喉のかゆみと止まらない咳!風邪ではない原因と注意点!
喉は会話や食事など日常生活の様々な場面で使用しています。
そのため、喉のかゆみや、長引く咳があると辛いものです。
最初はただの風邪かと思っていても、症状がいつまでも続くと風邪とは違う気がしてきて、原因が気になります。
人によっては、朝晩などの決まった時間に症状がひどくなることもあるかもしれません。
そこで、この記事では気になる喉のかゆみと咳の原因について解説していきます。
アトピー咳、アレルギー
約8週間以上続いている咳は慢性のものが多く、特に乾燥した咳が続いているような場合はアレルギー性のものが疑われます。症状が年中現れている場合、ペットやハウスダストの影響を受けている可能性が考えられます。
症状が一定の期間である方は、花粉症になっているかもしれません。
花粉症になると鼻や目がムズムズして痒い、鼻水や涙が止まらないなどの症状が起こります。
同じような反応が喉や気管でも起こることが多くあります。
春先にはヒノキやスギ花粉、初夏にはイネ科、秋にはキク科、ブタクサなどの花粉が飛散します。
気候の違いから飛散時期も異なり、九州では1月頃から、東北では3月上旬頃からと地域によって差があります。
症状が通年でなく、花粉症でもなさそうな場合、食べ物の影響を受けているかもしれません。
これを口腔アレルギーと言うこともあります。
主に果物やナッツ類でアレルギー反応を起こす方が多くいます。
例えば、メロンやリンゴ、オレンジなどの柑橘類を食べた後に喉周辺の痒みがあるようであれば、疑ってみる必要があります。
アレルギー反応は重度になると、アナフィラキシーショックといい生命に危険が及ぶ状態に陥ることがあるため、心当たりのある方は、耳鼻咽喉科を受診し、アレルギー検査を受けてみても良いかもしれません。
関連記事:寝ると喉がかゆい原因は?アレルギー反応への対処法は?
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喘息咳
慢性的に咳が続く気管支の病気であり、一般的な喘息同様、気道が狭くなり、刺激に過敏になり咳が誘発されて起こります。一方、喘息でおこるゼーゼー、ヒューヒューとする喘鳴はなく、朝や夜に出やすいといった特徴があります。
また、乾いた空咳や喉のイガイガ感を伴うことがあります。
風邪を引いた後に、咳だけ長引いて起こることがありますが、それだけではなく、疲労やストレス、寒暖差などにより生じるとされています。
関連記事:咳き込むとヒューヒューと音がするのはなぜ?4つの原因を解説!
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マイコプラズマ肺炎
深夜から早朝にかけて発作的に咳が出る場合、マイコプラズマ肺炎を疑います。名前の通りマイコプラズマという細菌により、咳や鼻炎症状、発熱を起こします。
初期は発熱や全身の倦怠感を伴い、咳は発症後3〜5日以降に現れることが多く徐々に強くなり解熱後も長引き、3〜4週間かかる場合があります。
また、就寝前の深夜から早朝にかけては体温が下がりやすく、ウイルスや最近が活発になるため症状が現れやすいと考えられます。
関連記事:軽い咳が続く原因は?2つの重篤な病気を徹底解説!
肺結核
結核菌という細菌が肺に感染しておこる病気であり、人から人へと感染するとされています。かつては国民病と言われていましたが、薬物治療が確立し患者数は激減しています。
症状には咳以外に痰、時には血混じりの痰が出る場合があります。
発熱や倦怠感、体重減少などの症状も伴います。
放置すると重症化する恐れがあり、また、薬物治療で改善は図れますが、高齢者や免疫が低下している方の場合は再発のリスクが残る病気です。
気になる症状があれば、可能な限り人との接触は控えて、早急に医療機関を受診し治療を受けましょう。
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喉かゆみ・咳の予防と解消法
加湿する
主にうがいやマスクで喉を加湿することが大切です。また、うがいの際はうがい薬や抗菌作用が期待できる緑茶などで行うことも良いでしょう。
喉のかゆみが酷いようであれば、市販の喉スプレーを使用し清涼感を得られると軽減することがあります。
喉の加湿に合わせて、部屋の空気を調整することも重要です。
乾燥する時期は特に、加湿器をたき部屋の湿度を保つことで喉に優しい環境を作りましょう。
加湿器がない場合は、濡れタオルや洗濯物の室内干しで調整しましょう。
また、定期的に換気をすることもハウスダストや菌の充満の予防になります。
食べ物で改善
基本的には体を温める食べ物が喉や咳にも良いとされています。生姜湯や大根おろしの出汁、はちみつなどを使用して飲み物や食事をとる方法があります。
生姜湯が苦手という方は、ホットポカリで作ると飲みやすくおすすめです。
またポカリは、ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウムが含まれており、電解質の補給や脱水予防にも良い健康飲料となります。
注意したいのは、カロリーがあるため、美味しくて飲み過ぎてしまわないように気をつけましょう。
関連記事:空咳が続く原因は喘息ではない!注意したい病気と対処法!
まとめ
喉の違和感や咳が続くと、常に気になり辛いものです。原因にはアレルギーや感染症、場合によって日々のストレスや疲労が影響していることもあります。
うがいやマスク、食事に気を使うことで症状を予防していくことが大切です。
また、感染症を疑う症状がある際には早い段階で医療機関を受診し必要な検査や治療を受けることが改善の近道となります。
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