首を曲げると痛みやめまいが起こる!悪化させない方法は?

首を曲げると痛みやめまいが起こる!悪化させない方法は?

首


首を曲げると痛みやめまいが起こり、悩んだ経験はないでしょうか?どちらも症状が続くと辛いものです。


偏頭痛の場合だと突発的に痛みが起こりますが、首を横や前後に曲げた時に症状がでるのはなぜか?色々と気になる部分かと思います。

そこでこの記事では、首を曲げると痛みやめまいが起こる症状の原因を解説しながら、悪化させない方法についてもご紹介していきます。

ストレートネックかもしれない!

頚椎は生理的に前弯していることが望ましいく、正常な場合に前弯角度は30〜40度になっています。

ストレートネックは、生理的前弯角度が30度以下になった状態をいいます。

症状には、首の痛みや肩こり、慢性的な頭痛を伴うことがあります。

状態が悪化すると、頚椎症や椎間板に異常が起こるなど整形的な問題が生じてきます。


また、めまい、ふらつき、手のしびれを感じる人もいます。

消化器系への影響により、食道炎や胸焼けが起こる場合もあり症状は多岐に渡ります。

さらに、頚部の背骨付近には多くの自律神経が集中しています。そのため、頚部の位置が不良であると自律神経失調症を招く恐れもあります。

ストレートネックの方の多くは肩こりに悩まされています。

肩や頚部の筋肉が凝っていることで、頚部の動脈が圧迫を受け脳への血流が低下している可能性があります。

すると、脳が酸欠状態に陥り、頭痛・めまいを併発するという場合があります。


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ストレートネックの原因

ストレートネックには姿勢が大きく影響しています。

うつむき姿勢をとることにより、首の生理的前弯が減少していきます。特に長時間のパソコン作業やスマホを操作する方は注意が必要です。

うつむき姿勢により首の前方への傾きの角度が増すことで、頚部の後ろの筋肉に過剰な負担がかかります。

例として、通常の姿勢でも頭の重さにより頚部には4〜5kgの負荷がかかっています。

これが、傾きが60度にまでなると最大27kgという大きな負荷がかかると言われています。


姿勢以外での要因としては、スポーツによるものが多くみられます。

バレエなどの姿勢矯正を行うもの。

ラグビーや格闘技など、頭頸部の接触、強い衝撃が加わるスポーツをしている場合に生じることがあります。

また、冬に人気のスキーやスノーボードによる転倒で、頚部に衝撃が加わり、ストレートネックに陥る可能性があるため注意が必要です。


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ストレートネックの対策

姿勢の見直し

ストレートネックの大きな要因は不良姿勢となります。

下を向いて作業することが多い、寝る際に枕を高くして寝る習慣がある場合は一度見直してみる必要があります。

姿勢を修正する際は、頭部が頚部より前に出過ぎないように意識することが重要となります。

体幹を鍛える

頭頸部を支えている、体幹部分の支持性が低下していると姿勢が崩れてしまう場合があります。

体幹が弱っていると、猫背や方杖をついたりという形で姿勢が崩れてしまいます。

下腹に力を入れる、腹式呼吸を意識するなど日常生活の中で意識的に体幹を使用するようにしてみましょう。

ストレッチ

仰向けになり、首の下にバスタオルを丸めたものを挟んで頚部の生理的前弯を促すようにします。

この時、痛みが出ない範囲でタオルの高さを調節しましょう。

この姿勢で両手を組み、頭と足の方向へ交互に上げ下ろしします。

または、ラジオ体操の深呼吸をするように、両手を大きく動かすことで、肩や肩甲骨周りの筋肉をほぐします。

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頭を動かした時のめまい

めまいには、浮動性のものと、回転性によるものの2種類があるとされています。

頭を動かした際にめまいが起こる場合、後者の可能性が高いと考えられます。感覚としては、ぐるぐると目が回るようなめまいが起こります。


原因には耳にある器官の異常が考えられます。

少ないですが脳の影響をうけることもあります。


回転性のめまいが生じた際に30秒程度安静にすると治る場合は、良性発作性めまい症と考えられます。

耳の中には、耳石という平衡感覚に影響する器官があります。

この耳石が、三半規管の中を移動し刺激することでめまいが生じている可能性があります。

一方、めまいを繰り返し、難聴や耳鳴りを伴う辛い症状に悩まされている場合には、メニエール病が疑われます。

この病気の発症は30代〜40代の女性に多く、性格的な特徴として几帳面、神経質な性格の人がなりやすいとも言われています。

内耳にある内リンパ液が過剰に分泌されることにより、内リンパ腔が腫れる内リンパ水腫という状態になります。

原因には、精神的なストレス、肉体的な疲労や睡眠不足が影響していると考えられています。


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回転性のめまいで気をつけること

すぐに病院を受診する

回転性のめまいが続くようであれば、早い内に病院を受診してみましょう。

メニエール病が疑われる際には、早めの治療がその後の生活に大きく影響します。早期診断、早期治療が受けられることが大切です。

症状が激しい場合

めまいや吐き気が強く現れている場合、まずは安静にすることが大切です。

光や音による刺激は出来るだけ避けるような環境にし、しばらく休んで経過をみてみましょう。

生活の中で気をつける

日常生活で精神的なストレスや疲労を溜め込まないことが重要となります。

バランスのとれた食事、睡眠による十分な休息を取るように心がけましょう。

また、体を動かす際には、急な動きを控えて症状の誘発を抑えましょう。

激しい音やチカチカするもの、細かく動くものを見ることはなるべく控えましょう。

食事においては、コーヒーやタバコなどの刺激物、塩分の取りすぎに注意します。


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まとめ

普段の姿勢による影響や耳の異常により、頚部の痛みやめまいが生じている可能性があります。

日頃、自分がどのような姿勢をとりやすいかなどを把握しておくと、事前に予防できるかもしれません。


また、ぐるぐると目が回るようなめまいが続くようであれば、早めに病院を受診し、必要な治療を受けることが重要となります。


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