鼻くそがたまる理由は？最近多いと感じるのは病気が原因？

綺麗にとっているのに、気が付けば鼻くそが溜まっているという経験はありませんか。

昔から鼻くそが溜まりやすい人もいますし、最近夕方に鼻くそが溜まりやすくなったという人もいます。


そもそも鼻くそは何なのでしょうか？

単純に鼻水が固まっただけのことなのでしょうか？

鼻水が固まったら、ネバネバした液体状のような鼻くそになるように思われますが、実際に鼻から出る鼻くそは、完全に固まっています。

その理由は一体なんでしょう。

この記事では、鼻くそが溜まる原因や、鼻くその必要性を解説します。

鼻水か鼻くそになる理由

鼻くそはやなり鼻水と大きく関係しています。

そして、鼻くその元となる鼻水は、外部から侵入してきた埃やウイルス、細菌など身体に不要なものなどをキャッチして、体内への侵入を防ぐ役割があります。


外部から侵入してきたものを鼻水が捕まえると、後は体外へ排出するのですが、その時に、鼻水は固まった方がしっかりと異物を捕まえ排出させることが出来るために固まります。

この固まったものが鼻くそというわけです。

ここからはもう少し詳しく、鼻くそが溜まりやすい原因となるものを見てみましょう。

空気汚染

道を歩いていると、車の排気ガスなどが空気中に漂っています。

この排気ガスや、タバコ、何かを燃やした時の煙、衣服の繊維、道端の砂、宙を舞う埃など、全て呼吸と共に、または風に乗って身体に付着します。

中には、体内に入り込んでしまうものもあります。


これらは身体には悪いものですので、身体が防衛機能を働かせて、身体内へ侵入させないようにします。

空気の汚い場所にずっといると、鼻くそが溜まりやすいのは、体内へ侵入しようとする悪い異物が多く空気中を浮遊しているからです。

埃などが多い場所

空気汚染と同様に、埃っぽい部屋にずっといたり、掃除中などは、特に鼻水が出て来たりすることがあります。

これは埃が体内へ侵入しようとするのを防ぐために鼻水が多く出て、防衛するのです。


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花粉

花粉症の人などは、花粉が飛ぶ季節になると必ずと言っていいほどに、鼻がムズムズしたり、くしゃみをしたり、鼻風邪のような症状が出ます。

花粉症は、アレルギー反応を起こしているために、花粉自体が身体にとってはよくないものだと身体が判断します。

そのため花粉症の人は、花粉が体内に侵入しようとするとアレルギー反応により、鼻がムズムズしたりくしゃみをしたりします。

これも、体内へ花粉を侵入させないための作用です。


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風邪（細菌やウイルス）

風邪を引いているとき、かなりの確率で鼻水が出ます。

これは風邪を引き起こした菌やウイルスが体内にいるのですが、それを体外へ排出させようとする働きからくるものです。

鼻水はすすらずに出したほうが良いと言われるのもこのためです。

せっかく風邪菌やウイルスを体外へ排出させようとしているのに、鼻をすすることで排出させかけた菌やウイルスが体内へ戻ってしまいます。

風邪の時は、体内の菌やウイルスの排出と、外部からの異物の侵入を防ぐための作用と、一気に働きますから特に鼻水が多くなり、その分鼻くそも溜まりやすくなります。

蓄膿症

蓄膿症の症状の一つに、鼻くそが多いことが挙げられます。

これは蓄膿症の特徴的な部分が関係しています。

蓄膿症は、文字通り鼻の中で炎症を起こしたりして、鼻の中で膿が溜まって出られなくなる病気です。


消化器系の不調や痛みなどがありますが、蓄膿症になると鼻くそが多くなるのは、鼻の中に滞在している膿を出そうとして鼻水が出て、いろいろな異物をキャッチして鼻くそになるのですが、膿はそれでは排出されません。

そのため、いつまで経っても鼻の中に異物がある状態ですので、いつまでも異物を排出させようと頑張っているのです。

この流れが、蓄膿症の場合、鼻くそが多くなる原因と言われています。


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鼻くそは身体を守ろうと頑張った証拠

これらから見て、鼻くそは、身体を必死に守ろうと頑張った証だということが分かります。


「最近鼻水が出て困る」とか「鼻くそが良く溜まるから鼻掃除が面倒だ」と思ってしまいがちですが、それはその分身体に侵入しようとした異物などが多かった証拠でもあります。

面倒だと思わずに「助けてくれてありがとう」くらいの気持ちを持つと、鼻水が多かったり、鼻くそが溜まりやすくなっても、ストレスに感じることが少なく済むかと思います。

鼻くそが多いときは病院へ

鼻くそがあまりにも多いときは、自分で出すことももちろん大切ですが、鼻の中は繊細であるために間違えて鼻の内部を傷付けてしまったり、無理に鼻くそを取り除こうとすると、出血する恐れがあります。

鼻くそが多くて困っている場合は、耳鼻科へ行くことをオススメします。


鼻くそが付きにくくなるように、飲み薬を処方してもらえたり、鼻の中を綺麗に掃除してもらうと、もしかすると鼻くそが溜まりにくくなるかもしれません。


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まとめ

鼻くそは鼻の糞というくらいですから、汚いものだと認識されます。

もちろん、外部から侵入しようとしてきた身体には害となるものですから、決して綺麗なものだとは言えません。

しかし、鼻くそは身体を守るための重要なフィルターの一部であり、鼻くそがあるから身体が守られたと言っても過言ではないでしょう。

しっかり鼻くそが溜まる原因を知り、そのような環境を避けたりすることが、鼻くそが溜まりにくくなる手段として有効だと言えます。


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