背中に出来る赤い斑点はカビが原因?症状と対処法を解説!
背中が痒くてたまらないということは、よくあります。
背中は自分の目で直接見ることが出来ない場所であるために、どうしても異変に気付きにくいです。
誰かに背中を見てもらうと赤いブツブツになっている、などと言われてしまうと、皮膚の病気じゃないかと不安になることもあります。
この記事では、そんな背中の赤い斑点や背中の皮膚の異常について、どのような病気が隠れているのかをお伝えしていきます。
目次
背中が痒いとき(病気以外)
背中が痒くなる時は、赤く斑点が出来ていたり、ブツブツになって触るとざらざらしていたり、時にはミミズ腫れのようなことになっていることもあります。まずは病気ではないですが、不快な症状を引き起こす原因をいくつか見ていきます。
汗疹(あせも)
汗疹は、汗をかくことが多い夏に多く症状が出ます。汗疹の特徴は、汗をかいてその部分を放置していた場合に赤く斑点ができることです。
症状としては、赤い斑点が出来たりその部位が痒みを帯びて、時には痛みを感じることもあります。
汗疹は、汗が出る穴が詰まってしまいブツブツとなって現れます。
できやすい場所としては、太ももや膝の裏、お腹や首筋に多く症状が現れます。
女性の場合は、胸の谷間などにも汗疹が出来ることがあります。
対処法としては、頻繁に汗を拭いて出来るだけ清潔に保つことが一番です。
背中は頻繁に汗を拭けるような場所ではないので、こまめに着替えたり涼しい場所へ移動するなどして、汗が出ることを抑えるような行動を心がけましょう。
関連記事:背中のかゆい湿疹の原因4つ!跡が残らない治し方はコレ!
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気温の変化(寒暖差アレルギー)
気温の変化により、身体の血管が広がり体が痒くなることがあります。主に、寒い場所から暖かい場所へ移動した時に起こることが多いです。
痒いからといって掻いていると、蕁麻疹のように皮膚にミミズ腫れができたり、痒みの場所が広がったりします。
急な温度差が起こるような状況を避けるようにしましょう。
服を着たり脱いだりして、肌で感じる温度と体の温度差が大きくならないように心掛けることで改善します。
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乾燥(空気乾燥)
空気の乾燥というと、主に冬などの寒い季節になります。空気が乾燥すると、皮膚の水分が乾燥により奪われてしまい、様々な肌への刺激にとても敏感になります。
冬に、服が擦れてかゆくなったりするのはこの乾燥による敏感肌が原因です。
特に寒い時期は、セーターなどを着ることがありますが、これは、肌への刺激が強く、敏感になっている皮膚への刺激が痒みを引き起こします。
空気乾燥による背中の痒みは、しっかり保湿するなどして、出来るだけ皮膚の水分を失いすぎないようにすることが重要です。
背中には、綺麗にクリームなんて塗れないという人には、ミストタイプの化粧水などがオススメです。
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虫刺され
背中が痒く赤いぶつぶつが出来る原因として可能性が高いのは、この虫刺されです。
特に暑い季節は虫たちの活動も活発になるため、どうしても虫刺されによる体の痒みなどの異常が起こりやすくなります。
蚊、ダニ、毛虫、ムカデ、蜂などは、どのような場所に住んでいても接する機会が多いです。
虫刺されにより体が痒くなる場合で、特に背中は皮膚面積が広いため、寝ている間などにダニなどに噛まれやすい部位です。
普段は、服を着ているから虫刺されは少ないといって油断はできません。
虫に噛まれることを完全に防ぐことは難しいですが、もし虫刺されなどの被害に遭った場合は、すぐに虫に刺された部位を特定しどのような虫に刺されたのか、どういった症状が出ているのかなどをはっきりと特定し、きちんと処置する必要があります。
背中などでわかりにくい場合は、病院で診てもらいましょう。
日焼け
痒いというよりも、痛みが出る場合は、日焼けにより皮膚が炎症を引き起こしている可能性があります。海水浴の後などに症状が強く現れます。
赤い斑点が出来ることは少なく、どちらかというと痒いというよりも、皮膚がピリピリと痛むことが多いです。
日焼けは、一種の火傷ですので、火傷をしたときの対処法と同様に、炎症を引き起こしている場合は患部を冷やしましょう。
日焼けをした皮膚は、非常に敏感ですので肌荒れを引き起こす原因ともなります。
海水浴や長時間外に出て太陽の光を浴びる場合はしっかり紫外線対策を行いましょう。
関連記事:日焼けをしたら熱が出る!対処法と絶対に気を付けたいこと!
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背中が痒いとき(病気の場合)
背中が痒い場合は、皮膚の病気が隠れていることがあります。皮膚の病気は、体に悪影響を及ぼすため、早期発見による早期治療が非常に効果的です。
また、皮膚の病気は結果として肌荒れの原因となったり、時には皮膚移植などをしなければならないときもあります。
背中にニキビがある(マラセチア毛包炎)
背中に赤い斑点ができ、それが痒い場合はマラセチア菌という菌が異常繁殖していることにより、皮膚が炎症を引き起こしていることがあります。マラセチア菌は、湿気などの空気が通らないような身体部位を好むため、常に服を着ていることから背中に多く繁殖やすくなります。
特にリュックサックなどを背負っている人などは、要注意です。
単なるニキビなどの場合は、患部を清潔に保つことで改善されますが、マラセチア菌が原因の場合は、マラセチア菌を除去しなければ、根本的な改善にはなりません。
そのため、背中に赤い斑点ができそれが痒く、なかなか症状が治まらない場合は、すぐに病院へ行き適切な治療を行うようにしましょう。
蕁麻疹(じんましん)
皮膚が強い痒みに襲われ、ミミズ腫れが出来たり、赤い湿疹がたくさんできたりします。
蕁麻疹の痒みは非常に強いのが特徴的です。
発症原因は、何らかの皮膚への刺激によるものが多いでが、単にストレスを感じたり場合によっては自分で自分の肌を触っただけで蕁麻疹が出来ることもあります。
皮膚組織にある細胞から、ヒスタミンと呼ばれる物質が分泌されることにより、皮膚に強い痒みを生じさせます。
このヒスタミンという物質は、様々な理由で分泌されるために、「これだ」という原因が特定しずらいのが厄介なところです。
出来るだけ、ストレスを溜め込まず、皮膚への刺激を与えないことがとても重要です。
食品アレルギーや何らかのアレルギーを持っている人は、避ける事を心がけましょう。
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アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は有名です。残念ながら慢性的な皮膚炎のため症状とは長く付き合っていく必要があります。全身のどの部分にも発症しますが、基本的には体の部位の中でも特定の部分にのみ症状が繰り返し引き起こります。
子供が多いと思われていますが、大人でも十分にあり得る病気です。
大人が少ないと感じるのは子供のころからアトピー性皮膚炎に悩んでいる人が多く、子供時代の時点である程度自分の症状や改善方法を知っている人が多いためです。
症状が落ち着いていても、何かのきっかけで突然再発することが多いので注意が必要です。
アトピー性皮膚炎の人は、根気よく継続して治療を行うことが一番の方法です。
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内臓疾患
背中が痒く赤い斑点がある場合は、ほとんどの場合で皮膚の病気などを疑いますが、実は内臓疾患によるものが多くあります。例えば、内臓にある肝臓にガンがある場合や、腎臓が病に侵されている場合は、身体内の臓器が上手く機能せずに背中が痒くなることがあります。
しかし、そうなった場合は背中の痒みや赤い斑点以外にも様々な身体的不調が見られます。
内臓疾患により背中が痒い場合は、それ以外に体に不調が無いかを確認しましょう。
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まとめ
背中は自分では手が届かないため、かいたり、薬を塗ったりするのが難しい部位です。しかし、背中が痒くなることは意外と多く、特にそれが夜中などの場合は厄介です。
背中が単に痒い場合は、背中を掻くことが出来るグッズなどを使用することも有効です。孫の手の裏側に薬を付ければ一人でも背中に薬を塗ることが出来ます。
そして、いつもとは違う症状がある場合はすぐに病院へ行きましょう。
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