湿布を貼ってかぶれたときどうする?自宅でもできる治し方5選!
湿布を貼って、かぶれてしまったという経験がある人は多いかと思います。ただ赤くなるだけならともかく、ひどい人は水疱ができてしまったりすることもあります。
どこかが痛いから湿布を貼るので、かぶれてしまうとその部分に湿布を貼ることができなくなってしまい、かぶれの症状に加えてそのことも苦痛です。
湿布にはかぶれやすい湿布というのもあります。
この記事では、かぶれやすい湿布の説明も含めて、かぶれないためのちょっとしたコツやかぶれた時の対処法、自宅でもできる治し方をご紹介していきます。
目次
かぶれやすい湿布
まずは、かぶれやすい湿布について見ていきます。湿布を選ぶ際の参考にして下さい。まず、ダントツで一番かぶれやすい湿布は、温湿布です。
温湿布には、唐辛子のエキスが入っています。それに負けてかぶれる人がとても多いようです。
また、ケトプロフェンという成分を含んだ湿布は、かぶれとはちょっと違うかもしれませんが、貼っているところを紫外線(太陽の光)に当てると赤くなることがあります。光線過敏症といいます。
あとは、白い湿布よりも茶色い薄い湿布の方がかぶれやすいようですが、これは個人差が激しいので茶色い湿布を避けるほどではないでしょう。
また湿布とは少し違いますが、ローションやゲル状(クリームよりも柔らかく、すぐに皮膚に吸収されるので塗ったあとも皮膚はさらっとしているものが多い)の痛み止めなどもあります。
これも人によってはかぶれることもあります。
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湿布でかぶれないための予防法
ケトプロフェンが入っている場合
ケトプロフェンが入っている湿布は、貼っている場所を紫外線に当てないように服などで覆いましょう。剥がしたあとも4週間は薬が残っているので、気を付けましょう。
また、ケトプロフェンテープで光線過敏症が起きてしまう人は、他の湿布…例えばジクロフェナクのテープなどでも光線過敏症を起こす可能性があります。
そのような人は、ロキソプロフェンテープを試してみましょう。ロキソプロフェンテープでは光線過敏症は起きないとされています。
ローション・ゲル状の場合
ローション、ゲル状のものは、すぐに吸収されてしまうため、痛くなるたびに何度も塗る人がいますがその使いたは注意が必要です。痛み止めの成分はきちんと体の中に入っているので、何度も塗るのはかぶれの原因になります。
その一方で、湿布だとかぶれるけれどローションなど塗るものなら大丈夫という人もいます。
これは個人によって違うため、自分にはどんなものが合っているのかを知っておくと良いでしょう。
温湿布の場合
温湿布を貼るのは入浴後30分以上たってから、入浴する30分以上前に剥がすようにしましょう。唐辛子エキスによって、すぐに貼ると刺激感が出ることがあります。
湿布を貼るときには、よく患部を拭いて汗などをぬぐい取りましょう。
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スーッとした成分について
湿布の、スーッとした感じがなくなると効いてないような気がして何度も新しいものに貼りかえる人もいます。この気持ちはすごくよくわかります。しかし、スーッとしなくなった感じがなくなったからといって効き目が落ちているわけではありません。
湿布には、1日何回貼りかえるなどの記載がありますので、それを守るようにしましょう。
茶色い湿布について
かぶれやすいと思っている人で、茶色い湿布を貼っている人は、白い湿布を試してみましょう。もしかしたら湿布全部にかぶれやすいのではなく、茶色い湿布に負けやすいだけかもしれません。
どの様な湿布でも、かぶれやすい人は、1日中貼っていることはせずに、日中は貼って寝ている時は剥がして皮膚を休めるなどしましょう。
また逆に、高齢の方に多いのですが、ずっと何日も貼りっぱなしの人もいます。
かぶれの原因になるのはもちろん、効き目もなくなっている可能性があります。そのような方も、やはりきちんと決まった回数で貼りましょう。
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自宅でもできる治し方5選!
まずは湿布を剥がしましょう
湿布を貼っているうちは、かぶれは治りません。治るまでは貼らないようにしましょう。通気性がいい状態を保つ
通気性がよければ、治りやすくなります。これは皮膚疾患の特徴でもあります。痒くても掻かない
掻いてしまったら、余計に悪くなってしまいます。どうしても手が患部にいってしまう場合には、ガーゼか何かで覆いましょう。
特に、夜寝ている時などは無意識に掻きむしってしまう場合があります。
熱をもっていたら、冷やす
患部が温まると痒みが強くなります。タオルを濡らして、患部に当てましょう。少しはラクになるはずです。
ステロイドの入った塗り薬を使う
ステロイドの薬を自己判断で使うのはあまりお勧めできませんが、リンデロンVG軟膏か何かあれば、それを塗ってみてください。だいたいの場合はすぐによくなるのですが、2~3日塗ってもよくならなかったり、却って悪くなったりするようなら皮膚科に行きましょう。
もっと強いステロイドの方がいい場合もあったり、混合したステロイドがよかったりとその症状によって対処法は様々です。
初めから皮膚科に行くのも一つの方法です。
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まとめ
かぶれの治し方を知っておくのも大切ですが、まずはかぶれないような努力をしてみましょう。普段から皮膚が弱かったり絆創膏でもかぶれてしまったりなどする人などは、最初は日中だけから始めてみた方が無難です。
また、アスピリン喘息の人は要注意です。
一部の人で、痛み止めで喘息を起こしたことがある人はアスピリン喘息である可能性が高いので、湿布などの鎮痛成分でも喘息症状を起こす可能性があります。
そのような人は、湿布は使わないでおきましょう。
アスピリン喘息は普通の喘息とはまた違ったものになるので、自分は喘息もちだから、などと湿布を避ける必要はありません。
あくまでも、痛み止めなどで喘息症状を起こす人だけです。
このように、湿布ひとつとりあげてもたくさんの注意事項があります。たかが湿布、などと思わずに、薬だという自覚をもって慎重に使うようにしましょう。
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