首の横のしこりが痛い!大きくなる前に原因をチェック!

首の横のしこりが痛い!大きくなる前に原因をチェック!

首


最近、首がなんだか凝ったなぁと思って首を触った時に、ぐりぐりした「しこり」があることはありませんか。

その「しこり」を押すと気持ちいい感覚になったり、痛くなったり、押しても何も感じないときもあります。

この「しこり」はいったい何なんでしょうか?

女性で胸の辺りにしこりがある場合は、乳がんが疑われるとTVなどで紹介されていますので、首にできたしこりも何かの病気なのでは?と心配になるかと思います。

そこでこの記事では、首の横にできたシコリについて解説していきます。

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首が痛む原因は?

肩こりならよく耳にしますが、首のこりなんて自分にはあまり関係のないことだと思っていませんか。

例えば、朝起きたときに首が痛むと「寝違えた」と思うことは多いでしょう。


首は、複雑な仕組みをしており、首の両側が同時に痛むことは少ないです。

いつも同じ方が痛む人が多いのは、利き腕が関係しています。

例えば、何か物を見るときや何か作業をするとき、食べ物を噛むときも、人は効き手側の法を良く使います。

右側が利き手、利き足の人は、カバンを持ったり物を噛むときに動かす顎も、右側を使うことが多く、左側が利き手利き足の人は、左側を良く使います。


これらは、ずっと使っていると、やはり身体に疲労が溜まったり、歪みの原因となります。

首は、とても繊細なので、少しでも疲れたと感じたら、痛みとなって現れます。これがいわゆる「首のこり」というわけです。

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首の横に出来る「しこり」の正体は?

首のこりについて解説しましたが、しこりがある場合は一体どの様なことが考えられるのでしょうか?

ここからは、しこりについてみていきましょう。

急性リンパ節炎

首周りには、多くのリンパ節がありますので、首にできたしこりはリンパの腫れである可能性が高いです。

ただ、一言に「リンパが腫れている」とっても、場所も症状も様々です。以下に、リンパが腫れる原因や対処法を見ていきます。

虫歯
虫歯は、首のリンパが腫れる原因になります。

虫歯を早期発見し、すぐに治療を行うことが出来れば問題ないのですが、虫歯を放置していると、その虫歯が化膿してしまい、炎症が広がっていき、首のリンパが腫れたり、時には耳に痛みが生じます。

特に首周りのリンパが腫れるのは、親知らずを放置している場合や、奥歯の虫歯が原因の場合が多いです。

よく「親知らずを抜くと肩こりがマシになるよ」と言われるのも、これが関係しています。

虫歯の予防
虫歯にならないための予防としては、ずばり食後や寝る前、寝起きにきちんと歯磨きを行うことです。

歯磨きを行っても虫歯になったりする人は、上手に歯を磨けていないことがあるので、病院に行ってきちんとした歯磨きの方法を教えてもらいましょう。



関連記事:白い虫歯もある!黒くない場合の発見方法や症状を徹底解説!

風邪
マスク


季節に関わらず、体の免疫力が低下しているときなどに、風邪ウイルスが身体に侵入し、風邪を引くことがあります。

風邪を引くと、ウイルスの侵入が原因で、首のリンパが腫れることが多くみられます。首のリンパが腫れるほとんどの原因は、この風邪ウイルスによるものです。

子供が首のしこりを訴えたとき、最も多いのはこれになります。風邪やインフルエンザなどが原因です。

ウイルスによりリンパが腫れたときの対処法
しっかりと栄養と休養を行い、体調管理をしていれば風邪を引くことは少ないのですが、忙しい毎日を送っている現代人には、難しい問題です。

それもで、風邪を引いてしまい、首のリンパが腫れてしまったときは、まず睡眠時間をしっかり確保し、ゆっくりと体を休めましょう。


睡眠不足は、免疫力低下により風邪ウイルスの侵入を容易にするだけでなく、寝不足から普段の日常生活においても様々な弊害が生じやすくなります。

そして、水分補給をしっかりと行うことも大切です。

水分不足は、リンパの流れを滞らせ、リンパの腫れを助長する可能性があります。

水分補給を行うことで、身体に入った水分がリンパの流れを良くし、腫れを鎮める効果があります。

そして、首のリンパが腫れている部分を触った時に、少し熱っぽさを感じたら、それはリンパが腫れて炎症を起こしている状態ですので、冷たいタオルや、熱を冷ますシートや冷湿布などを使用し、患部をしっかりと冷やして炎症を抑えることが重要です。

風邪は、身体が疲れているというサインなので、このような症状が現れたら、無理をせずしっかりと体を休めましょう。



関連記事:風邪をひいたら目が痛い?原因は別の病気もあるので要注意!

肩や首の凝り
近年、スパートフォンの普及や、パソコンを使用する時間が増えていることから、姿勢が悪くなり、肩や首が凝ることが大変多くなっています。

肩や首が凝るとリンパが腫れてしこりができる事があります。

これは、長時間同じ姿勢を維持し続けたり、前傾姿勢を維持することで、本来リンパを流す力のある筋肉が動かずに固まってしまい、リンパの流れが悪くなり、リンパが流れることで一緒に流れるはずの疲労物質が、その場に留まってしまうことが原因です。

首周りのリンパがうまく流れず疲労物質が蓄積されると、腫れや痛みが現れるようになります。これがいわゆる「肩こり」や「首のこり」と言われるものです。

肩凝りや首の凝りの対処法
まず、正しい姿勢を意識するようにこころがけましょう。

前傾姿勢になりパソコンを使用していたり、足を投げ出し自分にとって楽な姿勢でスマートフォンを操作していたりしませんか。

その楽な姿勢が、実は身体には良くない姿勢であり、肩こりや首の凝りの原因となってしまいます。

背筋を伸ばし、正しい姿勢を意識しましょう。

そして、長時間同じ体制でいることは、筋肉が動かなくなり、リンパの流れが悪くなりますので、定期的にストレッチなどを行い、肩や首の筋肉をほぐしてあげましょう。


体を伸ばしたり、肩や首を回したりすることで、筋肉がほぐれやすくなります。

これは、30分から1時間に一度は行うことが大切です。

また、凝り固まった筋肉は、蒸しタオルや入浴などで患部を温めて、血行を良くすることで疲労物質が除去されます。

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悪性リンパ腫

リンパが腫れていても、数日で腫れが治まるようであれば、問題ないですが、腫れが治まらず、むしろしこりが大きくなる場合は、大変危険です。


しこりが大きくなる場合は、悪性リンパ腫というガンである可能性があります。

悪性リンパ腫とは、血液のガンを指し、症状は風邪のときとよく似ています。

発熱や首のしこりなど、初めはガンだとは分からないことが多いです。

悪性リンパ腫のよるしこりは、急性リンパ節炎のしこりと違い、痛みがなかったり、しこりが日に日に大きくなり弾力性があるのが特徴です。

悪性リンパ腫は、風邪の時と似たような症状に加え、全身の疲労感、体重減少、貧血や異常な汗なども症状として現れます。


「風邪っぽいけど妙にしんどいし、体重も落ちてきたなぁ」と思ったら、早急に医師の診察を受けてください。悪性リンパ腫は、他の身体部分へ転移しやすく非常に危険なガンなので、早期発見、早期治療が重要です。



関連記事:頚部に硬いしこりができる原因3つ!痛くない場合でも要注意!

脂肪腫

子供


これは、しこりに痛みがないのが大きな特徴です。

脂肪腫は良性腫瘍であり、文字通り「脂肪の固まり」なので、命の危険性はありません。

しかし、これも大きな人だと10cmほどになるケースもあります。

この場合は、脂肪腫を切除する外科手術が必要となりますので、形成外科を受診するのが良いです。



関連記事:リンパ節のしこりと発熱の原因は?気になる3つの病気を解説!

滑液包炎

これは、スポーツをしている子供に多く見られます。

スポーツによる身体の酷使などが原因で、体内の滑液が増加し、それが首にしこりや炎症を引き起こします。

これは、とにかく痛いのが特徴です。

また、頭痛や肩に激痛が生じることもありますので、とにかく痛む場合は、小児科や形成外科、皮膚科などの受診をお勧めします。



関連記事:リンパ節が腫れているが痛みなし!原因は病気の初期症状なの?

まとめ

一言に「首のしこり」と言っても、様々な症状があり、中には命の危険性に襲われるものもあります。

決して自己判断せずに、すぐに病院の診察を受けてください。

首のしこりは、それが良性であっても、身体が疲れているサインであることを受け止め、しっかりと休養をとるように心掛けましょう。



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