背中が痛い!特に左側がズキズキする原因を解説!

背中が痛い!特に左側がズキズキする原因を解説!

背中


背中の左側が痛い悩みの方が多くいます。

多くの場合は骨や関節、筋肉が原因になっていることが多いです。

これは、肩甲骨から腰部までの姿勢を維持するための筋肉に過剰な負担がかかっていることが原因です。


痛みが一時的な場合は良いのですが、一日中続く場合は左側にある臓器の具合が悪い可能性があります。

例えば、心臓、胃、膵臓(すいぞう)など体の左側に位置する内臓の病気が原因で背中の左側にズキズキとした痛みが出ていることが疑われます。


この記事では、これら背中に痛みが出る病気や症状について書いていきますので参考にして下さい。

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狭心症

狭心症はどんな病気

休みなく働く心臓の筋肉へ血液を送る冠状動脈の内腔が動脈硬化によって狭くなったりすると、心筋へ血液が十分に送れず、心筋細胞が酸素不足におちいり胸の痛みや圧迫感が生じます。


虚血性疾患の一つですが普通は、動いたときに起きる労作性のことが多いですが、安静時に起きるものもあります。

狭心症の症状

背中の左側の痛みやみぞおちから左胸にかけて胸の痛み、胸から喉にかけての痛み、または左肩、左腕などの痛みなどが主な症状です。

また、動悸・息切れ・呼吸困難、不整脈、頭痛、吐き気・嘔吐などの症状もでます。


普通は労作時に起こり、急ぎ足や階段、坂道の歩行時、押し付けられているような圧迫感が生じます。

息切れとして自覚される場合もあり、一般的に痛みの場所はあまりはっきりしません。


少し休むと収まる特徴があり、持続時間は数十秒から数分です。
  

狭心症の原因

動脈硬化によるものが多いです。

動脈硬化を引き起こす理由としては、加齢、喫煙や高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満といった生活習慣によることが挙げられます。

  • 冠動脈が局所的に狭くなり、血液の流れが悪くなる。

  • 冠動脈が部分的に痙攣し冠動脈の内径が急に狭くなり、血流が障害される。
この二つは、症状の性質は同じですが発生する状況がことなります。  

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心筋梗塞

心筋梗塞はどんな病気

心臓に栄養を与える「冠状動脈」が完全につまってしまい、心臓に血液が送れなくなって心臓の一部の組織が死んでしまう病気です。

最悪の場合は、命の危険すらあります。


発病後数時間から数日が生死の分かれ目になりますので、家族や周囲の人は、出来るだけ落ち着いて判断・対処しなければ成りません。

心筋梗塞の原因

心筋梗塞の原因は動脈硬化が進行することによって、血管内の脂肪などの固まりが破れて血栓ができることにあります。


何の前触れもなく突然発病するケースは約半分ですが、残る50%前後の人は数日ないし数週間前から、前兆としての狭心症の発作を経験しているものです。

狭心症・心筋梗塞の予防

食事、喫煙、運動、ストレスなどによって影響されます。

動物性の脂肪をとりすぎると血栓ができやすくなります。

日々の生活習慣が大きく影響してきますので規則正しい生活と食生活に気をつけて下さい。


関連記事:胸の圧迫感と息苦しい感じが続く!原因を解説!

胃炎

胃炎はどんな病気

食物、薬、細菌などの刺激によって胃に炎症が起きたものが「胃炎」です。

慢性と急性の二種類に分かれます。

急性胃炎は、ストレスやお酒の飲み過ぎなどの急な原因を受けてから短期に症状を起こし、原因を取り除くと回復しやすいのが特徴です。

慢性の場合は、腹痛など胃の状態が悪くなるまで気付かないことも多いものです。

胃炎の症状

急性胃炎は炎症は赤くなる程度のかるいものから、むくみ、ただれ・などさまざまです。

主な症状は上腹部の痛み、吐き気、嘔吐などで、急激に起こります。


慢性胃炎は中にはほとんど何も感じないという人もいますが、慢性胃炎になると主に胃の違和感や不快感、食欲不振、倦怠感などの症状が見られるようになります。


急性・慢性ともに背中に違和感を感じる場合もあります。

胃炎の原因

急性胃炎は暴飲暴食や刺激性食品のとり過ぎ、アスピリンなどの薬物の使用、食中毒を起こす細菌などによって胃粘膜に炎症が起こります。


慢性胃炎は、何と言ってもストレスが一番大きな要素なのです。ピロリ菌の感染が影響していることも、わかっています。


関連記事:みぞおちを押すと痛い原因は?その違和感、4つの病気を確認して!

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膵炎

膵炎とはどんな病気

膵炎とは、膵臓が何らかの原因で炎症をおこした状態です。

膵炎の原因

膵炎の原因として最も多く考えられるのは、アルコールの飲み過ぎですが、胆石によることもあります。

膵炎の症状

膵炎の症状で一番多いのが、みぞおちから左上腹部の痛みで、その痛みが背中に広がることもあります。

痛みの程度は人それぞれですが、食後やお酒を飲んだ後におこることがしばしばあります。


その他の症状では、吐き気、嘔吐、膨満感、発熱、食欲不振などがありあます。

痛みのある場所を押すと痛く、押すとお腹が固くなる特徴があります。


膵炎になった場合、アルコールが原因の場合は基本的にはアルコールは禁止です。

胆石が原因の場合は胆嚢摘出術などを受ける必要が出てきます。


膵炎は重症化すると、命にかかわる大変危険な病気ですので十分な注意が必要です。


関連記事:背中の圧迫感と息苦しい症状が続く!原因や注意したいこと

まとめ

この記事では背中の痛みの中でも、左側の痛みの原因となる病気について書いてみました。

痛みが一時的なものであれば良いのですが、内臓の疾患が原因で慢性的な場合は命にかかわる可能性も高いので、背中の痛みは決して侮ることはできません。


まずは、背中の骨や神経に異常がないかを確認し、特に異常が確認できない場合は、内臓の疾患を疑う必要があります。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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