寝てる時に耳鳴りが起こる原因は?注意したい病気3つを解説!

寝てる時に耳鳴りが起こる原因は?注意したい病気3つを解説!

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耳鳴りといえば「キーン」という高い音や「ブォーン」といった低い音など様々な症状があります。

さらには症状が長時間、続くものや数分で治ってしまうようなものがあって、その原因も色々あります。

中でも就寝時に耳鳴りが出てくると、ストレスで眠れなくなってしまうこともしばしばあります。

眠れないだけならまだいいですが、耳鳴りの影に大きな病気が隠れていることも有りますので注意が必要です。

この記事では耳鳴りが起こる原因の中で注意したい病気3つについて解説していきたいと思います。

どんな時に耳鳴りが起こる?

耳鳴りは実際に音が聞こえているということはなく、自分の周りに耳鳴りの音が実際に鳴っているわけではありません。

では、なぜ「耳鳴りの音が聞こえているように感じる」のかということになりますが、その説明をするには音の伝達構造についてお話しなければなりません。


普段私たちが耳と読んでいるのは耳介(じかい)というもので、これは音を集める働きをしています。

音が小さくて聞き取れない時に、耳に手を当てるのはこの働きを補助する目的になります。

耳介によって集められた音は、外耳道(がいじどう)を通って鼓膜を振動させます。

鼓膜の振動は中耳で増幅されて内耳(ないじ)で、振動から電気信号に変換され聴神経という神経を介して、脳へと伝えられます。


耳鳴りはこの音の伝導経路の内、内耳に何かしらの異常が起こることで、音が聞こえていないにも関わらず電気信号が発生して、耳鳴りの音を感じる事によって生じます。

他には高い山に登った時に気圧の変化で耳鳴りが起こったりしますが、これは病気ではないので今回は除いて説明します。



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耳鳴りの原因となる病気

続きまして、耳鳴りが頻繁に起こる場合に注意したい病気をご紹介します。心当たりがある方は一度病院にいき医師の診察を受けるようにして下さい。

メニエール病

耳


この病気を知らない方も多いかもしれません。

メニエール病は内耳が水ぶくれを起こしてしまう病気です。


内耳の内、音の振動を電気信号に変換する役割を持っているのは蝸牛(かぎゅう)という器官です。

蝸牛はうずまき管とも呼ばれています。蝸牛の中にはリンパ液が入っており、この液体によって水ぶくれが生じることで耳鳴りが発生します。

水ぶくれがひどくなると難聴を引き起こしてしまいます。


また、内耳の内、音の伝導に関与しない器官で三半規管というものがあります。

メニエール病ではこちらにも水ぶくれを生じて平衡感覚が障害され、めまいを感じるようになります。

メニエール病の診断で主になるのは「難聴や耳鳴りを伴うめまいが何回も起こる」ことになります。


内耳のどこが強く水ぶくれを起こしているかで耳鳴りやめまいの程度、頻度は変わってしまうので耳鳴りなどの聴覚症状のみのケースや、めまいのみのケースでは「メニエール病非定型例」と呼ばれます。


治療としてはめまいがある場合にはめまい止めが処方されたり、精神疾患ではありませんが抗不安薬によって大きな発作の予防や症状の軽減を目指します。

メニエール病はストレスや疲労、睡眠不足の関与もあると言われているので、そちらの対処も考えてみると良いでしょう。



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突発性難聴

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その名の通り、ある日突然耳が聞こえなくなる病気です。

その難聴のメカニズムは内耳に異常が生じることで、音を感じる部分が障害されていることから「感音性難聴」という分類になります。


突発性難聴の原因は未だに解明されておらず、厚生労働省が指定する難病の1つに数えられています。

想定されている原因としては内耳の血流障害やウイルス感染等が有ります。これらは後述する治療法にもつながっていきます。

突発性難聴では耳鳴りを伴うことが多く、回転性(ぐるぐるまわるような)のめまいを生じる患者さんもいます。

治療としては血流障害に対して温めるというもの、ウイルス感染に対してステロイド薬を使うというものがあります。

耳が聴こえなくなるのはQOL(生活の質)が著しく低下してしまうので、気をつけたい病気の1つです。



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聴神経腫瘍

腫瘍と聞くと、「ガン」と思われる方も多いかと思いますが、腫瘍というのは細胞が勝手に増殖するもので、「ガン」はその中でも悪性(周りの組織を壊したりするもの)の物を指します。


この聴神経腫瘍は良性腫瘍となります。

聴神経に腫瘍ができることで神経そのものや血管が圧迫され、耳鳴りや難聴、めまいなどといった症状を起こします。

腫瘍自体は良性ですが、脳の方へ広がっていってしまうと生命に危険を及ぼす恐れがあるので、注意が必要です。

治療としては手術が最も一般的に行われています。

手術の目的は耳鳴りを治すことではなく、脳への進展を防ぐことで、前述したより酷い状態にならないようにすることです。



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まとめ

以上にあげたように、単なる耳鳴りと思っていてもその影には、非常に重大な病気が隠れている可能性もあります。

ストレスや生活習慣で耳鳴りが起こっているのならそれほど心配はありません。


しかし、何かの病気の症状として耳鳴りがある場合、耳が聴こえなくなったり最悪の場合命を落とすこともあるので、

耳鳴りが一定期間続けて聞こえているようなら、まずは病院、特に耳鼻咽喉科を受診されることを強くお勧めします。

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