鼻づまりの薬が効かない原因は?絶対にNGな対処法は?
風邪や花粉症などで鼻の調子が悪くなった時、鼻水は飲み薬で止まっても、鼻づまりは改善されない場合が多いと思います。
鼻づまりの状態では集中力が欠けてしまって、学生では勉強に集中できない、社会人であれば仕事にうまく集中できない、夜寝るときも寝苦しい、など色々な弊害を引き起こします。
どうして鼻づまりが飲み薬で改善されないのか。
これから鼻づまりが飲み薬で改善されない原因や、対処法などについてご紹介していきます。
最後の方に、絶対にやってはいけないことについてもお伝えしますので合わせてお読みください。
目次
なぜ鼻づまりが改善されないの?
風邪や花粉症で鼻水が出てたり鼻づまりの症状がある場合、風邪薬や鼻水を止める薬を飲んだりすると思います。最初でも記述したように、薬を飲むことで鼻水だけが改善されて鼻づまりは…、ということになります。
実はあまり知られてないと思いますが、鼻づまりは鼻水とは無関係な場合も多々あります。
そして、まれに他の疾患を引き起こしている場合があります。
ではその別の疾患とは何なのでしょうか?原因によって、改善策も変わっていきますのでまずはこれらを見ていきましょう。
副鼻腔炎を起こしている
副鼻腔炎というのは簡単に言うと蓄膿のことで、風邪などになった時に起こしがちです。副鼻腔炎は、風邪による細菌感染が原因です。
それが原因となって炎症を起こして、副鼻腔と鼻腔の間の通り道が腫れてしまいます。
そうすると、副鼻腔から分泌されるものが外にでていかなくなり、炎症が治まらないままになってしまいます。この状態が鼻づまりです。
これは、細菌感染を防ぐ抗生物質や他の薬なども飲まないと改善されません。
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アデノイドになっている
アデノイドは2~5歳くらいの子どもに多い疾患で、鼻から喉への通り道が肥大するため、鼻づまりを起こしやすくなります。鼻の粘膜が腫れてしまっている
鼻炎によって、鼻の粘膜が腫れてしまい、鼻水の通り道が狭くなってしまっている。この場合は鼻の粘膜の腫れをひかせない限り、治すことはできません。
関連記事:夜中に鼻づまりが起きる原因3つ!眠れないときの対処法はコレ!
鼻茸(はなたけ)ができている
副鼻腔炎によって起きる副鼻腔の腫れが何度も続くと、粘膜にポリープと言われる塊ができてしまい、それによって空気の通り道が狭くなって鼻づまりを起こしてしまいます。例えばこれらの原因により、鼻づまりが起きることがあります。その場合は、単なる風邪薬や鼻水を止める薬では対処できません。
ですので、鼻づまりがいつまでも治らない場合は耳鼻科を受診して、別の疾患が隠れていないか診てもらうようにしましょう。
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鼻づまりの対処法
病院に行かない編
鼻を温める
鼻を温める方法です。温めることによって血流がよくなり、鼻の通りがよくなります。
カイロでもいいですが、カイロは低温火傷が心配です。おススメな方法としては、蒸しタオルです。濡らしたタオルをレンジでチンするだけですので簡単です。
この蒸しタオルを作る方法は、病院でもよく使われている手軽な方法です。ただ、とても熱いのでレンジからタオルを出すときは気を付けましょう。
脇の下を圧迫する
500mlのペットボトルを脇に挟みます。右側が詰まっていたら左脇に、左側が詰まっていたら右脇にペットボトルを挟みます。
自律神経には「副交感神経」と「交感神経」の二つがあります。副交感神経が優位になると鼻づまりが起きます。
鼻づまりは、寝る前と朝起きた時にひどくなりませんか?
寝る前や寝起きなどのリラックスしている状態の時に副交感神経が優位になって鼻づまりが起きやすいのも特徴です。
脇のところを圧迫することにより、反対側の交感神経が一時的に優位になり、鼻づまりを解消します。
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病院に行く編
風邪であっても花粉症であっても、内科ではなく耳鼻科に行きましょう。実は題名に反して鼻づまりを治す薬はあるのですが、それは飲み薬ではありません。点鼻の薬です。点鼻薬はたいがいの場合は効果があります。
アレルギーで鼻の粘膜が腫れてしまっている場合には、ステロイドの点鼻薬が使われます。
ステロイドは炎症を抑える薬で、指示された期間使うことで腫れが治まってきます。
実際、飲み薬で鼻づまりを抑える薬も発売されたのですが、飲み薬は飲んだら胃や肝臓などを通って血中に拡がります。
そのあとで、血中のアレルギー物質を抑えます。
作用がまどろっこしい上に飲み薬には、腫れている粘膜を治す作用はあまり強くはありません。しかもアレルギー薬は眠気がでるという副作用の方が生活に負担がかかります。
けれど点鼻薬は、胃や肝臓や血中などに行かずに直接鼻に噴霧して効果を発揮するものです。
ですので、鼻の粘膜が腫れていたりする場合には、飲み薬よりも点鼻の方が効果的でしょう。
医師によっては、アレルギーを抑える点鼻薬を処方することもあります。
また、ステロイド薬やアレルギー薬の他の点鼻薬以外で、すぐに鼻づまりを抑える薬もあります。
その薬には強い血管収縮作用があります。それによって一気に腫れをひかせて、鼻づまりを抑えます。
ただこれは一時的な作用であり、一定時間たつとまた鼻がつまってきます。この薬はどうしても駄目!という時だけ最終手段として使いましょう。
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絶対にやってはいけないこと!
絶対にやってはいけないことがある、というとちょっとドキっとすると思いますが、簡単なことばかりですので鼻づまりが起こっている時に注意してみて下さい。鼻をかまない
鼻がつまっていて気持ち悪かったら、思わず鼻をかんで出そうとしてしまうと思います。ですが、出てこない鼻水を無理やり出そうとすることで、鼻腔内の粘膜の炎症が悪化し、鼻づまりがひどくなるという悪循環に陥ってしまうのです。
耳にも負担がかかるので、我慢してかまずにゆっくりと深呼吸しましょう。
ステロイド薬は途中でやめない
ステロイドの点鼻は、長く続けて効果を発揮するものです。即効性はありません。効かない薬だと2~3日でやめてしまうと、余計にひどくなってしまうことがあります。
ステロイドの点鼻薬は、用法用量を守って正しく使いましょう。だんだんと効果がでてくるはずです。
薬の用量を守る
先ほど一時的に鼻づまりを一気に治す薬があり、一定時間たつとまた鼻がつまってくると書かせていただいたのですが、この「一定時間たつとまたつまる」というのが曲者です。一気に鼻づまりが治ったら、楽なのですがすぐに鼻がつまった状態に戻ってしまいます。
そうすると、点鼻薬を使って鼻づまりを解消しようとします。当然といえば当然ですが。
けれど、点鼻薬は使いすぎると作用が弱くなり、そしてさらにどんどん鼻づまりがひどくなることがあるのです。
おそらく、渡されるときに一日何回、などという記載があると思います。薬の用法・用量は必ず守るようにしましょう。
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まとめ
鼻づまりのストレスは、本当に辛いものです。あまりの辛さゆえに、鼻づまりに速攻で効く薬に依存している人もいます。
その結果、ひどい人になると、数分おきに点鼻の薬を使わなければいけない状態に陥ってしまいます。
終わりになりますが、鼻づまりの原因について最後に一つだけご紹介します。
それは、「鼻中隔湾曲症」です。鼻の真ん中にある鼻中隔という部分が人よりも大きく湾曲し、それによって鼻の通りが悪くなることがあります。
人によっては手術の適応になることもあるかもしれないので、その可能性も含めて、一週間以上鼻づまりが治らなければ受診をおすすめします。
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