医療機関を受診することも重要です。


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